以前レビューしたCUBROIDはタブレット/スマホのアプリでプログラミングする以外にパソコン(PC)のScratchでプログラミングする方法があります。
しかし、手順通りにやっても全然できなかったので、色々調べてみたところCUBROIDをPCのScratch3.0でプログラミングできるようになりました!
- CUBROIDをPCのScratch3.0でプログラミングする方法
結構、プログラミングできるようになるまで大変だったので、詳しく解説しますね。
キューブロイドをPCのスクラッチ3.0でプログラミングする方法
具体的な説明の前に全体像の把握からです。下記のような環境でプログラミングします。
パソコン(PC)と各キューブを無線(Bluetooth)で接続してプログラミングします。
また、導入手順の概要は次のとおりです。
- 0.キューブのファームウェアアップデート(事前準備)
- 1.必要ファイルのダウンロード
- 2.各ソフトウェアのインストール
- 3.ソフトウェアとキューブの接続
では、順番にみていきましょう!
0.キューブのファームウェアアップデート(事前準備)
まずは、キューブのファームウェア(FW)をアップデートする必要があります。
詳しい手順は下記の記事をご覧ください。
キューブロイドのファームウェアを回復モードでアップデートする方法
1.必要ファイルのダウンロード
次は必要なファイルをダウンロードします。
まずは、公式サイトにアクセスし、[Support]をクリックします。
サポートページが表示されたら、下の方にある[Coding Blocks & Curo AI]をクリックします。
[How to set Curo AI 2.0.0 program (Scratch 3.0 + AI)]をクリックします。
必要なファイルが置いてあるグーグルドライブのリンクがあるのでクリックします。
その中の[Curo AI File]をクリックします。
次はご自身のPCのOSにあわせて選びます。
[Curo AI Setup 2.0.0.exe]と[ScratchLinkSetup.msi]をクリックしてダウンロードします。
カーソルをあわせるとダウンロードボタンが表示されるのでクリックしてダウンロードします。
クリックするとこのような表示がされますが、[エラーを無視してダウンロード]をクリックします。
ダウンロードが完了するまでしばらく待ちます。
同じようにもう一つのファイルもダウンロードします。
ダウンロードが完了すると次のファイルが取得できます。
[Curo AI Setup 2.0.0.exe]
[ScratchLinkSetup.msi]
必要なファイルはダウンロードできたので、次は各ソフトをインストールしていきましょう。
2.各ソフトウェアのインストール
ソフトは2つあります。
- Curo AI・・・Scratch3.0を使ってプログラミングするためのソフト
- Scratch Link・・・Scratch3.0とCUBROIDを接続するためのソフト
Curo AIのインストール
まずは、Curo AIをインストールします。 たぶんクロ エーアイと呼びます。
Curo AI Setup x.x.x.exeをダブルクリックして実行します。
この画面が表示されるので[詳細情報]をクリックします。
そして[実行]をクリックします。
インストールするユーザは好きな方をお選びください。
インストール先のフォルダは基本的に変更不要です。
しばらく待ちます。
[完了]を押して、Curo AIを起動します。
Curo AIを起動するとこんな感じです。Scratch3.0でプログラミングができます。
ここまでで、「Scratch3.0を使ってプログラミングするためのソフト=Curo AI」のインストールが完了です。
Scratch Linkのインストール
次はScratch Linkのインストールです。
ScratchLinkSetup.msiをダブルクリックして実行します。
この画面が表示されるので[Next]をクリックします。
警告画面が出ますが、[はい]をクリックします。
インストールが完了すると、[Launch Scratch Link]にチェックを入れ、[Finish]をクリックします。
初めてScratch Linkを起動するとファイアウォールの画面が出ますので、[アクセスを許可する]をクリックします。
Scratch Linkが起動できているとタスクバーにアイコンが表示されます。
ここまでで、「Scratch3.0とCUBROIDを接続するためのソフト=Scratch Link」のインストールが完了です。
2つのソフトがインストールできたら、次はキューブとCuro AI(Scratch)を接続してプログラミングしてみましょう。
3.ソフトウェアとキューブの接続
キューブとCuro AI(Scratch)を接続する手順は大きく2つです。
- グループ番号設定
- 拡張機能の追加
1.グループ番号設定
キューブとCuro AIを無線で接続するために「1.グループ番号設定」を行います。
グループ番号設定をクリックします。
使用するキューブのグループ番号を入力します。
キューブの初期設定は[0000]です。変更の必要が無ければ[0000]を入力して[OK]をクリックします。
グループ番号設定が完了したら、[×]をクリックして閉じます。
ここまでが「1.グループ番号設定」でした。
2.拡張機能の追加
左下の[拡張機能の追加]をクリックします。
すると、追加できるキューブが一覧になっているので、追加するキューブを選びます。
今回はマスターキューブを例に進めます。
選択すると、キューブとの接続画面が表示されます。
このタイミングで選択したキューブの電源をONにします。
しばらくすると、電源を入れたキューブが表示されるので[接続する]をクリックします。
しばらく待ちます。
接続に成功すると「接続されました」と表示されます。[エディターへ行く]をクリックして、プログラミング画面を表示します。
プログラミング画面に戻ると追加したキューブの命令ブロックが表示されています。
ここまでが「2.拡張機能の追加」でした。他のキューブも同様にして追加します。
簡単なプログラミング例
では、実際にプログラミングしていきましょう!
マスターキューブのLEDを赤点灯させるプログラムを例に説明します。
「カラーライトをオンにします(赤)」命令を置いて、命令ブロックをクリックすると、
マスターキューブのLEDが赤に光ります!
次はLEDの色を赤→青に変えると、
マスターキューブのLEDが青に光ります!
DCモーターキューブ、ライト&タッチセンサーキューブを同様に追加してプログラミングしてみました。
ライトセンサーが明かりを検出する(センサー値が500以上)ときはマスターキューブのLEDが赤で点灯します。
ライトセンサーが明かりを検出できない(センサー値が500未満)ときはDCモーターキューブが回転します。手で明かりを遮っています。
おおっ!ちゃんとキューブが連携してプログラミングできますね。
まとめ:スクラッチを使ってプログラミングを楽しもう!
もし、PCにBluetoothが無ければScratch2.0でプログラミングする方法をお試しください。こちらはUSBケーブルでマスターキューブと接続します。
キューブロイドをスクラッチ2.0でプログラミングする方法を解説
また、無料の会員登録をすればCUBROIDをScratchで遊ぶための教材もあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
では、CUBROIDを楽しんでください(^_^)/~