ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
家庭でのプログラミング学習にはプログラミングおもちゃが活躍します。
その中でも「プログラミングロボット ダッシュくん」は英語とプログラミングを同時に勉強できます。
遊び方は簡単です。箱から取り出したら、パソコン(PC)やタブレットでプログラムを作り実行するだけです。
というわけで本記事では、「プログラミングロボット ダッシュくん」を遊ぶのに必要なものから対応デバイス、ネット上の口コミまでエンジニア目線でレビューしていきます!
- 動きがなめらか
- ロボットから音声が鳴る
- 回転の精度が高い
- チュートリアルが多い
- 拡張キットが販売されている
- アプリは全て英語
- アプリが使いにくい(わかりにくい)
- 先に進めないと命令が増えない
- 広い場所が必要
- 高価格
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんの基本情報
「プログラミングロボット ダッシュくん」はビジュアルプログラミングソフトでプログラミングする、箱から取り出したらすぐに遊べる完成品タイプのロボットです。
商品名 | プログラミングロボット ダッシュくん |
メーカー | Wonder Workshop, Inc. |
ブランド | Dash |
参考価格(税込) | 30,999円 |
対象年齢 | 6歳以上 |
使用電池 | 内蔵バッテリー |
必要な工具 | なし |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | アプリに付属(ただし、全て英語) |
マイコン | 種類(付属/別売) | オリジナル(付属) |
プログラム書込み | 不可 | |
入力装置 | ハード | 赤外線受信機、近接センサー×3、加速度センサー、ジャイロセンサー、 マイク×3、ボタン×4 |
デバイス | マイク | |
出力装置 | ハード | 赤外線送信機、LED×4、サーボモーター×3、スピーカー |
デバイス | なし | |
デバイスとの接続方法 | Bluetooth |
デバイス | パソコン | 不可 |
タブレット | 【オフライン】Android/iOS/Fire OS 【オンライン】不可 |
|
スマホ | 【オフライン】Android/iOS 【オンライン】不可 |
|
ブラウザ | 不可 | |
インターネット接続 | 初回のみ必要 | |
プログラミング方法 | ビジュアルプログラミング (ブロックを組み立てるタイプ)(アイコンをつなげるタイプ) |
|
プログラミングソフト | ・Path ・Blockly ・Wonder |
|
プログラミング言語 | Blockly |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「センサーを使うプログラミングや移動のプログラミング」です。
- ロボットを前後左右に移動させる
- 音声に応じて進む方向を変える
- 近接センサーを使って障害物を避けながら進む
- 障害物を検知すると音を鳴らす
また動きがなめらかなので、見ていて面白いですよ。
このおもちゃで遊ぶ時の環境
このおもちゃはプログラミングソフトをダウンロードする際にインターネット接続が必要です。その後はインターネットに接続する必要はありません。
▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合:不可
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合
では、内容物を見ていきましょう!
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんの内容物
まず、箱はこんな感じです。
中はこんな感じです。
というわけで内容物一覧です。
本体の前から見ていきましょう。結構色々なセンサー類を搭載しています。
後ろからです。
正面から。モノアイです。カメラが搭載されているわけではありません。
背面から。
天面にはボタンが4個あります。
そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。
充電用のUSBケーブルも付属します。PCやスマホの充電器に接続して充電します。
LEGOブロックを取り付けるアタッチメントです。
こんな感じで、取り付けることができます。
最後に説明書です。これは簡易的な説明書です。
こちらは、もうちょっと詳しい説明書(左)と注意書き(右)です。
それでは、プログラムを作って動かしていきましょう!
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんのレビュー
プログラミング方法
プログラミングソフトは3種類あり、どれも無料で使用できます。
- Path・・・ロボットの軌道を描いてプログラミングするソフト
- Blockly・・・ブロックを組み立てるタイプのプログラミングソフト
- Wonder・・・アイコンをつなげるタイプのプログラミングソフト
それぞれ紹介します。
Path(パス)
Pathはロボットの軌道を描いてプログラミングするソフトです。移動しながら音を鳴らすことができます。
Blockly(ブロックリー)
Blocklyはブロックを組み立てるタイプのプログラミングソフトです。Googleが開発したBlocklyというビジュアルプログラミング言語を利用しています。
こちらもチュートリアルがあります。ただし、説明も命令も全て英語なので、英語が読めないと難しいです。
Wonder(ワンダー)
Wonderはアイコンをつなげるタイプのプログラミングソフトです。
こちらもチュートリアルがあります。こちらも全て英語ですが、アニメーションで解説してくれます。
また、リモコンで操縦するモードもあります。ジョイスティックを動かすように操作します。
ただ、全体的にはちょっと遊びにくいですね~
次はデバイスとロボットを接続して、ロボットを動かしていきましょう!
デバイスとロボットの接続方法
デバイス(タブレットなど)とロボットの接続にはBluetoothを使用します。手順は次のとおりです。
- ロボットの電源をONにする
- プログラミングソフトの接続をタップする
これだけです。ストレスなく一瞬で接続できました!なので、挫折せずにプログラミングに取り組めるでしょう。
プログラムの実行方法
作ったプログラムを動かすにはプログラミングソフトの「実行」をタップするだけです。
以上が、基本的な遊び方です。次は、気になる口コミをみていきましょう!
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんの口コミ・デメリット
ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでしたので、私が感じたデメリットを解説します。デメリットは次のとおりです。
- アプリは全て英語
- アプリが使いにくい(わかりにくい)
- ミッションをクリアしないと命令が増えない
- 広い場所が必要
- 高価格
いくつか解説します。
アプリは全て英語
アプリ内にあるチュートリアルやプログラムの命令は全て英語です。英語に苦手な方には難しいでしょう。(私も苦手です笑)
とはいえ、子供の頃から英語とプログラミングに触れさせたいという方には都合がいいかもです。
アプリが使いにくい(わかりにくい)
アプリ内の命令の分類がちょっとイマイチでして、どこになんの命令があるかわかりにくかったです。
あと、Wonderに関して言えば、条件分岐の設定の仕方がわかりにくかったです。
広い場所が必要
ロボットが結構大きくて移動距離が大きいので、広い場所が必要です。
最初は机の上に置いてプログラミングしていたのですが、誤って落下させてからは床の上でプログラミングすることにしました。
イスに座ってじっくりプログラミングしたい方にはちょっと扱いづらいかなと。
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。
- 動きがなめらか
- ロボットから音声が鳴る
- 回転の精度が高い
- チュートリアルが多い
いくつか解説します。
ロボットから音声が鳴る
ロボットにスピーカーを搭載しているのでロボットから音声や音楽を鳴らすことができます。
意外とスピーカーを搭載しているおもちゃは少ないので、ダッシュくんに愛着が湧いて楽しんでプログラミングできますよ。
回転の精度が高い
わりと指定したとおりに回転できます。90°回転する命令を出したらほぼ90°回転します。
中には90°回転させても110°くらいになるおもちゃもあるので、自分が思い描いたとおりに動くとプログラミングのやりがいがあります。
チュートリアルが多い
全て英語ですが、チュートリアルが多いです。プログラムの作り方から、センサー類の使い方まで順番に解説してあります。
英語が読めれば初心者でも十分に勉強しやすいです。
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんと類似品の比較
最後に、同じビジュアルプログラミングができる車タイプのおもちゃの比較です。
う~ん。価格と機能を見ても「Codey Rocky」の方がいいんじゃないでしょうか?
商品名 | プログラミングロボット ダッシュくん |
Codey Rocky | Edison robot |
メーカー | Wonder Workshop, Inc. | Makeblock Co., Ltd | Microbric Pty Ltd |
価格(税込) | 30,999円(参考価格) | 16,800円(参考価格) | 6,578円(参考価格) |
対象年齢 | 6歳以上 | 6歳以上 | 4歳~16歳 |
使用電池 | 内蔵バッテリー | 内蔵バッテリー | 単4電池×4本(別売) |
教材 | アプリに付属 (ただし、全て英語) |
アプリに簡単な チュートリアルあり |
Webサイトに詳しい説明あり (ただし、英語のみ) |
入力装置 | 赤外線受信機、 近接センサー×3、 加速度センサー、 ジャイロセンサー、 マイク×3、ボタン×4 |
赤外線受信機、ボタン×3、 調節ダイヤル、音声センサー、 光センサー、ジャイロセンサー、 加速度センサー、距離センサー、 カラーセンサー、 グレースケールセンサー |
光センサー×2、 赤外線センサー、 ライントレースセンサー、 音センサー、読み取りボタン、 停止ボタン、実行ボタン |
出力装置 | 赤外線送信機、 LED×4、 サーボモーター×3、 スピーカー |
赤外線送信機、LED画面、 スピーカー、 RGB LEDインジケーター、 DCモーター×2 |
サーボモーター×2、 ブザー、赤外線LED×2、 赤色LED×2 |
デバイス | タブレット/スマホ | PC/タブレット/スマホ | PC/タブレット/スマホ |
プログラミング方法 | ビジュアル | ビジュアル/テキスト | ビジュアル/テキスト |
プログラミングロボット ダッシュ(Dash)くんをおすすめできる人
「プログラミングロボット ダッシュくん」は英語とプログラミングを同時に勉強したいお子さんにおすすめです。
説明だけでなく命令ブロックも全て英語なので、強制的に英語の勉強になります。あと、ロボットの動きがなめらかで、おしゃべりもするので愛着が湧くと楽しんでプログラミングできるでしょう。
私としては「Codey Rocky」の方が圧倒的におすすめです。約1万7千円でこのロボットより高機能で遊びやすいです。
詳しくレビューしているので下記の記事をご覧ください。
結論:英語とプログラミングを同時に学べるロボット
本記事は「プログラミングロボット ダッシュくん」をエンジニア目線でレビューしました。
価格が2万円を切って、日本語の詳しい解説書が付属すれば「あり」なんですけどね。
それでは、プログラミングを楽しんでください(^_^)/~
- 動きがなめらか
- ロボットから音声が鳴る
- 回転の精度が高い
- チュートリアルが多い
- 拡張キットが販売されている
- アプリは全て英語
- アプリが使いにくい(わかりにくい)
- 先に進めないと命令が増えない
- 広い場所が必要
- 高価格
▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)