【無限大の遊び方】embotスターターキットは斬新【口コミあり】

4.0
エムボットの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

ダンボールや牛乳パックの空き箱で作ったロボットを動かせたらいいなぁ~と思った事はありませんか?

なんと、それを実現するプログラミングおもちゃが登場しました。それが「embotエムボット スターターキット」です。

遊び方は簡単です。ロボットを説明書どおりに組み立てて、パソコン(PC)やタブレットでプログラムを実行するだけです。

また、付属のダンボールキットだけでなく、身の回りにあるダンボールや空き箱で自由にロボットを作れるので、遊び方は無限大です!

というわけで本記事では、「embotエムボット スターターキット」を遊ぶのに必要なものからネット上の口コミembotシリーズの比較までエンジニア目線でレビューしていきます!

created by Rinker
タカラトミー(TAKARA TOMY)
¥6,600 (2024/06/27 22:48:55時点 Amazon調べ-詳細)
メリット
  • プログラミングのハードルが低い
  • 定期的にコンテストが開催される
  • サーボモーターで細かく制御可能
  • アプリでシミュレーション可能
  • タブレットのセンサー類を使用可能
デメリット
  • オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない
  • プログラムをロボットに書き込めない

同じ読み方の「mBotエムボット」というプログラミングおもちゃは全くの別物です。
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embot(エムボット) スターターキットの基本情報

embotエムボット スターターキット」はビジュアルプログラミングソフトでプログラミングするダンボール製の組み立て式ロボットです。

商品名 embotエムボット スターターキット
メーカー ㈱タカラトミー
ブランド Omnibot
希望小売価格(税込) 6,600円
対象年齢 6歳以上
使用電池 単4電池×4本(別売)
必要な工具 のり
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 チュートリアルあり(有料教材もあり)
マイコン 種類(付属/別売) オリジナル(付属)
プログラム書込み 不可
入力装置 ハード なし
デバイス ジャイロセンサー、位置情報、時刻、方位
出力装置 ハード サーボモーター×2、LED(赤、緑)、ブザー
デバイス ログ(画面表示)、シミュレーション
デバイスとの接続方法 Bluetooth
デバイス パソコン 【オフライン】Windows/Chrome OS
【オンライン】不可
タブレット 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
スマホ 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
ブラウザ 不可
インターネット接続 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可
プログラミング方法 ビジュアルプログラミング(アイコンをつなげるタイプ)
プログラミングソフト embotアプリ
プログラミング言語 オリジナル

このおもちゃでできること

できることは下記のような「ロボットの腕を動かすプログラミング」です。

  • 腕を左右に動かすプログラミング
  • タブレットの傾きと連動して腕を動かすプログラミング
  • タブレットの時間と連動して腕を動かすプログラミング

ただ、このロボットはダンボール製なので、改造すれば腕だけでなく色々な箇所を動かせますよ。

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングします。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合:不可

無料の会員登録をし、インターネットに接続すれば、プログラムをクラウドに保存することができます。
オフラインで使えるので、安心してお子さんの勉強に使えますね。

embot(エムボット) スターターキットの対象年齢は?

対象年齢は6歳以上です。

今年開催されたembot大展覧会では小学2年生のお子さんが賞を受賞されていたので、小学生のお子さんなら十分楽しめますよ。

embot(エムボット) スターターキットの価格は?

希望小売価格は6,600円(税込)です。

50種類以上のプログラミングおもちゃをレビューしてきましたが、けっこう安い方ですよ。

なので、「何からプログラミングに取り組めばいいかわからない」という方に向いています。

embot(エムボット) スターターキットの内容物

内容物はロボット一式と説明書です。

説明書は裏表一枚の紙で、組み立て方やプログラミング方法は公式サイトにある説明書をダウンロードしなければなりません。

主要なパーツを説明しますね。まずは、マイクロコンピュータ(マイコン)が搭載されているコアです。サーボモーターやLEDを接続できます。

embotのオリジナルマイコンです。

そして、サーボモーターです。

サーボモーターとは回転する角度速度を指定して動作するモーターです。なので、普通のモーターよりもロボットを細かく制御できます。

次はLEDです。赤と緑の二種類があります。

そして、ブザーです。音を鳴らすことができます。

最後にロボット本体用のダンボールです。組み立てにはのりが必要です。

それでは組み立てていきましょう!

embot(エムボット) スターターキットの作り方・組み立て方・レビュー

作り方・組み立て方

作り方は簡単です。説明書もわかりやすく、工程も少ないです。工作に慣れている私ですが、ゆっくり作っても40分くらいでした。

なので、プログラミングを楽しむことに集中できます。

また、別途用意が必要な工具は

  • のり

です。それでは組み立てていきましょう!

PCやタブレットで説明書を見ながら組み立てます。

必要な工具はのりのみです。腕(写真部分)と顔に目や鼻をつける箇所で使用します。

そして、出来上がったものがこちら!腕は前向き(パッケージと同じ)か横向きを選んで取り付けます。説明書どおりに作ると耳のパーツやサーボモーター用パーツは余ります。

ロボットはわりとかわいいです。

頭を取ると中身が見えます。配線は固定されていません。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。結構大きいです。

単4電池×4本(別売)が必要です。ロボットを組み立てる前に電池を入れましょう。蓋を開けるときはボールペンなどの先が細いものでボタンを押しながら開けます。

次は実際にプログラミングをして遊んでみましょう!

プログラミング方法

プログラミングソフトはオリジナルのソフトで「embotエムボットアプリ」といいます。無料で使用できます。

こんな感じでアイコンをつなぐタイプのビジュアルプログラミングソフトです。

プログラミングのレベルが1~5まであり、それぞれ使用できる命令に制限があります

最初から使用できる命令が多いとどれを使っていいのかわからなくなってしまうので、よく考えられてますね。

このソフトはレベル1から順番にプログラムを作って行けば、順調にステップアップできるようになっているのは素晴らしいです。

デバイスとロボットの接続方法

デバイスとロボットはBluetoothで接続します。一度ペアリングしてしまえば、次から自動で認識します。

PCとロボットの接続はすんなりできました

プログラムの実行方法

作ったプログラムを動かすにはデバイスから実行します。

つまり、ロボットを動かすには常にPCやタブレットと接続しておく必要があります。

ただ、プログラムの実行もエラーが出ることはなかったので全くストレスなくロボットを動かせました。なので、挫折せずにプログラミングに取り組めますよ。

embot(エムボット) スターターキットの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを見ていると次のようなデメリットが目立ちました。

  • 説明書をダウンロードしないといけない
  • 漢字や英語が出てくる
  • オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない

それぞれ検証したので詳しく解説します。

説明書をダウンロードしないといけない

これはしょうがないかなと。組み立て説明書もプログラミング説明書も公式サイトからダウンロードしないといけません。

その分、フルカラーで詳しく書いてあるので逆にいいかもです。どのみち、PCやタブレットを使用して遊ぶので。

 説明書のダウンロードは公式サイトから

漢字や英語が出てくる

説明書に漢字は出てきますが、ルビが振ってあるのでお子さんだけでも読めるでしょう。

英語はプログラミングするときに登場します。

他のプログラミングソフトだと命令の名前に「条件」とか「繰り返し」のように日本語で書いてありますが、embotアプリでは「if」や「for」などのプログラミング用語が登場します。

エンジニアが使っているプログラミング用語なので、これから本格的にプログラミングを勉強するときにすんなり受け入れられるので、逆にいいですよ。

オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない

これは私の意見ですが、embotアプリは本商品(embot)にしか使えません。

なので、他のプログラミングおもちゃで遊ぶときは使い方を新しく覚え直さないといけないです。

ただ、プログラミングの基本は同じなので、使うツールが変わってもembotアプリで学んだことが無駄になることはありません

embot(エムボット) スターターキットのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • プログラミングのハードルが低い
  • 定期的にコンテストが開催される
  • サーボモーターでロボットを細かく制御可能
  • アプリでロボットのシミュレーションが可能
  • タブレットのセンサー類を使ってプログラミングが可能

順番に説明しますね。

プログラミングのハードルが低い

今年開催されたembot大展覧会で参加者のお子さんたちにインタビューしたら、「今までプログラミングをしたことなかったけど、今回のコンテストのために作品を作ってみたら楽しかった」という声が意外と多かったです。

やっぱり、ダンボールでロボットを作れるので、とっつきやすいんでしょうね。

それに、作ったプログラムをしっかり説明してくれたので、ちゃんと勉強になってるんだなぁと感じました。

定期的にコンテストが開催される

毎年、作品コンテストが開催されているので、お子さんたちのモチベーションアップになりますよ。

他のプログラミングおもちゃだと、買ったらそれで終わりですからね。

それに、今年から多くの方が参加できるような開催形式に変わったので、ぜひ出場を狙ってみては?

サーボモーターでロボットを細かく制御可能

サーボモーターとは回転する角度や速度を指定できるモーターです。なので、ロボットを細かく制御するプログラムを作ることができます。

類似のプログラミングおもちゃのほとんどは下記のような普通のモーターが使われています。これだと回転方向と回転速度くらいしか制御できません。コロボライトのモーター

サーボモーターだとロボットを細かく制御できるので、色々な発想でロボットを作ることができ、このおもちゃで長く遊べますよ。

アプリでロボットのシミュレーションが可能

embotアプリはembot本体がなくてもアプリだけで遊べるんです!

こんな感じで、embotアプリ上でロボットの動きをシミュレーションできます!これは便利です。しかも無料で。

なので、アプリだけで遊んでみて、気に入れば購入したらいいですよ。

embot

embot

e-Craft Inc.無料posted withアプリーチ

タブレットのセンサー類を使ってプログラミングが可能

タブレットに搭載されているセンサー類を使用してプログラムを作ることができるのも特徴です。

ロボットにセンサー類は搭載されていないので、現実世界の情報を読み取って動作するプログラムを作ることはできません。(ロボットの前に障害物があったら避けるなど)

ですが、タブレットに搭載されている傾きセンサー(ジャイロセンサー)を使ってロボットを操作するプログラムなどを作ることができます。

と、ロボット面・プログラミング面でできることが多いので、きっとお子さんは飽きずに長くプログラミングに取り組めますよ
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embot(エムボット) のオプションを紹介!APIやすみっコぐらしもあるよ

embotシリーズの比較です。今回紹介する「スターターキット」の他に追加オプションがあるようです。大きく分けて次のとおりです。

  • ① キット、プログラム
  • ② API(便利な機能を簡単に使えるプログラム)
  • ③ 解説動画

それぞれ見ていきましょう。

① キット、プログラム

キットはロボットの本体を作れるダンボールです。

そのロボットを動かすプログラムが欲しかったらプログラムを買うこともできます。もちろん、自分でプログラムを作って動かす事もできます。

個人的にはプログラムを買うことはおすすめしません。なぜなら、ロボットを動かすためにどういうプログラムを作ればいいか考えることがプログラミングの勉強だからです。

商品名 キット プログラム
スターターキット 6,600円 キットに含む
すみっコぐらし 1,100円 公式ショップ特典
とっておきキット 自動販売機 3,300円 860円
レジスター 3,300円 860円
カンガルー 2,750円 500円
スイッチ 1,650円 500円
宝箱 2,750円 500円
オットセイ 1,650円 500円
クワガタ 1,650円 500円
embotone 不要 860円
くじゃくembot 販売なし 0円
337拍子応援embot 販売なし 0円
お茶汲み!?embot 販売なし 0円
とっておきキットはスターターキットがないと遊べません。「スターターキット+自動販売機キット」、「スターターキット+レジスターキット」のような買い方です。

② API(便利な機能を簡単に使えるプログラム)

APIとは「便利な機能を簡単に使えるプログラム」だと思ってもらえればいいです。

天気を知るプログラムを作ろうと思ったら自分で細かくプログラミングしないといけませんが、APIを使えば簡単に天気情報を取得できます。

ひらめきAPIは購入してもいいかなと思います。作れるプログラムの幅がかなり増えるので。ただ、買い切りではなく月額制なのがデメリットです。

サービス名 価格
ひらめきAPI ボイスAPI 300円/月
ニュースAPI
天気API

③ 解説動画

embotを使いこなすための解説動画があります。

その中の「基礎から実践まで!embotオンラインラーニング」は
embotでプログラミングやロボット制作を基礎からしっかり学べる動画です。
1レッスンずつきちんと理解して次へいけるようにカリキュラムを設計しています。
だそうです。また、価格は次のとおりです。
サービス名 価格
教えて!WEB先生 Master Nuのオンラインレクチャー 1動画
・1ヶ月 500円
見放題
・1ヶ月 1,480円
・6ヶ月 7,500円
基礎から実践まで!
embotオンラインラーニング

解説動画については無料分を見てから決めたらいいと思います。プログラミング教室に通うより安いので。

まとめると「色々な拡張性があるので長く遊べる」と思ってもらえればいいですよ。

embot(エムボット) スターターキットをおすすめできる人

embotエムボット スターターキット」はパソコンやタブレットを使うプログラミングは初めてで、長くプログラミングを楽しみたいお子さんにおすすめです。

このおもちゃは身近にあるダンボールや空き箱などで自由にロボットを作ることができます。そして、サーボモーターで細かい動きをプログラミングできるので、いくらでもロボットを改造して楽しめます

なので、お子さんが前のめりでプログラミング学習に取り組めますよ。

また、アプリではエンジニアが使っているプログラミングの概念(関数やwhileなど)をわりとそのまま使うので今後のステップアップにはもってこいです。

結論:遊び方無限大のプログラミングおもちゃ

本記事は「embotエムボット スターターキット」をエンジニア目線でレビューしました。

embotは拡張キットも売られており、長く遊べるプログラミングおもちゃです。また、プログラミング的思考力だけでなく発想力や創造力も育めるのでおすすめです。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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タカラトミー(TAKARA TOMY)
¥6,600 (2024/06/27 22:48:55時点 Amazon調べ-詳細)
メリット
  • プログラミングのハードルが低い
  • 定期的にコンテストが開催される
  • サーボモーターで細かく制御可能
  • アプリでシミュレーション可能
  • タブレットのセンサー類を使用可能
デメリット
  • オリジナルのプログラミングソフトなので汎用性がない
  • プログラムをロボットに書き込めない

▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)

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