【レビュー】Freenove microbitアルティメットスターターキット

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

以前こちらの記事で紹介した「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」を購入しました。

本キットはmicro:bit以外にも超音波センサーやジョイスティック、抵抗、コンデンサなど電子回路を作るための部品が54種類もセットになっているキットです。(まさにアルティメット!)

なので、自由研究でオリジナルの装置を作ったり、誰も作ったことがないような装置のプログラムを作ったりして勉強できます。

というわけで、本記事では「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」の内容物教材などをレビューします!

created by Rinker
Freenove
¥9,980 (2024/11/20 16:32:30時点 Amazon調べ-詳細)
メリット
  • 付属品が多い(118個)
  • 回路とプログラムの解説が丁寧
  • micro:bitが付属
デメリット
  • 9Vの電池用ケーブルしかない
  • 教材が全て英語
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【micro:bit】アルティメットスターターキットの基本情報

Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」は54種類の電子部品が付属したmicro:bitの学習キットです。

商品名 Freenove Ultimate Starter Kit with micro:bit
(Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット)
メーカー Freenove Creative Technology Co., Ltd.
ブランド -
参考価格(税込) 9,480円
対象年齢 記載なし
使用電池 9V電池×1個(別売)
必要な工具 なし
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 Webサイトに詳しい説明あり(ただし、全て英語)
マイコン 種類(付属/別売) micro:bit(付属)
プログラム書込み 可能
入力装置 ハード 温湿度センサー、赤外線モーションセンサー、超音波センサー、
ポテンションメーター×2、フォトレジスター、サーミスタ、
ジョイスティック、キーパッド、押しボタン×8、
デバイス なし
出力装置 ハード LCD、7 Segment Display、ダイオード×4、ブザー×2、
LED(赤×10、緑×4、青×4、黄×4、RGB×1)、LEDバーグラフ、8RGB LED、
DCモーター、サーボモーター、ステッピングモーター
デバイス なし
デバイスとの接続方法 USB-TypeA ⇔ micro USB-TypeBケーブル(付属)
パーツ数 118
デバイス パソコン 【オフライン】Windows
【オンライン】Windows/macOS/Chrome OS
タブレット 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】Android/iOS(書き込み不可)
スマホ 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】Android/iOS(書き込み不可)
ブラウザ Google Chrome/Microsoft Edge/Firefox/Safari
インターネット接続 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可
プログラミング方法 ・ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ)
・テキストプログラミング
プログラミングソフト ・Microsoft MakeCode for micro:bit
・micro:bit
プログラミング言語 ・ビジュアル:オリジナル
・テキスト:JavaScript/Python

このおもちゃでできること

できることは下記のような「micro:bitのプログラミング」です。

  • micro:bitのプログラミング
  • 電子回路制作
  • オリジナル装置のプログラミング

電子部品は54種類もあるので、自由な発想で装置を作ることができますよ。

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングする方法とWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法があります。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合micro:bitの開発環境

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合micro:bitの開発環境

タブレット/スマホでプログラムの作成・保存はできますが、micro:bitに書き込めません。オフライン用のアプリを利用しましょう。
オフラインで使えるので、安心してお子さんの勉強に使えますね。

では、内容物を見ていきましょう!

【micro:bit】アルティメットスターターキットの内容物

開封

まずは、パッケージから。

中身はこんな感じです。

説明書は公式サイトからダウンロードします。そのURLが書かれた紙が入っています。

中身ぎっしりです!

中を取り出すと、再び収納するのは難しいですね。

では、内容物を見ていきましょう!

内容物一覧

内容物一覧です。micro:bit(V2)の他に54種類の電子部品が入っています。

micro:bitの色はグリーンでした。(色は選べません。)

入力装置

入力装置(micro:bitへ情報を送るための装置)から紹介しますね。

まずは、サイズが異なる押しボタンが8個あります。micro:bitに搭載されている押しボタンと同じタイプです。

ボタンを押すことで動き出すプログラムなどを作ることができます。

ジョイスティックです。スティックをグリグリ動かせます。

ゲームのコントローラーのように操作するプログラムを作れます。

キーパッドです。薄いですが、ボタンをカチカチ押すことができます。

電卓のようなプログラムを作れますね。

赤外線モーションセンサーです。赤外線を使って物体が近づいたことを検知します。

人が近づくとライトを点灯させるようなプログラムを作れます。

超音波センサーです。超音波を発射して跳ね返ってくるまでの時間から距離を割り出します。

障害物にぶつかりそうになったらブザーを鳴らすプログラムなどを作れます。

フォトレジスタです。光の強さによって抵抗値が変わります。明るくなると抵抗値が低くなります。

部屋が暗くなったらLEDを点灯させるようなプログラムを作れます。

ポテンショメーターです。ダイヤルを回すと抵抗値が変わります。

音量調整つまみのような使い方ができます。

サーミスタです。温度によって抵抗値が変わります。

周囲の温度変化を測定するプログラムを作れます。

温湿度センサーです。温度と湿度を測定できます。

温湿度計プログラムを作れますね。

出力装置

次は出力装置(micro:bitの情報を人間に伝えるための装置)です。

まずはLEDです。赤、緑、青、黄、RGBの4種類があります。RGBはカラフルに光ります。

プログラムがちゃんと動作しているときは緑を点灯させ、失敗しているときは赤を点灯させるとユーザーにわかりやすいかもです。

こちらもLEDです。8個のRGB LEDを搭載しているので、8個をそれぞれカラフルに光らせることができます。

ルーレットのようなプログラムを作れるかもです。

LEDバーグラフです。それぞれをカラフルに光らせることができます。

キャラクターのHPゲージのようなプログラムを作れそうです。

液晶ディスプレイです。2行表示ができます。

計算結果や説明文を表示できます。

7セグメントディスプレイです。いわゆるデジタル表示です。7箇所のLEDをそれぞれ点灯させることで数字を表示します。

サイコロの目を表示するプログラムなんかを作れそうです。

2種類のブザーです。パッシブブザーとアクティブブザーがあり、制御方法が異なります。

パッシブブザーを使えば簡単なメロディを鳴らすプログラムが作れて、アクティブブザーを使えば電流を流すだけで「ブー」というエラー音を鳴らせます。

ここからは3種類のモーターを紹介します。

まずはDCモーターです。ミニ四駆に使われているモーターで、電流を流すと回転し続けます。

プロペラを回転させるようなプログラムを作れます。

ステッピングモーターです。これは1回の信号(1パルス)で回転する角度が決まっているモーターです。

アナログ時計の針を「カクッ、カクッ」と回転させるプログラムを作れます。

サーボモーターです。これは回転角度や速度を制御でき、ステッピングモーターよりも細かく回転角度を制御できます。ロボットの関節などに使われています。

箱のフタを90度開けるようなプログラムを作れます。

その他の部品

ここからはその他の部品です。

拡張ボードと9Vの電池を接続するケーブルです。9V電池は別売りです。

この2つとmicro:bitを下記のように接続して、拡張ボードのピンに入力装置や出力装置を線でつなぎます。これで色々なセンサーを使うことができます。

USBケーブルでパソコンとつなげば電池は必要ありません。

ブレッドボードです。ここにLEDやセンサー、ケーブルを挿して回路を作ります。

はんだ付けをしなくても手軽に回路を作って実験できるボードです。高専の実験でよく使ってました。

紙類です。micro:bitの説明書です。

このキットの説明書です。抵抗値の読み方を解説した紙が入っています。

詳しい説明書は公式サイトからダウンロードします。購入を検討している方は事前に読んでみるといいでしょう。

 説明書がある公式サイトはこちら(型番:FNK0045)

【micro:bit】アルティメットスターターキットのレビュー

まだ、ちゃんと使ったわけではないので、今回は内容物と説明書についてのレビューです。

内容物について

内容物は申し分ないですね。9,480円で買いましたが、micro:bitが付属してこの値段なら悪くないかなと。

教材について

一方、教材はというと「日本語訳があるとうれしい」って感じですね。とはいえ、教材はPDFファイルなので、Google翻訳を使いながら読めば十分理解できます。

その教材の内容は次のとおりです。

  • チュートリアル:27レッスン
  • ソースコード(ブロック、Python):27レッスン分

それぞれのレッスンで回路の作り方、プログラム例が説明されています。

回路の作り方は、ちゃんと回路図の説明があり、それを具体的にどう配線すればいいのか説明されているのでわかりやすいですよ。

また、序盤には電子回路を作るのに必要な基礎知識(オームの法則やダイオードの極性など)が説明されています。

ただ、全く知識がないと理解が難しいかもです。最低限、中学校で習う理科の知識があった方がいいですね。

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【micro:bit】アルティメットスターターキットをおすすめできる人

Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」は自分でオリジナルの回路やプログラムを作って、micro:bitを遊びつくしたいお子さんにおすすめです。

何と言っても、付属品の多さが凄いです!

micro:bit本体が付属しているキットは意外と少ないので、これ1つ買っとけば間違いないでしょう。

結論:オリジナル装置のプログラムを作れる究極のキット

本記事は「Freenove BBC microbit用アルティメットスターターキット」をエンジニア目線でレビューをしました。

1レッスンずつ進めていけば、ちょっとずつステップアップできるので電子工作やプログラミングを始めたい方はぜひ。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • micro:bitが付属
デメリット
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  • 教材が全て英語

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