レゴのプログラミングできるロボットおもちゃにはどんなものがあるのかな? マインドストームとかSPIKEとか色々ありすぎてよくわからない…。自宅でも勉強できるのかな? 教室に通わないといけないのかな?
こんな疑問にお答えします。
- レゴブロックでプログラミングできるロボットおもちゃまとめ【全11種類】
- レゴのプログラミングロボットを購入する方法
- 教材を有効活用する方法【レゴのプログラミング教室もあり】
私は「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」というプログラミングおもちゃを持っているのですが、他にもレゴのプログラミングおもちゃがあるということで気になっていました。
そこで、本記事ではプログラミングできるレゴブロックのロボットおもちゃを全種類まとめていきます!
- レゴブロックでプログラミングできるロボットおもちゃまとめ【全11種類】
- 全11種類まとめ(過去のキットも)
- 詳しく解説
- 【10874】レゴ デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス【廃盤】
- 【10875】レゴ デュプロキミが車掌さん!おしてGO機関車スーパーデラックス【廃盤】
- 【10427】レゴ デュプロデュプロのまち ぼうけんトレイン
- 【10428】レゴ デュプロ デュプロのまち まちのトレイン
- 【45025】デュプロ プログラミングトレインセット
- 【45300】レゴ WeDo 2.0 基本セット【廃盤】
- 【45345】レゴ エデュケーション SPIKE ベーシックセット
- 【17101】レゴブースト クリエイティブ・ボックス【廃盤】
- 【45678】レゴ エデュケーション SPIKE プライムセット
- 【51515】レゴ マインドストーム ロボットキット【廃盤】
- 【45544】教育版レゴ マインドストーム EV3 基本セット【廃盤】
- レゴのプログラミングロボットを購入する方法
- 教材を有効活用する方法【レゴのプログラミング教室もあり】
レゴブロックでプログラミングできるロボットおもちゃまとめ【全11種類】
結論から言うと、現時点で販売されているレゴのプログラミングできるロボットおもちゃは次のとおりです。
- 【10427】レゴ デュプロ デュプロのまち ぼうけんトレイン
- 【10428】レゴ デュプロ デュプロのまち まちのトレイン
- 【45025】デュプロ プログラミングトレインセット
- 【45345】レゴ エデュケーション SPIKE ベーシックセット
- 【45678】レゴ エデュケーション SPIKE プライムセット
実は5個(3種類)だけです。他にも色んなレゴの教材があるのですが、それらは廃盤になっています。
全11種類まとめ(過去のキットも)
一応、直近まで販売されていたキットもまとめました。対象年齢が低い順に並んでいます。
型番 | 製品名 | 対象 | 取扱店 | 販売中/廃盤 | 参考価格 |
10874 | レゴ デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車 デラックス |
2~5歳 | 小売店 | 廃盤間近 | 8,880円 |
10875 | レゴ デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車 スーパーデラックス |
2~5歳 | 小売店 | 廃盤間近 | 18,480円 |
10427 | レゴ デュプロ デュプロのまち ぼうけんトレイン |
2歳~ | 小売店 | 新発売 | 12,480円 |
10428 | レゴ デュプロ デュプロのまち まちのトレイン |
3歳~ | 小売店 | 新発売 | 20,980円 |
45025 | デュプロ プログラミングトレインセット |
未就学児 | 正規販売代理店 | 販売中 | 53,900円 |
45300 | レゴ WeDo 2.0 基本セット |
低学年・中学年 | 正規販売代理店 | 廃盤 | 33,000円 |
45345 | レゴ エデュケーション SPIKE ベーシックセット |
低学年・中学年 | 正規販売代理店 | 販売中 | 47,850円 |
17101 | レゴブースト クリエイティブ・ボックス |
7~12歳 | 小売店 | 廃盤 | 19,980円 |
45678 | レゴ エデュケーション SPIKE プライムセット |
高学年・ 中学生・高校生 |
正規販売代理店 | 販売中 | 71,500円 |
51515 | レゴ マインドストーム ロボットキット |
10歳以上 | 小売店 | 廃盤 | 55,000円 |
45544 | 教育版レゴ マインドストーム EV3 基本セット |
高校生 | 正規販売代理店 | 廃盤 | 75,900円 |
いや~、ややこしいですね~。ということもあり、上述した5キットに統廃合されたんだと思います。
詳しく解説
まず、キットは大きく2種類に分けられます。
- ① 小売店で買えるキット
- ② 正規販売代理店でしか買えないキット
実はAmazonやヨドバシカメラなどの小売店で買えるキットと、教材などを取り扱っている業者からしか買えないキットがあるんです。
①のキットは他のレゴブロックと同じ会社が開発していますが、②のキットはレゴエデュケーションというレゴ社の教育部門が開発しています。
「え~、じゃあ②のキットは個人では買えないの?」と思われるかもですが、個人でも購入できます!
詳しい購入方法は後述するので、まずはそれぞれのキットがどんなものかみていきましょう!
【10874】レゴ デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス【廃盤】
レゴ デュプロは普通のブロックよりサイズが大きくて、キットによっては18ヶ月のお子さんから楽しめます。
「レゴ デュプロ 10874 キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」は2~5歳のお子さん向けで、カラフルなプレートをレールの間に置いて列車をプログラミングします。
列車がプレートの色を読み取ることで一時停止したり、方向転換させたりします。59ピースしかないので、小さなお子さんでも楽しむことができまよ。
廃盤が決まっていますが、まだAmazonなどで購入できます。
関連「レゴ デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」の詳細レビューはこちら
【10875】レゴ デュプロキミが車掌さん!おしてGO機関車スーパーデラックス【廃盤】
「レゴ デュプロ 10875 キミが車掌さん!おしてGO機関車スーパーデラックス」は前述した「レゴ デュプロ 10874 キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」よりパーツ数が46個多く、全105ピース入っています。
基本的なプログラミング方法は同じで、パーツ数が多いだけですね~
こちらも廃盤が決まっていますが、まだ楽天市場などで購入できます。
【10427】レゴ デュプロデュプロのまち ぼうけんトレイン
「レゴ デュプロ 10427 デュプロのまち ぼうけんトレイン」は「レゴ デュプロ 10874 キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」の後継キットです。
基本的な仕組みは同じですが、内容は劣化してます。価格は4千円ほど上がっているにも関わらず、命令プレートは5種類から3種類に減っています。
他の違いはカラーリングです。パステルカラーになり、淡い色合いになりました。
カラーリングにこだわりがない方は在庫があるうちに「レゴ デュプロ 10874 キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」を買うことをおすすめします。
【10428】レゴ デュプロ デュプロのまち まちのトレイン
「レゴ デュプロ 10428 デュプロのまち まちのトレイン」は前述した「レゴ デュプロ 10427 デュプロのまち ぼうけんトレイン」の上位版キットで、パーツ数は46個増えて全103ピースです。
また、命令プレートは5個あり、プログラミングの幅が大きく広がります。
価格に納得できるのであれば、内容としてはこちらの方が良いです。
【45025】デュプロ プログラミングトレインセット
こちらはレゴ エデュケーションから出ているキットですが、プログラミング方法は「レゴ デュプロキミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」とほぼ同じです。違いはパーツ数が多いくらいです。
にも関わらず、価格は50,000円を超えます。う~ん、コレを買うメリットがほとんど無いような…
個人での購入方法は後述します。
【45300】レゴ WeDo 2.0 基本セット【廃盤】
「レゴ WeDo 2.0 基本セット」は小学校低学年~中学年向けのプログラミングキットです。既に廃盤になっており、サポートも終了しているので基本的には購入できません。
プログラミングはアイコンを並べるタイプのソフトを使います。それに低学年~中学年向けということもあり、簡単なプログラミングしかできないようになっています。(分岐処理ができない)
また、専用アプリには32種類のレッスンがあります。ここは充実してますね。
一応、在庫が残ってる業者がありますが、サポートも終了しているので購入はおすすめしません。
【45345】レゴ エデュケーション SPIKE ベーシックセット
「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシックセット」はレゴ WeDo 2.0 基本セットの後継モデルのようなキットでちょっとパワーアップしています。
対象は小学校低学年~中学年向けで、プログラミング方法はアイコンを並べる方法とブロックを組み立てる方法(Scratchベース)の2種類に増えています。
あとは教材が充実してますね~。全38のレッスンがあります。
個人での購入方法は後述します。
【17101】レゴブースト クリエイティブ・ボックス【廃盤】
「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」は家庭向けのプログラミングキットです。
専用アプリに教材が少しだけあるのですが、レゴエデュケーションシリーズほど本格的なものではないです。
ただ、パーツ数が847個もあり、さらに9種類の作例があるのでブロック好きのお子さんなら積極的に楽しめるでしょう。
一応、Amazonには在庫があるようです。
関連「レゴブースト クリエイティブ・ボックス」の詳細レビューはこちら
【45678】レゴ エデュケーション SPIKE プライムセット
「レゴ エデュケーション SPIKE プライムセット」は小学校高学年から中学生、高校生まで楽しめる本格的なキットです。(大人でも楽しめます!)
ベーシックセットに比べて、センサー数やパーツ数が格段に増えています。
また、教材は37レッスンあり、黒い線に沿って走るライントレースなど本格的なレッスンがありますよ。
現時点で販売されている最上位のキットなので、本格的なロボットプログラミングをやってみたいお子さんはこれ一択です。
【51515】レゴ マインドストーム ロボットキット【廃盤】
レゴ マインドストームシリーズはマサチューセッツ工科大学(MIT)と共同で開発したレゴブロックを使ったロボットを作るキットです。
その中でも「レゴ マインドストーム ロボットキット」は家庭向けのキットです。
5つのロボットが作れて、ブロックを組み立てるタイプのプログラミング方法から文字を1文字ずつ入力するタイプのプログラミング方法まで対応しています。
【45544】教育版レゴ マインドストーム EV3 基本セット【廃盤】
こちらはプログラミング教室などで使われているレゴ マインドストームのキットです。
家庭向けの「レゴ マインドストーム ロボットキット」と細かい違いはありますが、高機能で大人や研究機関でも十分に使えるという点は同じです。
一応、在庫が残ってる業者がありますが、サポートも終了しているので購入はおすすめしません。
レゴのプログラミングロボットを購入する方法
繰り返しですが、レゴのプログラミング教材の購入方法は
- 小売店で購入
- 正規販売代理店で購入
の2パターンです。
小売店で購入する方法
小売店で購入する方法はリンクを貼っておきます。
正規販売代理店で購入する方法
レゴ エデュケーションの公式サイトによると正規販売代理店は次の12業者です。
- ㈱アフレル
- ㈱ナリカ
- ㈱内田洋行
- ㈱ラーニングシステム
- ㈱チャイルド本社
- ㈱学研教育みらい
- ひかりのくに㈱
- ㈱メイト
- ㈱ロボット科学教育
- ㈱イマージュ
- ㈱アップ
- ㈱増進会ホールディングス
ただ、各公式サイトを見た感じ、個人で購入できるのは次の3業者のみのようです。
- ㈱アフレル
- ㈱ナリカ
- ㈱イマージュ
それぞれの業者と価格や特徴をまとめました。
業者 | 価格(税込) | 送料(税込) | 特徴 |
㈱アフレル | 62,590円 | 1,320円(北海道、沖縄は除く) | オリジナル教材付属 |
㈱ナリカ | 55,770円 | 無料(沖縄・離島は除く) | スタートガイド付属 |
㈱イマージュ | 53,240円 | 沖縄・離島は1500円 | なし |
業者 | 価格(税込) | 送料(税込) | 特徴 |
㈱アフレル | 75,900円 | 1,320円(北海道、沖縄は除く) | 他に教材付きのセットが複数あり |
㈱ナリカ | 75,900円 | 無料(沖縄・離島は除く) | 他に教材付きのセットが複数あり |
㈱イマージュ | 67,870円 | 沖縄・離島は1500円 | なし |
まとめると
- 教材が豊富なのは㈱アフレル
- 教材が無く、最低限の内容で安いのは㈱イマージュ
という感じですね。
㈱アフレルはAI開発に使うPythonや電子機器のプログラミングに使うC言語といった、エンジニアも使うプログラミング言語でプログラミングできる教材が付属するキットもあります。
Amazonや楽天市場で販売されているものは買っても大丈夫?
初めてのサイトで購入するのは不安なので、Amazonや楽天市場で買えないかなぁと思って調べてみたら販売されてました。
結論から言うと、正規品と言えそうです。
というのも、Amazonや楽天市場で売られてるものは正規販売代理店の㈱ナリカから卸された商品のようです。販売価格と㈱ナリカの型番が一致します。
↓一応、リンクを貼っておきます。↓
教材を有効活用する方法【レゴのプログラミング教室もあり】
レゴのプログラミングロボットの購入方法はわかりましたが、高額な教材を有効活用できるか不安ですよね。
実はそんな方のためにレゴの教材を使ったプログラミング教室があるんです。
レゴのプログラミング教室
レゴブロックを使うプログラミング教室には
- ① レゴ社公認の「レゴスクール」
- ② 公式パートナーが運営する教室
- ③ その他の教室
の3種類があります。
それぞれ調べた内容を解説しますね。
① レゴ社公認の「レゴスクール」
レゴスクールはレゴ社が開発したカリキュラムを全て導入していて、レゴ社認定のインストラクターが指導する幼児から小学生を対象にした教室です。
1クラスの生徒数は6~8名の少人数で、プログラミングだけでなくブロック遊びを通して自己表現や感情の理解を学びます。
欠点としては教室数が少ないという点ですね~。14都府県にしかありません。
ただ、長年、教育事業に力を入れているレゴ社の認定スクールなので期待できます。
② 公式パートナーが運営する教室
公式パートナーとはレゴ社から認められているレゴ社の教材を使って運営しているプログラミング教室です。
その公式パートナーは公式サイトに2社掲載されています。
- Z会
- Crefus
ただ、Z会の方は既に新規受付を終了していて別の教材に変わってるようです。
Crefusは年長から高校生まで幅広く対応している教室で、ロボット競技やプレゼンテーション競技の世界大会に数多く輩出しているけっこうレベルの高い教室です。
また、crefusにはオンラインで学べる「e-crefus」というのもあります。
また、どちらも無料で体験できるので、興味を持ったらとりあえず申し込むのはアリです。
③ その他の教室
その他の教室はレゴ社のロボット教材を使ってるけど、レゴ社からは認定されていない教室です。
あなたのお住まいの地域の近くを検索すると見つかるかもしれません。
プログラミング教室はお金がかかる…
と、プログラミング教室を色々紹介しましたが、一番のデメリットはお金がかかることですよね。できれば、レゴの教材を買って自宅でプログラミング学習したいです。
というわけで、自宅で学習する場合と教室で学習する場合をまとめました。
自宅で学習する場合と教室で学習する場合のメリット・デメリット
それぞれメリットとデメリットは次の通り。
メリット | デメリット | |
自宅での学習 | ・初期費用のみ ・好きな時間に学習可能 ・親子のコミュニケーションが増える |
・初期費用が高額 ・サポートが無い ・子供に質問されると困る |
教室での学習 | ・コミュニケーション能力が鍛えられる ・先生のサポートがある ・普段は得られない知見が得られる |
・送迎が大変(交通費、外食費など) ・月謝がかかる ・予定の融通が利かない |
上記のとおりです。それぞれ良し悪しがありますね。
個人的には㈱アフレルの豊富な教材が付属するキットを買って自宅で学習するのがいいかなと。自分のペースで学習できるので。
とはいえ、高額な教材を買って遊ばなくなると辛い…
そもそもお子さんがレゴのロボットプログラミングに興味を示すかわからない場合はcrefusの無料体験がいいんじゃないかと。
それでお子さんが興味を示せば教材を買って自宅で勉強するなり、教室に通うなりすればいいですからね。
つまり何がいいたいかと言うと、子供は何をきっかけにして興味があるものを見つけるかわからないということです。
レゴスクールの体験教室は有料ですが、crefusの体験教室は無料なのでそれを受けてから考えても遅くはないです。
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。