Apitor Robot Xの口コミ・レビュー【レゴとの違いも】

4.5
Apitor Robot Xの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

ブロックを組み立ててロボットを作るプログラミングおもちゃの王道は「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」ですが、廃盤になり、価格が高騰しているのが残念ポイント。

その代わりになるちょうどいいプログラミングおもちゃが「Apitor Robot Xアピター ロボットX」です。

レゴブロックと互換性のあるブロックでロボットを自由に作れるにも関わらず、「レゴブースト」よりも7,000円くらい安いです。

しかも、ブロックが600個も付属する上に、12種類の作例があり、スペックだけ見てもかなりお得なことがわかります。

というわけで本記事では「Apitor Robot Xアピター ロボットX」の遊び方から、ネット上の口コミレゴブーストとの比較・互換性までエンジニア目線でレビューしていきます!

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メリット
  • 作例が豊富(12種類)
  • 教材が豊富(12レッスン)
  • レゴブロックと互換性がある
  • モーターが3個付属(2種類)
  • 類似品に比べて低価格
デメリット
  • 組立時にブロックを探し出すのが大変
  • プログラミングが難しい
  • 電池が取りにくい
  • ブロック外しの使い勝手がイマイチ
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Apitor Robot Xの基本情報

Apitor Robot Xアピター ロボットX」はビジュアルプログラミングソフトでプログラミングするブロックタイプのプログラミングおもちゃです。

商品名 Apitor Robot Xアピター ロボットX
メーカー Apitor Technology Co., Ltd.
ブランド Apitor Robot
参考価格(税込) 13,000円
対象年齢 8歳以上
使用電池 単3電池×3本(別売)
必要な工具 ドライバー(電池ボックス開閉用)
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 アプリにチュートリアルあり
マイコン 種類(付属/別売) オリジナル(付属)
プログラム書込み 不可
入力装置 ハード 赤外線センサー、カラーセンサー
デバイス マイク
出力装置 ハード DCモーター×3、LED×2
デバイス スピーカー、ディスプレイ
デバイスとの接続方法 Bluetooth
パーツ数 600
デバイス パソコン 不可
タブレット 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
スマホ 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
ブラウザ 不可
インターネット接続 初回のみ必要
プログラミング方法 ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ)
プログラミングソフト Apitor Kit
プログラミング言語 Scratch(XML、JavaScriptに変換可能)

このおもちゃでできること

できることは下記のような「12種類のロボットプログラミング」です。

  • 12種類のロボットに組み換えて操縦する
  • 8種類のロボットに組み換えてプログラミング
  • オリジナルのロボットを作ってプログラミング

ブロックは600個もあるので、自由な発想でロボットを作ることができますよ。

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングします。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合

アプリ内の組み立て説明書はインターネットに接続しないと使えませんでした。

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合:不可

オフラインでも使えるので、安心してお子さんの勉強に使えますね。

Apitor Robot Xの内容物

まずは、パッケージから。

説明書と各パーツが入っています。

では、内容物を見ていきましょう!

内容物一覧の1枚目です。マイコンやモーター、センサー類です。

あとはブロックパーツです。

主要なパーツを説明しますね。

まずは、メインコントロールユニットです。ブロックを取り付ける凹凸やLEDがあります。

天面にはモーターやセンサーを取り付ける端子があります。

こんな感じで形が決まっているので、初心者でも間違える心配がありません。

動かすには単3電池×3本(別売)が必要です。

また、電池蓋を閉じるにはプラスドライバーが別途必要です。

ネジは、なぜかブロックパーツの袋に入っていたので、紛失注意です。最悪、ネジ止めしなくても、そんなに問題ないんですけどね。

モーターは2種類あります。

こちらは「高速モーター」です。左右に2つのモーターがあり、それぞれ別々に回転します。

「高速モーター」という言い方は初めて聞きました。2つのモーターで速度が違うことを表したいのでしょうか?

こちらは「低速モーター」です。

赤外線センサーです。これは物体が近くにあるかどうかを検知できます。

「近くに物体があれば停止する」とか「床が途切れたらバックする」といったプログラムを作れますよ。

カラーセンサーです。色を識別できます。

ブロックの色に応じて鳴らす音を変えるようなプログラムを作れますよ。

最後は説明書です。基本的な解説があります。

また、作例の1つの「レーシングカー」の組み立て説明書だけ・・あります。

他の作例は専用アプリ内にあります。あっ、レーシングカーもあります。

Apitor Robot Xの遊び方・レビュー

組み立て方

組み立ては概ね簡単です。工作に慣れている私ですが、組み立て自体はゆっくり作っても1時間50分くらいでした。

組み立ては専用アプリ内の説明書を見ながらおこないます。

若干、レゴブロックに比べて固い気がします。とはいえ、ほぼほぼレゴブロック感覚で遊べます。

ただ、レゴブロックと違って使用するブロックが袋にまとまっていないので、こんな感じで事前に仕分けてから組み立てました。何のために袋に番号が書いてあるのか不明です。。。

Seriaやダイソーで購入できるSikiriケースが便利ですよ。

そして、出来上がったものがこちら!戦士です。右腕に斧、左腕に盾を装備しています。

後ろはこんな感じ。

正面にはカラーセンサーを搭載しています。

検知した色に応じて動きを変えることができます。

後ろもブロックがぎっしりなので、電池交換が大変です。

底面には赤外線センサーがあります。

このセンサーを使えば、床に書いてあるラインに沿って走ることができます。

腕が動かせて、頭部はモーターで回転します。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

けっこう大きいです。

デバイスとロボットの接続

デバイスとロボットはBluetoothで接続します。

  1. ロボットの電源をONにする
  2. アプリから接続をタップする

これだけです。ストレスなく接続できましたよ。

ロボットの操縦方法

アプリのコントローラーを使ってロボットをリモコン操縦することができます。

こんな感じで操縦できます。

とりあえずロボットを動かしてみたいときに使うアプリです。

ロボットのプログラミング方法

プログラミングはあらかじめ用意されたブロックをつないでプログラムを作る方法です。Scratchベースのソフトですね。

サンプルプログラムがありますが、基本的に自分で自由にプログラミングします。

サンプルプログラムはライントレースプログラムと言って、黒い線に沿って走ります。不思議な動きですよね~。

ライントレースプログラムの仕組みは解説されていないので、プログラムから読み取らないといけません。これはちょっと残念です。
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Apitor Robot Xの作例 ~12種類~

Apitor Robot Xは全部で12種類の作例があります。

 それぞれの作例はこちらからご覧ください

Apitor Robot Xの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを見ていると次のようなデメリットが目立ちました。

  • 組立時にブロックを探し出すのが大変
  • プログラミングが難しい
  • 電池が取りにくい

それぞれ検証したので詳しく解説します。

組立時にブロックを探し出すのが大変

この口コミが一番多かったです。

レゴブロックだと「まずは1番の袋だけで組み立てて、次は2番の袋だけで組み立てる・・・」のように順番に組み立てるようになっているので、パーツを探しやすいです。

ですが、Apitorは、ブロックは小分けされて番号も書いてあるものの、順番に組み立てるようになっていません。

何のために小分けして番号が書いてあるのかよくわかりません。。。

なので、事前にパーツ分けしてから組み立てるのがいいですよ。少なくとも小さいパーツと量が多いパーツは。

私はSeriaやダイソーで購入できる「Sikiriシリーズ」のケースに小分けしました。

プログラミングが難しい

初心者には難しかもです。

ロボットのサンプルプログラムはありますが、基本的には1から自分でプログラムを作らないといけません。

Studuino Liteスタディーノライトは付属のテキストを順番に進めていけば徐々にプログラミングができるように考えてあるんですけどね。。。

ただ、アプリ内に基本的なレッスンがあるので、それで勉強してからロボットを作るという順番なら学習に使えます。

電池が取りにくい

これは私の感想ですが、電池が取り出しにくいです。

こんな感じで奥まっているので、取り出しにくいですね~。

なので、手のひらに叩きつけて取り出しています笑

Apitor Robot Xのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • 作例が豊富(12種類)
  • 教材が豊富(12レッスン)
  • レゴブロックと互換性がある
  • モーターが3個付属(2種類)

いくつか解説しますね。

作例が豊富(12種類)

Apitor Robot Xは全12の作例があります。

これは一番近いプログラミングおもちゃの「レゴブースト」の作例数(9種類)よりも多いです。なので、飽きずに長く遊べるでしょう。

他の作例は下記よりどうぞ。

教材が豊富(12レッスン)

プログラミングに必要な「順次処理、分岐処理、反復処理」を含むこのおもちゃの使い方を1つ1つ順番に解説してあります。全12レッスンあります。

組み立てたロボットを動かすための解説は多くのおもちゃにありますが、プログラミングに必要な考え方をロボットを使って解説するのはなかなかないです。

なので、プログラミングの基本を理解した上で遊べますよ。

レゴブロックと互換性がある

レゴブロックと互換性があるので、お手持ちのレゴブロックと組み合わせて遊ぶことができます。

一応、メーカーとしては「ブロックブランドと互換性があります」とボカしてあります。

Apitor Robot Xは600個のパーツが付属しますが、さらにブロックを追加できるので、お子さんの創造力に驚かされるかもしれませんね。

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Apitor Robot Q、Apitor Robot S、Apitor Robot Xの比較

Apitorシリーズは全3種類あります。

基本的にはパーツ数と作例の違いだけなので、面白そうな作例を見て選ぶといいですよ。

また、パーツ数が増えると対象年齢が高くなります。具体的には下記のとおりです。

商品名 Apitor Robot Q Apitor Robot S Apitor Robot X
価格(税込) 9,900円(参考価格) 11,900円(参考価格) 13,000円(参考価格)
対象年齢 6歳以上 7歳以上 8歳以上
教材 12レッスン 8レッスン 12レッスン
作例数 20 10 12
パーツ数 233 389 600
センサー類 カラーセンサー、
赤外線センサー
カラーセンサー、
赤外線センサー
カラーセンサー、
赤外線センサー×2
モーター DCモーター×2 DCモーター×2 DCモーター×3

特に「Apitor Robot Q」は一番安い上に、作例が20で一番多いです。しかも色合いも明るいので、けっこう楽しいですよ。

 全作例はこちら

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関連Apitor Robot QアピターロボットQ」の詳細レビューはこちら

関連Apitor Robot SアピターロボットS」の詳細レビューはこちら

レゴのプログラミングおもちゃレゴブースト(LEGO Boost)との比較

最後に、一番似ている「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」との比較です。

性能面では「レゴブースト」に軍配が上がるものの、教材や作例、価格などの遊びやすさに関しては「Apitor Robot X」の方がいいですね。

商品名 Apitor Robot Xアピター ロボットX レゴブースト
クリエイティブ・ボックス
メーカー Apitor Technology Co., Ltd. The LEGO Group.
価格(税込) 13,000円(参考価格) 19,980円(希望小売価格)
対象年齢 8歳以上 7~12歳
使用電池 単3電池×3本(別売) 単4電池×6本(別売)
教材 12レッスン なし
作例数 12 9
パーツ数 600 847
センサー類 カラーセンサー、
赤外線センサー
カラーセンサー、
距離センサー、
傾斜センサー
モーター DCモーター×3 サーボモーター×3
デバイス タブレット/スマホ タブレット/スマホ

ただ、レゴブーストは廃盤が決まっており、価格も高騰しているので、今から買うなら「Apitor Robot X」の方がいいんじゃないでしょうか。

関連「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」の詳細レビューはこちら

Apitor Robot Xをおすすめできる人

Apitor Robot Xアピター ロボットX」はプログラミングに触れたことがあって、自由にロボットを作りながらプログラミング学習をしたいお子さんにおすすめです。

完全初心者には難しいかもですが、Scratchなどの無料で遊べるプログラミング教材や他の教材に触れたことがあるお子さんなら十分に楽しめるでしょう。

何と言っても作例が12種類もあるので、ブロックおもちゃ好きのお子さんなら楽しんでプログラミング的思考力を養えますよ。

結論:作例が豊富なブロックタイプのプログラミングおもちゃ

本記事は「Apitor Robot Xアピター ロボットX」をエンジニア目線でレビューをしました。

面白い作例がたくさんあるので、まだまだ遊べそうです。

レゴブーストに似ていますが、それよりだいぶ安いですし、作例も多いので、かなりいいです。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • 教材が豊富(12レッスン)
  • レゴブロックと互換性がある
  • モーターが3個付属(2種類)
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デメリット
  • 組立時にブロックを探し出すのが大変
  • プログラミングが難しい
  • 電池が取りにくい
  • ブロック外しの使い勝手がイマイチ
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