ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
以前こちらの記事で紹介した「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」を購入しました。
本キットはmicro:bit以外にも超音波センサーやジョイスティック、抵抗、コンデンサなど電子回路を作るための部品が54種類もセットになっているキットです。(まさにアルティメット!)
というわけで、本記事では「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」の内容物や教材などをレビューします!
- 付属品が多い(118個)
- 回路とプログラムの解説が丁寧
- micro:bitが付属
- 9Vの電池用ケーブルしかない
- 教材が全て英語
【micro:bit】アルティメットスターターキットの基本情報
「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」は54種類の電子部品が付属したmicro:bitの学習キットです。
商品名 | Freenove Ultimate Starter Kit with micro:bit (Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット) |
メーカー | Freenove Creative Technology Co., Ltd. |
ブランド | - |
参考価格(税込) | 9,480円 |
対象年齢 | 記載なし |
使用電池 | 9V電池×1個(別売) |
必要な工具 | なし |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | Webサイトに詳しい説明あり(ただし、全て英語) |
マイコン | 種類(付属/別売) | micro:bit(付属) |
プログラム書込み | 可能 | |
入力装置 | ハード | 温湿度センサー、赤外線モーションセンサー、超音波センサー、 ポテンションメーター×2、フォトレジスター、サーミスタ、 ジョイスティック、キーパッド、押しボタン×8、 |
デバイス | なし | |
出力装置 | ハード | LCD、7 Segment Display、ダイオード×4、ブザー×2、 LED(赤×10、緑×4、青×4、黄×4、RGB×1)、LEDバーグラフ、8RGB LED、 DCモーター、サーボモーター、ステッピングモーター |
デバイス | なし | |
デバイスとの接続方法 | USB-TypeA ⇔ micro USB-TypeBケーブル(付属) | |
パーツ数 | 118 |
デバイス | パソコン | 【オフライン】Windows 【オンライン】Windows/macOS/Chrome OS |
タブレット | 【オフライン】Android/iOS 【オンライン】Android/iOS(書き込み不可) |
|
スマホ | 【オフライン】Android/iOS 【オンライン】Android/iOS(書き込み不可) |
|
ブラウザ | Google Chrome/Microsoft Edge/Firefox/Safari | |
インターネット接続 | 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可 | |
プログラミング方法 | ・ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ) ・テキストプログラミング |
|
プログラミングソフト | ・Microsoft MakeCode for micro:bit ・micro:bit |
|
プログラミング言語 | ・ビジュアル:オリジナル ・テキスト:JavaScript/Python |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「micro:bitのプログラミング」です。
- micro:bitのプログラミング
- 電子回路制作
- オリジナル装置のプログラミング
電子部品は54種類もあるので、自由な発想で装置を作ることができますよ。
このおもちゃで遊ぶ時の環境
このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングする方法とWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法があります。
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合
▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合
では、内容物を見ていきましょう!
【micro:bit】アルティメットスターターキットの内容物
開封
まずは、パッケージから。
中身はこんな感じです。
説明書は公式サイトからダウンロードします。そのURLが書かれた紙が入っています。
中身ぎっしりです!
では、内容物を見ていきましょう!
内容物一覧
内容物一覧です。micro:bit(V2)の他に54種類の電子部品が入っています。
micro:bitの色はグリーンでした。(色は選べません。)
入力装置
入力装置(micro:bitへ情報を送るための装置)から紹介しますね。
まずは、サイズが異なる押しボタンが8個あります。micro:bitに搭載されている押しボタンと同じタイプです。
ジョイスティックです。スティックをグリグリ動かせます。
キーパッドです。薄いですが、ボタンをカチカチ押すことができます。
赤外線モーションセンサーです。赤外線を使って物体が近づいたことを検知します。
超音波センサーです。超音波を発射して跳ね返ってくるまでの時間から距離を割り出します。
フォトレジスタです。光の強さによって抵抗値が変わります。明るくなると抵抗値が低くなります。
ポテンショメーターです。ダイヤルを回すと抵抗値が変わります。
サーミスタです。温度によって抵抗値が変わります。
温湿度センサーです。温度と湿度を測定できます。
出力装置
次は出力装置(micro:bitの情報を人間に伝えるための装置)です。
まずはLEDです。赤、緑、青、黄、RGBの4種類があります。RGBはカラフルに光ります。
こちらもLEDです。8個のRGB LEDを搭載しているので、8個をそれぞれカラフルに光らせることができます。
LEDバーグラフです。それぞれをカラフルに光らせることができます。
液晶ディスプレイです。2行表示ができます。
7セグメントディスプレイです。いわゆるデジタル表示です。7箇所のLEDをそれぞれ点灯させることで数字を表示します。
2種類のブザーです。パッシブブザーとアクティブブザーがあり、制御方法が異なります。
ここからは3種類のモーターを紹介します。
まずはDCモーターです。ミニ四駆に使われているモーターで、電流を流すと回転し続けます。
ステッピングモーターです。これは1回の信号(1パルス)で回転する角度が決まっているモーターです。
サーボモーターです。これは回転角度や速度を制御でき、ステッピングモーターよりも細かく回転角度を制御できます。ロボットの関節などに使われています。
その他の部品
ここからはその他の部品です。
拡張ボードと9Vの電池を接続するケーブルです。9V電池は別売りです。
この2つとmicro:bitを下記のように接続して、拡張ボードのピンに入力装置や出力装置を線でつなぎます。これで色々なセンサーを使うことができます。
ブレッドボードです。ここにLEDやセンサー、ケーブルを挿して回路を作ります。
紙類です。micro:bitの説明書です。
このキットの説明書です。抵抗値の読み方を解説した紙が入っています。
詳しい説明書は公式サイトからダウンロードします。購入を検討している方は事前に読んでみるといいでしょう。
【micro:bit】アルティメットスターターキットのレビュー
まだ、ちゃんと使ったわけではないので、今回は内容物と説明書についてのレビューです。
内容物について
内容物は申し分ないですね。9,480円で買いましたが、micro:bitが付属してこの値段なら悪くないかなと。
教材について
一方、教材はというと「日本語訳があるとうれしい」って感じですね。とはいえ、教材はPDFファイルなので、Google翻訳を使いながら読めば十分理解できます。
その教材の内容は次のとおりです。
- チュートリアル:27レッスン
- ソースコード(ブロック、Python):27レッスン分
それぞれのレッスンで回路の作り方、プログラム例が説明されています。
また、序盤には電子回路を作るのに必要な基礎知識(オームの法則やダイオードの極性など)が説明されています。
ただ、全く知識がないと理解が難しいかもです。最低限、中学校で習う理科の知識があった方がいいですね。
【micro:bit】アルティメットスターターキットをおすすめできる人
「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」は自分でオリジナルの回路やプログラムを作って、micro:bitを遊びつくしたいお子さんにおすすめです。
何と言っても、付属品の多さが凄いです!
micro:bit本体が付属しているキットは意外と少ないので、これ1つ買っとけば間違いないでしょう。
結論:オリジナル装置のプログラムを作れる究極のキット
本記事は「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」をエンジニア目線でレビューをしました。
1レッスンずつ進めていけば、ちょっとずつステップアップできるので電子工作やプログラミングを始めたい方はぜひ。
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- 付属品が多い(118個)
- 回路とプログラムの解説が丁寧
- micro:bitが付属
- 9Vの電池用ケーブルしかない
- 教材が全て英語
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