【無料あり】手軽に始められるおすすめビジュアルプログラミング5選

プログラミングおもちゃには様々な種類があるので、お子さんにあったものを選んであげる必要があります。

本記事では「ビジュアルプログラミング方式かつ、ロボットなどのハードウェアを使わないタイプ」のおすすめプログラミングおもちゃ(教材)を紹介します。

このタイプのおもちゃ(教材)には次のような良い点がありますよ。

また、本記事で紹介しているおもちゃはプログラミング歴19年の私が、50種類以上のプログラミングおもちゃ(教材)を実際に遊んで厳選しました。

わりと参考になると思うので、ぜひ最後までご覧くださいm(_ _)m

プログラミングおもちゃ(教材)を選ぶポイント3点

「ビジュアルプログラミング方式かつ、ロボットなどのハードウェアを使わないタイプ」のプログラミングおもちゃ(教材)を選ぶポイントは次のとおりです。

これは、実際に同じタイプの教材・おもちゃを複数遊んで比べてみてわかったことです。

ポイント①：プログラミング方法の解説

プログラミング方法を解説している資料や教材があるかどうかも大事です。

ポイント②：作れるプログラムの自由度

好きなようにプログラムを作れるものもあれば、ゲームを攻略するプログラムを作ることしかできない教材もあります。

基本的には好きなようにプログラムを作れるものがいいのですが、作りたいものが無い場合はゲームを攻略するプログラムを作ることからプログラミングを始めることは”あり”です。

ポイント③：汎用的か専用的か

汎用的とはそのプログラミングおもちゃで学んだこと(プログラミング言語やソフトの使い方)を、それ以外のプログラミングに直接活かせるということです。

一方、専用的とはそのプログラミングおもちゃで学んだこと(プログラミング言語やソフトの使い方)を他のプログラミングに直接的には活かせません。

ビジュアルプログラミング×ハードウェア不要型のプログラミング教材・おもちゃ5選

50種類以上レビューした中から上記のようなプログラミング教材・おもちゃを5つ厳選しました。完全無料で遊べるものもが4つもありますよ。

簡単にまとめると次のとおりです。

それでは1つずつ見ていきましょう！

Scratch

「Scratchスクラッチ」はブロックを組み立てるようにプログラムを作ることができるプログラミング言語です。そして作った作品を共有することができるオンラインコミュニティでもあります。

このソフトでは下記のようなことができます。

Scratchでプログラミングできるロボットは下記にまとめているので、興味がある方はあわせてご覧ください。

Scratchの基本的な遊び方は「スプライト(イラスト)を動かすためにプログラミングする」ということです。これを認識しておくとScratchを理解しやすくなります。

下記のようなボールを跳ね返すプログラムを作ろうと思ったら、ボールとバーそれぞれのスプライトをプログラミングします。

▼ボールのプログラム

▼バーのプログラム

また、数は少ないですが動画によるチュートリアル(使い方説明)があります。

関連「Scratchスクラッチ」の詳細レビューはこちら

Microsoft MakeCode for micro:bit

「Microsoft MakeCodeマイクロソフト メイクコード for micro:bitマイクロビット」は教育向けマイクロコンピューター(マイコン)の「micro:bitマイクロビット」をプログラミングするための統合開発環境です。

このソフトでは下記のようなことができます。

micro:bitは手のひらサイズの小さなコンピューターでして、LEDディスプレイがあったり、端子に接続したモーターやセンサーを制御できたりします。

このソフトの基本的な遊び方は「micro:bitを動かすためにプログラミングする」ということです。

プログラミング方法は簡単で、ブロックを組み立てるようにプログラミングするビジュアルタイプのプログラミングソフトです。

ただそれだけじゃなく、エンジニアも使うJavaScriptジャバスクリプトやPythonパイソンでもプログラミングできるんです！

▼JavaScriptでのプログラミング

▼Pythonでのプログラミング

また、シミュレーション機能が充実しており、プログラムを作るとすぐに動作を確認できます。

チュートリアル(使い方説明)は英語のみなものの、種類が多いので勉強になります。

関連「Microsoft MakeCodeマイクロソフト メイクコード for micro:bitマイクロビット」の詳細レビューはこちら

MOONBlock

「MOONBlockムーンブロック」はゲームを作ることに特化しているプログラミングソフトです。

このソフトでは一般的なゲームにあるスコア表示やタイムカウント、敵の出現などが作りやすいようになっています。

このソフトの基本的な遊び方は「パペット(イラスト)を動かすためにプログラミングする」ということです。これを認識しておくとMOONBlockを理解しやすくなります。

例えば主人公が敵を倒すゲームを作ろうと思ったら、主人公と敵のパペットを追加して、それぞれの動きをプログラミングします。

▼主人公のプログラム

▼敵のプログラム

残念なのは説明が一切ない点ですが、ゲームでおなじみの機能を作りやすいようになっているので、ゲームが好きなお子さんなら作るプログラムをイメージしやすいでしょう。

なので、「MOONBlockムーンブロック」は一般的なゲームを作ってみたいお子さんにおすすめです。

関連「MOONBlockムーンブロック」の詳細レビューはこちら

Blockly Games

「Blockly Gamesブロックリーゲーム」はゲームを攻略するためにプログラミングするソフトです。ゲームは全部で8種類あります。

このソフトでは全8種類のゲームを攻略するためにプログラミングします。

例えば、「迷路」はスタート地点からゴール地点まで進むようにプログラミングするゲームです。

また、「鳥」は虫を捕まえて巣まで戻るようにプログラミングするゲームです。

そして、最後の2つの「ポンド」と「ポンド・チューター」はブロックプログラミングだけでなく、エンジニアも使うJavaScriptジャバスクリプトによるプログラミングもあって、エンジニアでもやりごたえがあります。

なので、「Blockly Gamesブロックリーゲーム」は作りたいプログラムは無いけどプログラミングを体験してみたいお子さんにおすすめです。

関連「Blockly Gamesブロックリーゲーム」の詳細レビューはこちら

Osmo Coding Starter Kit

「Osmo Coding Starter Kitオズモ コーディング スターターキット」はブロックを並べてプログラムを作り、iPadで読み取ることでゲームをクリアする斬新なプログラミングおもちゃです。

このおもちゃはゲームをクリアするためにプログラミングします。なので、「プログラミングに興味はあるけど、作りたいものは無いよ」という方にぴったりです。

そのゲームは次の３種類です。

例えば、上級のコーディング・デュオはこんな感じで二人のキャラクターを連携させながら、ゴールまで導きます。

プログラミングはこんな感じでして、命令ブロックを並べて、それをiPadのカメラで読み取るだけです。

命令ブロックは矢印を回転させることでキャラクターが進む方向を変えられます。

なので、「Osmo Coding Starter Kitオズモ コーディング スターターキット」はパソコンやタブレットの操作に慣れていないけどしっかりとプログラミングをやってみたいお子さんにおすすめです。

関連「Osmo Coding Starter Kitオズモ コーディング スターターキット」の詳細レビューはこちら

まとめ：お子さんにあったものを選びましょう！

以上をおさらいすると、おすすめするプログラミングおもちゃ(教材)は次の5つです。

色々比較しましたが、結局どれを選べばいいか迷いますよね。なので、簡単にまとめると次のとおりです。

上記のとおりです。Osmo以外は完全無料なので、気軽に挑戦してみてはどうでしょうか？

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)