Pythonでロボットをプログラミングしたいんだけど、まず何からすればいいかな?色々調べながらロボットを作るのは大変だから、とりあえずこれがあればOK!というのを教えてください。
こんな疑問にお答えします。
- Pythonでロボットをプログラミングする方法【結論:プログラミングおもちゃを使用】
- Pythonでプログラミングできるおすすめロボット【mBot2が最強】
結論から言うと、まずはプログラミングできるロボットおもちゃを使うべきです。
私はこれまで50種類以上のプログラミングおもちゃをレビューしてきたのですが、その中にはPythonでプログラミングできるロボットもありました。
おもちゃとはいえ、侮れないので、ぜひ最後までご覧ください。
Pythonでロボットをプログラミングする方法【結論:プログラミングおもちゃを使用】
繰り返しですが、結論は「プログラミングおもちゃ」です。
プログラミングおもちゃがいい理由は3つあります。
- ① Pythonでプログラミングできるものもあるから
- ② キットになっていてロボット初心者でも簡単だから
- ③ 高機能なロボットがあるから
詳しく解説しますね。
ポイント①:Pythonでプログラミングできるものもあるから
プログラミングおもちゃの中にはScratchなどのビジュアルプログラミングができるだけでなくPythonやJavaScriptでプログラミングできるものがあります。
そして、その多くはScratchからPythonやJavaScriptに変換できます。
つまり、単純にPythonだけでプログラミングするよりもロボットを動かすハードルが下がるということです。
ポイント②:キットになっていてロボット初心者でも簡単だから
プログラミングおもちゃには組み立てるだけですぐに遊べる組み立てタイプのものや最初から完成している完成品タイプのものがあります。
なので、プログラミングはできるけどロボットを作ったことはない方でも安心してロボットプログラミングに挑戦できます。
ポイント③:高機能なロボットがあるから
プログラミングおもちゃと言っても侮れません。かなり高機能なものがあります。
このあと紹介するロボットはインターネットに接続できてAIを活用したプログラミングができたり、フルカラーディスプレイに情報を表示するプログラムを作れます。
というわけで、具体的なプログラミングおもちゃを紹介しますね。
Pythonでプログラミングできるおすすめロボット【mBot2が最強】
結論から言うと、1番のおすすめはmBot2です。
「mBot2」はライントレースやフルカラーディスプレイを使ったゲーム、音声認識(AI)を活用したプログラムを作れる組み立て式のロボットカーです。
商品名 | mBot2 |
価格(税込) | 18,590円(希望小売価格) |
対象年齢 | 8歳~大人 |
対応デバイス | パソコン/タブレット/スマホ |
種類 | ビジュアル-組み立て型 |
特徴 | ロボットが高機能 |
このロボットをおすすめする理由は次の3つです。
- ① 高機能なエディターを使える
- ② マイコンが高機能
- ③ できることが多い
もう少し解説します。
① 高機能なエディターを使える
このロボットをプログラミングする専用ソフト「mBlock5」には本格的なPythonエディターがあります。
このエディターはファイルを分けることができますし、タブを切り替えながらプログラミングできます。
また、下にコンソールがあるのでPythonコードを打ち込んで実行結果を確認することができます。
② マイコンが高機能
実はロボットに搭載しているマイコンがかなり高機能なんです。8種類の入力装置と4種類の出力装置を搭載しています!
③ できることが多い
mBot2は車タイプなのでライントレースプログラムを作れます。ライントレースとは黒い線に沿って自動で走るプログラムです。
一般的なライントレースカーは光センサーが2個なのに対して、mBot2は4個も付属しています。
また、超音波センサーを搭載しているので、障害物を避けながら進むこともできます。
あとはフルカラーディスプレイとマイク、LEDを使えば、内蔵マイクで音声を検知し、音声の大きさにあわせて光るプログラムを作れます。
と、車タイプのロボットにしてはかなり色々な事ができるんですよね。
以上の理由でPythonでプログラミングするならmBot2が1番おすすめですね~。
価格がちょっと高い…
とはいえ、「18,590円は高いな~。もっと安くておすすめのものはないかな。」という方にはCodey Rockeyもありです。
「Codey Rocky」は距離センサーで障害物を避けたり、LEDディスプレイに情報を表示したりできるクローラータイプのロボットです。
商品名 | Codey Rocky |
価格(税込) | 16,800円(参考価格) |
対象年齢 | 6歳~大人 |
対応デバイス | パソコン/タブレット/スマホ |
種類 | ビジュアル-完成品型 |
特徴 | ロボットが高機能 |
先程のmBot2と同じメーカーのロボットでして、プログラミングソフトは共通です。
逆に違いは次の通り。
- 組み立て式ではなく完成品タイプ
- 高機能なPythonエディターは使えない
- 機能が少し劣る
このロボットは完成品タイプなので、購入したらすぐに動かせます。
また、先程紹介したPythonエディターはmBot2のマイコン専用なので、このロボットには使えません。
とはいえ、簡易的なPythonエディターがあるので十分楽しめます。
また、mBot2には劣りますがCodey Rockeyもけっこう高機能です。
あとは2,000円くらい安いのがうれしいポイント。普通に高コスパです。
他におすすめは?
もう一つおすすめするとしたら「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」ですね~。
「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」は超音波センサーで障害物を避けながら移動できる組み立て式のロボットです。また、汎用マイコンのmicro:bitが付属します。
商品名 | マイコンロボット工作セット(クローラータイプ) |
価格(税込) | 10,780円(希望小売価格) |
対象年齢 | 14歳~大人 |
対応デバイス | パソコン/タブレット/スマホ |
種類 | ビジュアル-組み立て型 |
特徴 | マイコン(micro:bit)が高機能 |
このおもちゃの最大の特徴は教育用マイクロコンピューターの「micro:bit」が付属することです。
mico:bitは2種類のセンサーやLEDディスプレイがあり、機能が豊富です。
そしてPythonだけでなく、JavaScriptやビジュアルプログラミングができます。
▼JavaScriptでテキストプログラミング
▼Pythonでテキストプログラミング
しかも、これらのプログラムはいつでも変換できます。なので、途中までPythonで書いていて、続きをビジュアルタイプで書くことができるんです!
あと、micro:bitは他のロボットにも使えるので、これを使いこなせるようになっておけば色々なロボットに応用可能です。
例えば、プログラミング・フォロに搭載することもできます。これは6足歩行ロボットです。
今後、色々なロボットを動かせるようになりたい方はmicro:bitが付属する「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」ですかね。
関連「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」の詳細レビューはこちら
まとめ:自分にあったものを選びましょう!
色々紹介しましたが、結局どれを選べばいいか迷いますよね。なので、簡単にまとめると次のとおりです。
- 高機能でできることが多いものがいい
mBot2 - mBot2より安くて、組み立てしなくていいものがいい
Codey Rocky - 情報が豊富で他のロボットにも応用できるものがいい
マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)
上記のとおりです。
それでは、Pythonプログラミングを楽しんでください(^_^)/~