プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEをレビュー

4.0
プログラミング・フォロ スピークの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

人気のプログラミングおもちゃ「プログラミング・フォロ」の最新型「プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム」が登場したのをご存知でしょうか?

同時期に発売されたプログラミングおもちゃの「プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」におしゃべり機能を追加した最上位モデルです。

遊び方は簡単です。説明書どおりにロボットを組み立てて、パソコン(PC)でプログラムを作り転送するだけです。

障害物を避けるプログラムや、顔のLEDディスプレイに文字を表示するプログラムを作ることができますよ。

というわけで本記事では、「プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム」を遊ぶのに必要なものからネット上の口コミプログラミング・フォロシリーズの比較までエンジニア目線でレビューしていきます!

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メリット
  • WEBサイトの説明書がわかりやすくて勉強になる
  • プログラムを書き込む作業が簡単
  • 6足歩行ロボットは珍しい
  • Windows/macOS/Chrome OSに対応
  • おしゃべり機能(音声合成機能)が追加
デメリット
  • オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない
  • プログラミングソフトがオフラインで使えない
  • ロボットの拡張性がない
プログラミング・フォロシリーズの違いはこちらの記事をご覧ください。
 【最新機種も】プログラミング・フォロ4種類の違いを徹底検証
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プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEの価格と対象年齢などの基本情報

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム」はビジュアルプログラミングソフトでプログラミングする組み立て式の6足歩行ロボットです。

商品名 プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム
メーカー ㈱イーケイジャパン
ブランド ELEKIT
希望小売価格(税込) 14,080円
対象年齢 10歳以上
使用電池 単4電池×4本(別売)
必要な工具 ドライバー、ニッパー
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 Webサイトに詳しい説明あり
マイコン 種類(付属/別売) オリジナル(付属)
プログラム書込み 可能
入力装置 ハード 赤外線センサー、ボタン×2
デバイス なし
出力装置 ハード DCモーター×2、スピーカー、LEDディスプレイ、スピーチシンセサイザー
デバイス なし
デバイスとの接続方法 USB-TypeA ⇔ USB-TypeCケーブル(付属)
デバイス パソコン 【オフライン】不可
【オンライン】Windows/macOS/Chrome OS
タブレット 不可
スマホ 不可
ブラウザ Google Chrome/Microsoft Edge
インターネット接続 常に必須
プログラミング方法 ビジュアルプログラミング(アイコンをつなげるタイプ)
プログラミングソフト プログラミング・フォロ プログラミング・ポータル
プログラミング言語 オリジナル

このおもちゃでできること

できることは下記のような「赤外線センサーとスピーチシンセサイザーを利用したプログラミング」です。

  • 赤外線センサーで障害物を検知し、回避しながら前進するロボット
  • 赤外線センサーで前方に物体を検知すると近づくロボット
  • おしゃべりするロボット

おしゃべりするプログラムを作れるロボットは珍しいですよ。

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングします。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合:不可

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合

旧モデルの「プログラミング・フォロ for PaletteIDEパレットIDE」はオフラインで使えたのでちょっと残念ですね。

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEの内容物

内容物一覧の1枚目です。ロボットの外装パーツ類です。「プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」と異なりボディカラーは茶色です。

組み立てにはニッパーが必要です。

内容物一覧の最後です。ロボットの内部パーツと説明書、あとはPCと接続するためのUSBケーブルが入っています。

主要なパーツを説明しますね。まずは、マイクロコンピューター(マイコン)です。
ELEKITのオリジナルマイコンです。

プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」のマイコンとの違いは次のとおりです。

  • スピーチシンセサイザーの追加

スピーチシンセサイザーとは音声を合成する装置です。これがあることでプログラムした言葉をスピーカーから鳴らすことができます。

スピーチシンセサイザーを搭載するマイコンはかなり珍しいですよ!

そして、モーターです。既に導線が繋いであるので、基盤にコネクタを挿すだけで簡単に使えます。

次は基盤です。赤外線センサー(赤外線LEDとフォトトランジスタ)があるので目の前に物体があるかどうかを検出することができます。

PCとロボットを接続するUSBケーブルが付属しています。

最後に説明書です。説明書は図が多く、ルビも振ってあるのでわかりやすいです。

プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」との違いはスピーチシンセサイザーボディーカラーだけですね~。

まずは組み立てていきましょう!

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEのレビュー

組み立て方

組み立ては簡単です。説明書もわかりやすいです。工作に慣れている私ですが、ゆっくり作っても2時間30分くらいでした。

なので、組み立て自体も楽しめます!

また、別途用意が必要な工具は次のとおりです。

それでは組み立てていきましょう!

まず、パーツを切り出すにはニッパーが必要です。

パーツを切り出すときには2回に分けて切るときれいに切れますよ。

それでも切り残しが出るときはデザインナイフやカッターでカットするといいですよ。

刃物の取り扱いには注意です。

また、組み立てにはドライバーが必要です。

似たような部品は説明書に実物大で描いてあるので間違える心配がありません。

気が利いてますね。

というわけで、完成するとこんな感じです!

底面です。

足の形が面白いですね。

顔の前のカバーを開くとマイコンが見えます。8×8個のLEDディスプレイがあります。

頭は動かすことができます。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

結構大きいです。

そして単4電池×4本(別売)が必要です。電池を交換するときは毎回ドライバーで開けないといけません

まあまあ面倒です。

次はいよいよ動かしていきましょう!

内蔵プログラムの遊び方

マイコンには既にプログラムが書き込まれているので、組み立てたらすぐに遊ぶことができます。

内蔵プログラムの遊び方は次のとおりです。

  1. 電池を入れる
  2. 電源スイッチをONにする
  3. ボタンA、Bを同時に押す
  4. ボタンA or Bを押す
    ・ボタンA:探索モード

    ・ボタンB:追跡モード

電源スイッチをONにするとこんな感じで矢印が表示されるので、ボタンA(探索モード)かボタンB(追跡モード)を押します。

▼探索モード:赤外線センサーで障害物を検知し、回避しながら前進

▼追跡モード:赤外線センサーで前方に物体を検知すると近づく

内蔵されているプログラムだけではそんなに楽しめないので、自分でプログラムを作って楽しみましょう!

プログラミング方法

プログラミングはWEBサイトの「プログラミング・フォロ プログラミング・ポータル」で行います。なので常にインターネット接続が必要です。

こんな感じでアイコンをつなぐタイプのビジュアルプログラミングソフトです

サンプルプログラムがチュートリアルのようになっており、サンプルプログラムを一つずつ試していけば、順調にステップアップできるようになっているのは素晴らしいです。

プログラミングガイドもわかりやすくて簡単なので安心です。

このプログラミングソフトは「プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」と共通です。

次はPCとロボットを接続して、ロボットを動かしていきましょう!

PCとロボットの接続

PCとロボットの接続には付属のUSBケーブルを使用します。手順は次のとおりです。

  1. PCとロボットをUSBケーブルで接続する
  2. ロボットの電源をONにする
  3. プログラミングソフトの[ペアリング]を押す

これだけです。最初はペアリングが必要ですが2回目以降は必要ありません。

プログラムの書込み

接続できたら、[かきこみ]を押してプログラムを書き込みます。

プログラムは全くストレスなく書き込めました!ロボット教材の中には書込みエラーが頻発するものもあるので、その問題がないプログラミング・フォロは好印象です!

プログラムの実行

プログラムが書き込めたらボタンAとボタンBを同時に押してプログラムを実行します。

自分で考えたとおりにロボットが動くと楽しいですよ。

以上が、基本的な遊び方です。

次は、気になる口コミをみていきましょう!

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プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。ただ、旧モデルのPaletteIDE版とほとんど同じ商品なので、そちらの口コミを紹介します。

組み立てに力が必要

ネジ止めとモーターの軸に歯車を取り付けるのに力が必要ということです。

モーターの軸に歯車を取り付けるときはしょうがないですね。固くしておかないと空回りしてしまうので。ここは大人の方がやってあげてください。

ネジ止めについては、私もグリップが細いドライバーを使っているときは同じ様に感じましたが、グリップが太いドライバーに変えたららくらく回せましたよ。

音が思ってたよりも大きかった

私も感じました。ギアがたくさん入っているのでギアの音がすごいです。

どうして、こんなにギアが必要なのか考えながら組み立てるとさらに勉強になりますよ。

オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない

これは私の意見ですが、プログラミングソフトの「プログラミング・フォロ プログラミング・ポータル」は他のロボットに使えないので、他のプログラミングおもちゃで遊ぶときは使い方を新しく覚え直さないといけないデメリットがあります。

とはいえ、プログラミングの基本は学べるので、使うツールが変わってもこのプログラミングソフトで学んだことが無駄になることはありません

プログラミングソフトがオフラインで使えない

これも私の意見ですが、プログラミングソフトはWEBアプリなので常にインターネットに接続しておく必要があります。

旧モデルの「プログラミング・フォロ for PaletteIDEパレットアイディーイー」のプログラミングソフトはインターネットに接続しなくてもプログラミングできたんですよね~。

お子さんがプログラミング学習をするときはインターネットに接続せずに使わせたいというニーズはあると思うので、ちょっと残念ですね。

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • WEBサイトの説明書がわかりやすくて勉強になる
  • プログラムをロボットに書き込む作業が簡単
  • 6足歩行ロボットは珍しい
  • Windows/macOS/Chrome OSに対応
  • おしゃべり機能(音声合成機能)が追加

いくつか解説します。

WEBサイトの説明書がわかりやすくて勉強になる

「プログラミング・フォロ プログラミング・ポータル」にある説明書がわかりやすくていいです。

それに、赤外線センサーの仕組みの解説も充実していて勉強になります。ただ遊んで終わりではなくて勉強になるところがいい点ですね。

Windows/macOS/Chrome OSに対応

今回のプログラミングソフトはWindows、macOSに加えてChrome OSにも対応しました。

Chrome OS搭載のPCしか持っていない方にはうれしいですね。使えるPCが増えるのはいいことです。

商品名に「for CHROME」とありますが、Chrome OSのみではないのでご安心ください。

おしゃべり機能(音声合成機能)が追加

何と言ってもこのロボットの特徴はおしゃべり機能です!

このようにローマ字で入力する必要がありますが、プログラミングした内容をロボットがしゃべってくれます。

スピーチシンセサイザーという装置が入力された内容をもとに音声を合成し(作り)、スピーカーから音声を鳴らしています。

パソコン上で動作するScratchスクラッチにはしゃべらせたい言葉を自由にプログラミングできる機能がありましたが、ロボット上で音声を合成して再生するプログラミングおもちゃは見たことがありません!!

おしゃべりを楽しむために自然と文字入力に必要なローマ字を覚えられますし、おしゃべり機能が楽しいので飽きずにプログラミング学習ができますよ。
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プログラミング・フォロシリーズの違い・比較

最後にプログラミング・フォロシリーズの比較です。複数種類あるので用途にあわせてお選びください※プログラミングできないフォロもありますが、それについては割愛します。

違いを要約すると次のとおりです。

と、言われてもどれを買えばいいのか迷いますよね。なので、簡単にまとめると次のとおりです。

  • 既にmicro:bitを持っているならmicro:bit版
  • タブレットかスマホしか持っていないならmicro:bit版+micro:bit
  • 本格的なプログラミングをできるセットが欲しいならmicro:bit版+micro:bit
  • すぐにプログラミングできる高機能なセットが欲しいならフォロ スピーク
  • すぐにプログラミングできる一番安いセットがいいならPaletteIDE版
  • すぐにプログラミングできるセットがいいけどChrome OS搭載PCしか持ってないならCHROME版

詳しい違いはこちらの記事に写真多めでまとめていますのであわせてご覧ください。
 【最新機種も】プログラミング・フォロ4種の違いを徹底検証

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEをおすすめできる人

プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム」はパソコンを使うプログラミングは初めてで、ロボット工作と基本的なプログラミング、そしておしゃべり機能の全部を体験したいお子さんにおすすめです。

やっぱり、おしゃべり機能ですね~。思い通りにおしゃべりさせたくてつい夢中になるので、自然とローマ字入力を覚えられるでしょう。

パソコンのスキルはこれから必須になるのでちょうどいいおもちゃです。

結論:おしゃべり機能でローマ字入力を覚えられる

本記事は「プログラミング・フォロ スピーク for CHROMEクローム」をエンジニア目線でレビューしました。

通常版の「プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」との違いはおしゃべり機能の追加ボディーカラーのみです。

おしゃべり機能が不要であれば通常版の「プログラミング・フォロ for CHROMEクローム」がいいですよ。その分安いので。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • おしゃべり機能(音声合成機能)が追加
デメリット
  • オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない
  • プログラミングソフトがオフラインで使えない
  • ロボットの拡張性がない

▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)

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