ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
Googleが無料で提供するプログラミングを学べる教育ゲームシリーズのBlockly Gamesをご存知でしょうか?
Blockly Gamesはゲームを攻略するためにブロック型の命令を組み立ててプログラミングするビジュアルタイプのプログラミング教材です。
自由にプログラムを作れるわけではありませんが、目的を達成するためにどういうプログラムを作ったらいいか考えることになるのでプログラミング学習の入り口としてお手軽ですよ。
というわけで本記事では「Blockly Games」とはなにか?から、使い方や作れるプログラムについてエンジニア目線で紹介していきます!
- 完全無料
- 直感的にプログラミングができる
- プログラムの基本処理が学べる
- プログラムの保存・共有が可能
- ブロック→JavaScriptに変換可能
- 自由にプログラムを作れない
・Blockly Games
・Blockly Games : 概要
ブロックリーゲームとは?ブロックリーゲームの基本情報
「Blockly Games」はゲームを攻略するためにプログラミングするソフトです。ゲームは全部で8種類あります。
商品名 | Blockly Games |
メーカー | Google LLC |
ブランド | - |
希望小売価格(税込) | 無料 |
対象年齢 | 記載なし |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | チュートリアルあり |
デバイス | パソコン | 【オフライン】Windowsは簡易動作確認済み 【オンライン】ブラウザ |
タブレット | 【オフライン】未確認 【オンライン】ブラウザ |
|
スマホ | 【オフライン】未確認 【オンライン】ブラウザ |
|
ブラウザ | Google Chrome/Microsoft Edge/Firefox/Safari (上記は簡易動作確認済み) |
|
インターネット接続 | 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可 | |
プログラミング方法 | ・ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ) ・テキストプログラミング |
|
プログラミングソフト | Blockly Games | |
プログラミング言語 | ・ビジュアル:Blockly(JavaScriptに変換可能) ・テキスト:JavaScript |
|
作れるプログラム | ゲームを攻略するためのプログラム、音楽、アニメーション |
この教材でできること
できることは下記のような「ゲームを攻略するためのプログラミング」です。
- スタート地点からゴール地点まで進むようにプログラミング
- 指定された絵を描くためのプログラミング
- 図形を動かすためのプログラミング
- 楽譜通りに演奏するためのプログラミング
- ターゲットに弾を当てるためのプログラミング
ブロックタイプのビジュアルプログラミングからJavaScriptでのテキストプログラミングまでありますよ。
この教材で遊ぶときの環境
この教材で遊ぶときはWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法とデバイスにアプリをダウンロードしてオフラインでプログラミングする方法があります。
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合
ブロックリーゲームの使い方
ゲームは全部で8種類です。
- ①:パズル
- ②:迷路
- ③:鳥
- ④:タートル
- ⑤:動画
- ⑥:音楽
- ⑦:ポンド・チューター
- ⑧:ポンド
それぞれ詳しく解説しますね。
ゲーム①:パズル
パズルはBlockly Gamesの操作方法を学ぶゲームです。
ブロックの形を見て、どれとどれがつながるか確認するチュートリアルです。
基本的にどのゲームもそうですが、最初に説明が表示されます。
ゲーム②:迷路
迷路はスタート地点からゴール地点まで進むようにプログラミングするゲームです。
このゲームでプログラムの基本処理(順次処理、分岐処理、反復処理)がすべて登場するので、プログラミングの基本を体験することができます。
ゲーム③:鳥
鳥は虫を捕まえて巣まで戻るようにプログラミングするゲームです。
迷路と違って「虫を捕まえる」という条件がついた分だけ難易度が上がってます。
ゲーム④:タートル
タートルは指定された絵を描くためにプログラミングするゲームです。
うっすらと写っている黄色い星が描きたい図です。
このゲームではプログラミングの基本である反復処理を深掘りします。
ゲーム⑤:動画
動画は図形を表示し、その図形を動かすためにプログラミングするゲームです。
うっすらと写っている図形が描きたい図形です。
それを座標や色を指定して描画します。
ゲーム⑥:音楽
音楽は楽譜通りに演奏するためにプログラミングするゲームです。
このゲームで関数の使い方を学習します。
ゲーム⑦:ポンド・チューター
ポンド・チューターはターゲットに弾を当てるためにプログラミングするゲームです。
このゲームではブロックを使うビジュアルプログラミングだけでなく、JavaScriptというプログラミング言語を使うテキストプログラミングも学習します。
ゲーム⑧:ポンド
最後のゲームは3体の敵を倒すために主人公をプログラミングするゲームです。
プログラムはブロックでもJavaScriptでも作ることができます。
そして3体の敵はすでにプログラミングされており、どのように動作するか確認することができます。
ブロックリーゲームのデメリット
私が感じたデメリットは次のとおりです。
- 自由にプログラムを作れない
詳しく解説します。
自由にプログラムを作れない
Blockly Gamesはゲームを攻略していく教材なので基本的には自由に作品を作ることはできません。
気になる点はこれくらいで全体的には手軽に学習できる良い教材です。
ブロックリーゲームのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。
- プログラムの基本処理が学べる
- 基礎から応用までステップアップ可能
- プログラムの保存・共有が可能
- ブロック→JavaScriptに変換可能
それぞれ解説します。
プログラムの基本処理が学べる
プログラムの基本処理である「順次・分岐・反復」処理を順番に学べるのはメリットです。
簡単な問題から複雑な問題までステップアップしながら学べるので挫折しにくいでしょう。
基礎から応用までステップアップ可能
Blockly Gamesは1問目から順番に解いていけば必要な内容が身につくように設計されています。
プログラムの保存・共有が可能
Blockly Gamesで作ったプログラムは保存できますし、それを共有する(他のPCで開く)ことができます。
右上の[リンクマーク]を押すとURLが表示されます。別のPCでそのURLにアクセスするとその続きから遊べます。
ブロック→JavaScriptに変換可能
ブロックで作ったプログラムはエンジニアも使うJavaScriptというプログラミング言語に変換することができます。
ゲームをクリアするとこんな感じで変換して表示されます。
ブロックリーゲームをおすすめできる人
「Blockly Games」は作りたいプログラムは無いけどプログラミングを体験してみたいお子さんにおすすめです。
ですが、「どうぞ好きにプログラミングしてください!」と言われるよりも、問題が与えられてそれを解決するためにプログラミングするほうが初心者には入りやすいですね。
結論:ゲーム感覚でプログラミングを体験しよう!
本記事は「Blockly Games」をエンジニア目線で紹介しました。
Blockly Gamesはプログラムの基本処理を順番に学習できる教材です。
プログラミングに触れたことが無いお子さんでもゲーム感覚でプログラミングを学習できるので楽しく学べるでしょう。
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- 完全無料
- 直感的にプログラミングができる
- プログラムの基本処理が学べる
- プログラムの保存・共有が可能
- ブロック→JavaScriptに変換可能
- 自由にプログラムを作れない
▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)