ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
2018年に発売された人気のプログラミングおもちゃ「ロジカルルートパズル」をご存知でしょうか?
ボールを転がすタイプのおもちゃにパズル要素を組み合わせた画期的なおもちゃです。
遊び方は簡単です。問題どおりにスタート位置にボールを置き、ゴールと同じ色の場所にボールが転がるようにルート(経路)を組み立てるだけです。結構、やりごたえがある問題もありますよ。
というわけで本記事では「ロジカルルートパズル」の基本的な遊び方からプログラミング的思考力を身につけるための考え方に加えて、ネット上の口コミについても、エンジニア目線でレビューしていきます!
- ボールの移動を目で追うことが可能
- やりごたえがある難易度
- 問題数が少ない
- ボールを一つずつ転がす必要がある
ロジカルルートパズルの基本情報
「ロジカルルートパズル」は問題通りにスタート位置にボールを置き、ゴールと同じ色の場所にボールが転がるようにルート(経路)を組み立てるパズルタイプのおもちゃです。
商品名 | ロジカルルートパズル | |
メーカー | ㈱くもん出版 | |
ブランド | かんがえるシリーズ | |
希望小売価格(税込) | 3,630円 | |
対象年齢 | 4歳以上 | |
使用電池 | 不要 | |
必要な工具 | なし | |
可能な基本処理 | 順次/ |
|
教材 | 問題集(60問) | |
デバイス | 不要 | |
プログラミング方法 | アンプラグドプログラミング(ピースを並べる) |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「玉転がしパズル」です。
- ボールをスタートからゴールまで転がすようにコースを組み立てる
- 問題集を解く
ボールをゴールまで到達させるためにどういうコースを作ればいいか考えることでプログラミング的思考力を養います。
ロジカルルートパズルの内容物
内容物一覧です。シンプルなパーツ類です。
主要なパーツを説明しますね。まずは、ボールです。5色×2個で10個あります。
ボールのサイズは15.8mmです。小さいビー玉サイズです。
ボードです。6段あります。
スターターです。問題のレベルにあわせてボールのスタート位置を変えるときに使います。
次は各ピースを紹介しますね。
まずは、直線ピースです。真下にボールが落下します。白と黄色があります。
次は交差ピースです。ボールが左右入れ替わって落下します。
次はトンネルピースです。右2つの穴は交差ピースと同じ動きで、左の穴は直線ピースと同じ動きです。
説明書兼問題集です。図が多いのでわかりやすいです。
ロジカルルートパズルの考え方・遊び方・レビュー
ただ、説明書通りに遊ぶだけでなく、これからの子どもたちに必要なプログラミング的思考力を身につけるための遊び方をエンジニアの経験に基づいて紹介します。
プログラミング的思考力を身につけるための考え方
このおもちゃでは、プログラミング的思考力を身につけるために必要な
- ① 計画する
- ② 実行する
- ③ 評価する
- ④ 改善する
を遊びながら体験することができます。
目的を達成するために「計画」し、その計画を「実行」します。そして、その結果を「評価」し、「改善」することで、最適な手段で目的を達成します。
このおもちゃではこの一連の流れを体験することができます。
どこにプログラミング的思考力を鍛える要素があるのか解説しながら、遊び方を説明しますね。
具体的な遊び方
練習問題が載っていたので、それを例に遊び方を紹介しますね。
1.問題どおりにボールをスタート位置に置く
問題通りにボールをスタート位置に置きます。一番下のゴールと同じ色のところにボールを入れることがこのおもちゃの「目的(達成したいこと)」です。
2.頭の中でボールが通るルートを想像する
まずは、実際にピースを組み立てる前に頭の中でどのようなルートならボールがゴールにたどり着くか想像しましょう。
この作業がプログラミング的思考力に必要な「① 計画する」です。
実行する前に想像することがプログラミング的思考力を養うには大事です。
3.ピースを組み立てる
2.で想像したルートを通るようにピースを組み立てます。
4.ボールを転がそう!
ピースを組み立てたら、ボールを転がして結果を確認しましょう。
この作業がプログラミング的思考力に必要な「② 実行する」です。
ゴールと同じ色の場所にボールが入れば目的達成です!
ゴールと同じ色の場所にボールが入らなかったら、原因を考え「④ 改善」し、「① 計画」からやり直しましょう。こうすることで、プログラミング的思考力が養えますよ。
ちなみに、レベル6の問題だとこんな複雑になります。
以上のように、ただパズルで遊ぶだけではなく、「計画、実行、評価、改善」を意識しながら遊ぶと、よりプログラミング的思考力を身につけられますよ。
ロジカルルートパズルの口コミ・デメリット
ネット上の口コミを見ていると次のようなデメリットが目立ちました。
- 問題数が少ない
- ボールを一つずつスタートさせる必要がある
それぞれ検証したので詳しく解説します。
問題数が少ない
お子さんによってはどんどん問題を解いてしまい、問題が足りないと感じるようです。
このおもちゃの問題集は全60問です。パズルおもちゃの中では中くらいの多さです。
それでも問題が足りないと感じるようでしたら、このおもちゃのバージョンアップ版の「3Dロジカルルートパズル」もありますよ。
こちらは全103問で大ボリュームです。「ロジカルルートパズル」に前後の動きも加わったので、かなりやりごたえが増えてますよ。
ボールを一つずつスタートさせる必要がある
ボールをスタートさせるときに一つずつ転がさないといけない点が不便なようです。
そんなにデメリットではないですが、同時にスタートできれば結果がどうなるのかすぐにわかるので試行錯誤を繰り返すにはいいですよね。
でも、そんな要望に答えたのが「3Dロジカルルートパズル」なんです。3Dロジカルルートパズルは避けながら交差するようになったので同時にスタートさせても問題ないんです!
なんだか3Dロジカルルートパズル推しのようになってしまいましたが、どちらもいいおもちゃなのでしっかりご検討ください。
ロジカルルートパズルのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。
- ボールの移動を目で追うことが可能
- やりごたえがある難易度
順番に説明しますね。
ボールの移動を目で追うことが可能
ボールの移動を目で追うことができることは結構大事です。
なぜなら、頭の中で考えた軌道と実際の軌道が一致するか確認できるからです。
スロープも緩やかで交差ピースも程よく斜めになっているので、いい感じのスピードで落ちていきます。
想像力やプログラミング的思考力を養うためによく考えられています。
やりごたえがある難易度
大人の私も挑戦してみましたが、最後の方の問題は解けたらうれしくなる難易度です。
好きなようにピースを組み立てるだけでなく、使用できるピースに制限があるのでやりごたえがあります。
現実世界も色々な制限がある中で目的を達成しなければならないので、将来に役立つ能力が鍛えられます。
ロジカルルートパズルと類似品の比較
最後に、ロジカルルートパズルと同じ㈱くもん出版から出ているプログラミング的思考力を養うパズルおもちゃの比較です。
どの商品も「スタートとゴールが与えられて、その間をどのように組み立てるか」を考えるおもちゃです。
なので、簡単にまとめると次のとおりです。
- 玉転がしおもちゃがすきなお子さんならロジカルルートパズル
- 難しい玉転がしおもちゃがいいなら3Dロジカルルートパズル
- 車がお好きなお子さんならロジカルロードメーカー
商品名 | ロジカルルートパズル | 3Dロジカルルートパズル | ロジカルロードメーカー |
メーカー | ㈱くもん出版 | ㈱くもん出版 | ㈱くもん出版 |
ブランド | かんがえるシリーズ | かんがえるシリーズ | かんがえるシリーズ |
希望小売価格(税込) | 3,630円 | 5,280円(税込) | 3,850円(税込) |
対象年齢 | 4歳以上 | 6歳以上 | 5歳以上 |
使用電池 | 不要 | 不要 | 不要 |
デバイス | 不要 | 不要 | 不要 |
教材 | 問題集(60問) | 問題集(103問) | 問題集(88問) |
特徴 | 4歳から始められる | ロジカルルートパズルの 高難易度版 |
車がボールを運ぶ動きが面白い |
ロジカルルートパズルをおすすめできる人
「ロジカルルートパズル」はボールを転がすタイプのおもちゃとパズルが好きで、プログラミング的思考力を学びたいお子さんにおすすめです。
ボールが同じ色のゴールに入るように転がるルートを考えるシンプルなパズルでありながら、レベルが上がると根気強く考えないといけないため問題解決力と集中力が自然と鍛えられます。
その上で、プログラミング的思考力を養うのに必要な「計画、実行、評価、改善」を自然とできるおもちゃに仕上がっているので、これからのプログラミング教育に向けておすすめです。
ロジカルルートパズルのレビューまとめ
本記事は「ロジカルルートパズル」をエンジニア目線でレビューをしました。
発売から時間が経っていますが、各種通販サイトのレビューが高いので安心して購入できます。
メーカー希望小売価格は3,630円(税込)ですが、今なら2000円台で購入できるようなのでぜひ。
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- ボールの移動を目で追うことが可能
- やりごたえがある難易度
- 問題数が少ない
- ボールを一つずつ転がす必要がある
▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)