以前レビューした「F503i」にはブザーが搭載されており、音を鳴らすことができます。
- 【小学8年生|F503i】ブザーの使い方【ならす/とめる、テンポ、音、休ふ】
ブザーを使いこなせたら着メロを作れたり、ボタンが押されたら音を鳴らすなど、色々便利ですよ。
【小学8年生|F503i】ブザーの使い方【ならす/とめる、テンポ、音、休ふ】
F503iにはブザーがあります。
ブザーを使ってできること
ブザーを使うと下記のようなことができます。
- 着メロを作って鳴らす
- ボタンが押されたら音を鳴らす
- 部屋が暗くなったら音を鳴らす
上記のとおりです。ぜひ、使い方をマスターしましょう!
「ブザーをならす/とめる」ブロック
この命令はブザーを鳴らしたり、止めたりできる命令です。
入力範囲
入力(選択)できる命令の意味は次のとおりです。
- ブザーをならす・・・ブザー(ラ1)が鳴る
- ブザーをとめる・・・ライトが消える
「ブザーでならす」でブザーを鳴らすと「ブザーをとめる」などでブザーを止めない限り、ブザーは鳴り続けます。
プログラム例
ブザーを1秒間だけ鳴らすプログラム例です。
実行結果はこちら。
「ブザーをならす」ブロックを1度使うとブザーが鳴り続けるので、「ブザーをとめる」ブロックで止めてあげる必要がありますが、下記のように「ブザーをならす」ブロックの直後に「ブザーをとめる」ブロックを置くと音が鳴りません。
「テンポを◯にする」ブロック
この命令は音を鳴らすときのテンポ(BPM:Beats Per Minute 1分間の拍数)を設定する命令です。
この命令を1度使えばずっと同じテンポのままです。テンポを変更するには再度この命令で設定する必要があります。
入力範囲
入力できる値は下記のとおりです。
- 半角数字
- 「えん算」ブロック
- 「へん数」ブロック
上記を使って入力できる数値の意味は下記の通りです。
- 未入力:60と同じ
- 0未満:60と同じ
- 0:60と同じ
- 1:一番遅いテンポ
- 60:テンポを設定しない場合と同じ
「□の音を◯拍ならす」ブロック
この命令は指定した音階を指定した拍数だけ鳴らす命令です。
入力範囲
入力できる値の意味は下記の通りです。
- ド0、レ0、ミ0、ファ0、ソ0、ラ0、シ0
- ド1、レ1、ミ1、ファ1、ソ1、ラ1、シ1
- ド2、レ2、ミ2、ファ2、ソ2、ラ2、シ2
- なし
- ♯:半音上げる
- ♭:半音下げる
- 半角数字
- 「えん算」ブロック
- 「へん数」ブロック
上記を使って入力できる数値の意味は下記の通りです。
- 未入力:0と同じ
- 0未満:0と同じ
- 0:音が鳴らない(この命令を使ってないのと同じ)
- 1以上:指定した拍数だけ鳴る
「◯拍休ふ」ブロック
この命令は指定した拍数の休符を入れる命令です。
簡単に言うと、指定した拍数だけ音を止められます。「□の音を◯拍ならす」ブロックと組み合わせて使います。
入力範囲
入力できる値は下記のとおりです。
- 半角数字
- 「えん算」ブロック
- 「へん数」ブロック
上記を使って入力できる数値の意味は下記の通りです。
- 未入力:0と同じ
- 0未満:0と同じ
- 0:休符しない(この命令を使ってないのと同じ)
- 1以上:指定した拍数だけ休符
プログラム例
「テンポを◯にする」ブロック、「□の音を◯拍ならす」ブロック、「◯拍休ふ」ブロックを使って「ねこふんじゃった」を演奏してみました。
プログラムは下記のとおりです。最初にテンポを設定することでそのテンポで演奏できます。
function1のプログラム
実行結果はこちら。
まとめ
本記事のおさらいです。
- 「ブザーをならす/とめる」でブザーを鳴らしたり止めたりできる
- 「ブザーをならす」を使うと止めない限り、鳴り続ける
- 「テンポを◯にする」を使用したあとはずっとそのテンポになる
- 「テンポを◯にする」を使用しないときのテンポは60
- 「□の音を◯拍ならす」で鳴らせる音は3オクターブ分
- 「◯拍休ふ」で指定した拍数だけ音を止められる
上記のとおりです。
他の使い方
他の使い方は下記の記事にまとめています。
それでは、F503iを楽しんでください(^_^)/~