
自由研究でプログラミングをテーマにしたいんだけど初心者にもできるかな?具体的にどういう方法でプログラミングすればいいか教えてほしいな。
こんな疑問にお答えします。
- 初心者でも自由研究でプログラミングをできる理由
- 自由研究でプログラミングを行う具体的な方法
私は大手メーカーでソフトウェアエンジニアを6年以上経験していまして、高専、大学、大学院ではロボットの研究、論文執筆、発表をおこなってきました。
そんな私が解説します。
初心者でも自由研究でプログラミングをできる理由
結論から言うと、初心者でも自由研究でプログラミングをすることは可能です。
エンジニアも最初は初心者だから
なぜなら、エンジニアだって最初は初心者だからです。当たり前ですが。。。
それに、自由研究で作るプログラムは企業の製品と違って完成しなくても誰も困りません。
「学校に提出できないから困るじゃないか」と思われるかもですが、学校に提出することは目的ではなく、お子さんの勉強になることが目的です。
完成しないときはプログラミングに挑戦した結果を自由研究の結果として提出すればいいです。
「ここまではできたけど、ここはできなかった。次はここができるようにこれを勉強する」とかまとめればいいです。
参考:【具体例7つ】自由研究でプログラミングをしたときのまとめ方を解説
自由研究でプログラミングをテーマにすることは大いにありな話
もし、お子さんが自由研究でプログラミングをやってみようと思ったのであれば、それはチャンスです。
なぜなら、「好きこそものの上手なれ」だからです。
これからはプログラミングを避けて通れない話
これまでだったら、プログラミングやITを理解しなくてもそんなに困りませんでしたが、今の子供達は2025年の「大学入学共通テスト」から始まる情報科目に向き合わないといけません。
みんなのコードのアンケート結果によると学校のプログラミング教育はまだまだ普及していないようですから、学校のプログラミング教育を待っていると「大学入学共通テスト」の情報科目に苦戦するかもです。
ですが、お子さんがプログラミングに興味を示しているのであれば、そのチャンスを活かして自由研究でプログラミングに取り組むことは大いにありです。
親がプログラミングをやらせてみたい場合
もし、お子さん自らではなく、親御さんがプログラミングをやらせてみたいと思ったのでしたら、ぜひやらせてあげてください。
みんなのコードのアンケートでも、プログラミング教育を実施した後に7割を超える子どもたちが「プログラミングは楽しかった」と回答しています。
小学生の子ども・保護者を対象とした意識調査において、プログラミング教育への子どもたちの反応として、 73.8%の子どもたちが「プログラミングは楽しかった」と回答しています。この結果は、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」との回答(7.7%)を大きく上回る結果となりました。
なので、今はプログラミングに興味が無くても、プログラミングをやってみたら関心が高まるかもです。
結論:初心者でも自由研究でプログラミングをテーマにするのは大いにあり
繰り返しですが、初心者でも自由研究でプログラミングをテーマにすることはできますし、大いにありです。
今ではいろんなプログラミングおもちゃが販売されていますし、インターネットに接続できるパソコンさえあれば、無料でできる初心者向けのプログラミングソフトもあります。
なので次は、具体的に自由研究でプログラミングを行う方法を解説します。
自由研究でプログラミングを行う具体的な方法
最初は教育用に作られたプログラミングソフトや、初心者でも手軽にプログラミングできるおもちゃを使うことをおすすめします。
なぜなら、初心者でもプログラミングを理解しやすいように作ってあるからです。
プログラミングに慣れてきたら色々調べて、好みに合わせて変えていけばいいですよ。
なので、初心者向けの教材の中でも自由研究におすすめできるプログラミング教材を紹介しますね。
子供向けプログラミング教材の定番「Scratch」
いちばん有名なのはScratchですね。
公式サイトの統計データによると日本だけで約130万人のユーザーがいるようです。
Scratchをおすすめする理由は次のとおりです。
- 完全無料
- 初心者にわかりやすいビジュアルタイプのプログラミングソフト
- 有名なので書籍やサイトなどの情報が多い
Scratchは完全無料で使用できるビジュアルタイプのプログラミングソフトで、画像中央の様に命令のブロックを組み立てながらプログラムを作っていきます。
作れるものとしては
- ゲーム
- 物語
- アニメーション
- 音楽
などパソコンやタブレット上で動くものです。
これらを作るための簡単なチュートリアルがあります。画面の中央下に動画があり、日本語音声と日本語字幕による説明があります。
ですが、チュートリアルは最低限のもので、どちらかというと「どうぞ好きに作ってください」という感じです。
なので、作ってみたいゲームや音楽があるお子さんにおすすめできます。
高コスパな「Studuino Liteであそぼう!はじめてのプログラミング工作」もおすすめ
自由研究に使うプログラミングおもちゃなら「Studuino Liteであそぼう!はじめてのプログラミング工作」も簡単でおすすめです。
これはブロックタイプのプログラミングおもちゃで、ロボットを組み立てて、パソコンでプログラミングするおもちゃです。
これをおすすめする理由は次のとおりです。
- 入力装置(センサー類)が豊富
- 比較的安い
- 初心者にもわかりやすいテキストが付属
入力装置とは押しボタンや距離センサーなどのことです。
これが多いとプログラムの幅が大きく広がります。身の回りの情報を使ってプログラムを作ることができるので。
ちなみに、これだけのセンサーを搭載しています。
にも関わらず、希望小売価格は7,700円(税込)で、プログラミングロボットの中では比較的安いです。
また、プログラミング言語には先程のScratchが使われていますので初心者にもわかりやすいです。
あと、こちらはScratchと違って初心者にもわかりやすい教材が付属します。
全74ページで、プログラミングの考え方から身の回りのプログラミング例などの説明もあり、プログラミングの概念がわかります。
結構分厚いです。
今までレビューしたプログラミングおもちゃの中だど最も自由研究におすすめできます。
一応、他のプログラミングおもちゃは「【挑戦】自由研究にロボットプログラミングをおすすめする3つの理由」の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
結論:悩むよりやってみよう!
繰り返しですが、こられの教育用に作られたプログラミングソフトやプログラミングおもちゃを使えば、自由研究でプログラミングをするハードルはだいぶ下がります。
プログラミングができるかできないか悩んでいてもプログラミングができるようにはなりません。
なので、悩むよりはプログラミングに挑戦してみるのが一番の自由研究ですよ。
では、自由研究を楽しんでください(^_^)/~~~~