【家電をスマート操作】アーテックリンクスの口コミ・レビュー

4.5
アーテックリンクスの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

電子部品を組み合わせてIOT家電を作れるプログラミングおもちゃはいくつかあるのですが、どれも常にタブレットと接続しておかないといけないのが不満ポイントです。

ですが「アーテックリンクス」なら、作ったプログラムを本体に書き込むことができるので、タブレットを近くに置いておく必要がありません!

それに、インターネットに接続できるので、WEBサイトの情報を取得して動作する装置を作ることができます。

遊び方は簡単です。電子ブロックを磁石でくっつけて、パソコンでプログラムを作るだけです。

アイデアしだいでかなり色んな装置を作れますよ!

というわけで本記事では「アーテックリンクス はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう」の遊び方から、アーテックリンクスシリーズの比較、ネット上の口コミまでエンジニア目線でレビューしていきます!

メリット
  • プログラムを書き込める
  • ネットに接続できる
  • 拡張性が高い
  • メインユニット同士で通信できる
  • 解説書が詳しくて丁寧
デメリット
  • 高額
  • マイクとスピーカーの性能がイマイチ
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アーテックリンクスの基本情報

アーテックリンクス はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう」は四角いマイクやスピーカーを磁石でつなげてIOT機器を作れるプログラミングおもちゃです。音声で家電を操作したり、ネットの情報を取得してスピーカーから鳴らすこともできますよ。

商品名 アーテックリンクス はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう
メーカー ㈱アーテック
ブランド アーテックリンクス
希望小売価格(税込) 9,900円
対象年齢 記載なし
使用電池 ACアダプター、バッテリーユニット
必要な工具 なし
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 Webサイトに詳しい説明あり
マイコン 種類(付属/別売) オリジナル(付属)
プログラム書込み 可能
入力装置 ハード ボタン、マイク、赤外線受信機
デバイス なし
出力装置 ハード LED、スピーカー、赤外線送信機
デバイス なし
デバイスとの接続方法 ・USB-TypeA ⇔ USB-TypeCケーブル(付属)
・Bluetooth
パーツ数 4
デバイス パソコン 【オフライン】Windows
【オンライン】Windows/macOS/Chrome OS
タブレット 【オフライン】iOS
【オンライン】Android
スマホ 不可
ブラウザ Google Chrome/Microsoft Edge
インターネット接続 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可
プログラミング方法 ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ)
プログラミングソフト Scratch3.0ベースソフト
プログラミング言語 Scratch(Pythonに変換可能)

このおもちゃでできること

できることは下記のような「自作IOT機器のプログラミング」です。

  • 電子ブロックを自由に組み換えて装置を作る
  • 音声で家電を操作
  • WEBサイトから天気情報を取得して音声出力する
  • ボイスレコーダー
※IOT機器とはインターネットに接続できる装置のことです。

マイクやスピーカーを組み合わせてオリジナルの装置を作れます。また、ネットに接続できるのでWEBサイトの情報を利用することもできますよ!

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングする方法とWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法があります。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合

現時点ではオンラインにしか対応していませんが、順次オフラインにも対応予定とのこと。
オフラインでも使えるので、安心してお子さんの勉強に使えますね。

アーテックリンクスの内容物

まずは、パッケージから。

中身はシンプルです。

内容物一覧です。電子ブロックとUSBケーブルだけです。

説明書は入っておらず、WEBサイトの解説書を見ます。

主要なパーツを説明しますね。

メインユニットです。中央はボタンになっています。また、フルカラーLEDを搭載しているのでいろんな色に光らせることができます。

あと、これが凄いのはWiFiに対応している点です。なので、インターネットに接続して、天気情報などを取得できるんです!

また、メインユニットにプログラムを書き込むことができるので、パソコンを近くに置いておく必要がありません!

残りの装置です。赤外線通信ユニットは赤外線を送受信できます。

例えば、TVのリモコンの赤外線信号を登録しておけば、この装置を使ってTVを点ける事ができます!

最後にUSBケーブルです。USB-TypeCなのでケーブルの種類が増えなくて助かります。

アーテックリンクスの遊び方・レビュー

必要な工具

別途用意が必要な工具は次のとおりです。

  • なし

組み立て方

組み立ては一瞬です。磁石でパチっとつなぐだけです。

手触りは下記の通り。磁石はそんなに強くないですが、外れやすいわけではないです。

裏に磁石があれば冷蔵庫などに貼り付けることができたんですけどね。残念

組み立て完了!

完成するとこんな感じです。メインユニットには最大3つのユニットを接続できます。

電源は付属のUSBケーブルを使って、パソコンかACアダプターから取ります。

別売りのバッテリーを使うこともできます。

バッテリーを使えば、近くに電源がない場所でも実験できますよ!

一応、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

ちょうどいいサイズです。

デバイスと装置の接続

パソコンとは付属のUSBケーブルで接続します。2024年8月にBluetoothで接続できるソフトがリリースされる予定とのこと。

  1. 装置の電源をONにする
  2. アプリから接続をタップする

これだけです。ストレスなく接続できましたよ。

装置のプログラミング方法

公式サイトにアクセスしてプログラミングします。

Scratch3.0ベースのソフトなので、初心者でもわかりやすいですよ。

サンプルプログラムもあるのでご安心ください。まずはサンプルプログラムを動かすところから始めるといいでしょう。

プログラムの転送

作ったプログラムをメインユニットに転送します。

付属のUSBケーブルでメインユニットとパソコンを接続し、転送を押すだけです。転送が完了すると自動で切断されます。

数秒で転送完了しました!エラーも出ず、ストレスフリーです。
類似品にソニーのMESHMakeblockのNeuronがあるのですが、どちらもプログラムを転送できませんでした。つまり、常にタブレットと接続しておかないと動かせないということです。アーテックリンクスはかなり便利です!!

プログラムの実行

電源を入れ直すとプログラムが動き出します。下記のとおりです。

音が小さいのはカメラのマイク性能が悪いせいです…。ただ、スピーカーの音も大きくないのは事実です。
それでも、この小さなボディでネットにつながって情報を取得できるのは感動です!おもちゃでここまでできるのはなかなか凄いですよ!

ちなみにパソコンから実行もできる

実はプログラムを転送しなくても、パソコンと接続した状態でプログラムを実行することができます。

そうすれば、センサーの値をパソコン上に表示しながら動かしたり、プログラムをすぐに変更したりできるので、学習に便利です!

アーテックリンクスの作例

他のサンプルプログラムなどを動かしてみました。別売りのユニットも含まれます。

音声で照明をOFFにする

「電気を消して」と言うと照明をOFFにしてくれるプログラムです。

リモコンの赤外線信号を事前に登録しておき、「電気を消して」という言葉を検知したら、その信号を送信する仕組みです。

ただ、音声認識の精度は低いです。音の大きさで判断しているので、事前に登録した声の大きさじゃないと反応してくれません。

メインユニット間通信

ボタンを押している間は通信相手のLEDが赤で点灯し続けるプログラムです。

ボタンを押している間は「ON」を送信し、「ON」を受信したらLEDを赤点灯させます。また、ボタンを離している間は「OFF」を送信し、「OFF」を受信したらLEDを消灯させます。

アーテックリンクスの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。発売して間もないからでしょう。なので、私が感じたデメリットを詳しく解説します。

  • 高額
  • マイクとスピーカーの性能がイマイチ
  • スマホに通知を出せるといい

それぞれ解説します。

高額

メインユニット、マイク、スピーカー、赤外線通信ユニットだけで、9,900円はちょっと高いかなと。

とはいえ、ソニーのMESHに比べたら格段に安いので、そこまで不満は無いです。

マイクとスピーカーの性能がイマイチ

マイクの音を拾う範囲が狭いです。かなり近づかないといけないですし、かなり大きな声で喋らないといけませんでした。

あと、スピーカーの音がちょっと小さいですね~。もっと大きかったら使いやすいです。

スマホに通知を出せるといい

デメリットではありませんが、メインユニットからスマホに通知を出せればかなり便利かなと。

例えば、人感センサーが検知したらスマホに通知を出せたらかなり便利じゃないですか?

できる方法を探ってるのですが、今のところ無理そうです。

アーテックリンクスのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • プログラムを書き込める
  • ネットに接続できる
  • 拡張性が高い
  • メインユニット同士で通信できる
  • 解説書が詳しくて丁寧

いくつか解説しますね。

プログラムを書き込める

メインユニットにプログラムを書き込めるのはかなり便利です。

パソコンから切り離して装置を動作させることができるので実験がしやすいですし、おもちゃとして動かすだけでなくスマートホーム化することもできなくはないです。

これは自由研究にピッタリですよ。

ネットに接続できる

ネットの情報を取得できるのもかなり画期的です!

ネットの情報はJSONという形式で取得することができます。また、取得した値を簡単に利用できるようにアプリが作られているので、プログラミング初心者も挑戦しやすいです!

拡張性が高い

別売りで様々なセンサー類が販売されています。(それぞれ単品販売があります)

入出力ユニットはサーボモーターやタッチセンサー、超音波センサーなどを追加で接続することができる拡張装置です。

例えば、サーボモーターを接続すれば、遠隔で部屋の電気スイッチを押す装置を作ることもできます。

拡張性が高いので、お子さんの創造力を養うのにいいですね。

メインユニット同士で通信できる

メインユニットをもう一台用意すれば、メインユニット同士で通信することができます。

例えば、玄関のインターホンとメインユニットを接続できれば、インターホンが押されたら、もう一台のメインユニットに通知を送ることができます。

そうすれば、ゲームに集中しているときでも来客に気づくことができます。

いや~、いくらでも応用できますね。

解説書が詳しくて丁寧

このメーカーは老舗の教材メーカーということもあり、解説書がめちゃくちゃ詳しいです!

このメーカーの他のプログラミングおもちゃも持っているのですが、どれも教材が詳しくてわかりやすいです。

なので、プログラミング初心者のお子さんでも安心して挑戦できますよ。

アーテックリンクスの種類

アーテックリンクスの商品はセット品と単品があります。

▼セット品
商品名 価格(税込) 内容物
はじめてのプログラミング
音声で家電を動かそう
9,900円 メインユニット
マイク
スピーカー
赤外線通信ユニット
▼単品
ユニット名 価格(税込) 備考
メインユニット 4,000円 ボタンとLEDを搭載
バッテリー 1,650円 メインユニットに電源供給
人感センサー 1,650円 物体が動いたことを検知
温度センサー 1,210円 周囲の温度を計測
光センサー 1,210円 明るさを計測
加速度センサー 1,210円 傾きを検出
マイク 1,980円 音の大きさと波形を計測
スピーカー 1,650円 音データを再生
入出力ユニット 1,870円 モーターや外部センサーを接続
赤外線通信ユニット 1,650円 赤外線の送受信

ちなみに、USBケーブルが不要であれば単品買いの方が620円安いです。

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アーテックリンクスをおすすめできる人

アーテックリンクス はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう」はネットの情報を使うプログラミングと家の中を便利にすることに興味があるお子さんにおすすめです。

アイデアしだいでは家の中をスマートホーム化することも可能です。

あと、自由研究にもかなり使えるので、今年はプログラミングに挑戦してみたい!というお子さんもどうぞ。

結論:可能性無限大のプログラミングおもちゃ

本記事は「アーテックリンクス はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう」をエンジニア目線でレビューをしました。

組み合わせ次第で何でも作れますね。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

メリット
  • プログラムを書き込める
  • ネットに接続できる
  • 拡張性が高い
  • メインユニット同士で通信できる
  • 解説書が詳しくて丁寧
デメリット
  • 高額
  • マイクとスピーカーの性能がイマイチ
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