ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
くまのぬいぐるみがかわいい、木製のプログラミングおもちゃ「MOCHI スターターキット」をご存知でしょうか?
MOCHI スターターキットは付属の絵本のストーリーに沿って木製のブロックでプログラミングしていくプログラミングおもちゃです。
遊び方は簡単です。マップ上にスタートとゴールを決めて、スタートからゴールまで進むようにロボットカーをプログラミングするだけです。
というわけで本記事では「MOCHI スターターキット」を遊ぶために必要なものから基本的な遊び方、ネット上の口コミまでエンジニア目線でレビューしていきます!
- パソコン・ダブレット不要
- 木製のロボット
- LEGOブロックと組み合わせることが可能
- マップが布製なので破れにくい
- 電池交換がしにくい
- 組み立てにコツが必要
- 説明書がわかりにくい
- コーディングブロックが少ない
- 音声、絵本は英語のみ
- プログラミングボードの穴が小さい
MOCHI プログラミングの価格と対象年齢などの基本情報
「MOCHI スターターキット」はパソコンやタブレットを使わないでスタートからゴールまで進むようにプログラミングする木製の組み立て式ロボットカーです。
商品名 | MOCHI スターターキット |
メーカー | My Creativity Box Inc. |
ブランド | MOCHI |
参考価格(税込) | 9,800円 |
対象年齢 | 3歳以上 |
使用電池 | 単3電池×6本(別売) |
必要な工具 | ドライバー(付属) |
可能な基本処理 | 順次/ |
教材 | 解説を含む絵本が付属 |
マイコン | オリジナル(付属) |
入力装置 | なし |
出力装置 | DCモーター×2、スピーカー |
マップ/コース | 6×6マス |
デバイス | 不要 |
プログラミング方法 | アンプラグドプログラミング(木のブロックを並べる) |
命令の種類 | 7種類(前進、右回転、左回転、子守唄、絵本、サウンド、関数) |
最大可能命令数 | 12 |
MOCHIはPCやタブレットを使わないで、プログラミングボードにブロックを並べてロボットカーをプログラミングします。
MOCHI プログラミングの内容物
では、中身を見ていきましょう!
箱はけっこう大きいです!(それに重量感があります)
内箱はこんな感じです。
それでは中身をみていきましょう!
内容物一覧の1枚目です。プログラミングボード関連です。
内容物一覧の2枚目はロボットカー関連です。
最後は絵本や説明書類です。
主要なパーツを説明しますね。
まずは、このおもちゃの主人公「くまのMOCHI」です。
手を動かすことができます。(磁石が内蔵されていて、普段はピタッと体にくっつきます。)
次はロボットカーの本体です。組み立てが必要です。
木製です。
底面と天面です。
そしてプログラミングボードです。こちらも組み立てが必要です。
裏から見るとこんな感じです。
次はコーディングブロックです。ちょっと見にくいですが、透明なフタ付きです。
フタはスライドさせて開きます。
裏はこんな感じです。
コーディングブロックは7種類計12個付属です。
幅は25.6mm(2.56cm)です。
大きさは大人の私がつまむとこれくらいです。
説明書は日本語と英語のものが付属します。まずはこのスタートガイドでこのおもちゃの全体像を把握します。
次は組み立て説明書です。この説明書を見ながら組み立てます。
次は絵本です。この絵本のストーリーに沿ってプログラミングを学習していきます。
絵本はすべて英語です。
全40ページで、厚さはこれくらいです。
最後はマップです。サイズは975mm×975mmです。布製なので破れる心配が少ないです。
まずは組み立てていきましょう!
MOCHI プログラミングのレビュー
MOCHIの組み立て方と基本的な遊び方を紹介します。
組み立て方
組み立ては概ね簡単ですが、注意点があるので後述します。工作に慣れている私ですが、ゆっくり作って30分くらいでした。
また、必要な工具は付属するので別途用意する工具は一切ありません!
青い説明書をみながら組み立てます。
ただし、ロボットカー(MOCHIボット)の組み立てには注意点が2点あります。
1点目は車輪の取り付けです。押し込みすぎると車体に接触して回転しなくなります。
2点目はネジ止めです。説明書の画像だとネジを間違いそうになりました。
そして、出来上がったものがこちら!まずはプログラミングボードです。
コーディングブロックはプログラミングボードに収納することができます。
プログラミングボードは単3電池×3本(別売)が必要です。
ただ、電池を入れる場所が奥まっているので交換が大変です。
次はロボットカー(MOCHIボット)です!MOCHIを乗せない状態だとフタをすることができます。
MOCHIを乗せるとこんな感じです。
そして宇宙船仕様にデコレーションするとこんな感じです。
こちらも単3電池×3本(別売)が必要です。
それぞれの大きさをペットボトルと比較するとこんな感じです。
次は実際にプログラミングをして遊んでみましょう!
プログラミングの考え方
このおもちゃでは、プログラミングの概念である
- ①人間が事前に命令を考える
- ②人間がコンピュータに命令をする
- ③コンピュータが命令を実行する
を体験することができます。
プログラミングはリモコンカーやビデオゲームと違い、ロボットカーを自分で操縦するわけではありません。ロボットカーに事前に命令をしておけば、ゴールまで勝手に進んでくれるというものです。
どこにプログラミング要素があるのか解説しながら、遊び方を説明しますね。
基本的な遊び方
基本的には絵本のストーリーに沿ってスタートとゴールの位置を決め、スタートからゴールまで進むようにプログラミングします。
1.マップのスタートとゴールを決める
これは目的(達成したいこと)を設定する作業です。目的を達成するためにどうしたらいいかを考えることが、プログラミングの始まりです。
2.通り道を決める
目的を達成するためにはどういう通り道が最適なのか考える作業です。
3.ロボットカーに出す命令を考え、プログラミングする
ロボットカー(MOCHIボット)を動かしたい順番で、プログラミングボードの上にコーディングブロックを並べます。
これがプログラミングの「①人間が事前に命令を考える」作業と「②人間がコンピュータに命令をする」です。
4.コースを走らせる
いよいよ、スタートボタンを押したらプログラムが動き出します。
これがプログラミングの「③コンピュータが命令を実行する」作業です。
以上が、基本的な遊び方です。
次は、気になる口コミをみていきましょう!
MOCHI プログラミングの口コミ・デメリット
ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。なので、私が感じたデメリットを詳しく解説します。
コーディングブロックが少ない
コーディングブロックは12個しかなく、物足りないです。
特に「Function(関数)」機能を使うときに足りないと感じます。
このFUNブロックを使用すると、プログラミングボードの下に置いてある命令を実行できます。1個のブロックで最大5個の命令を実行できます。
しかし、FUNブロックは1個しかないので、普通に並べるのと使い勝手は変わりません。。。
音声、絵本は英語のみ
音声と絵本は英語のみなのはデメリットです。
絵本を読み上げてくれる機能もあるのですが、全て英語音声です。
良く言えば、プログラミングを勉強しながら英語の勉強にもなります。
プログラミングボードの穴が小さい
コーディングブロックを入れるプログラミングボードの穴が少し小さいものがあります。
ただ、何回か出し入れしているとスッと入るようになったので、しばらく遊んでいれば気にならないかもです。
MOCHI プログラミングのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次の4点です。
- スクリーンレス
- 木製のロボット
- LEGOブロックと組み合わせることが可能
- マップが布製なので破れにくい
それぞれ解説しますね。
スクリーンレス
スクリーンレス(PCやタブレットの画面を必要としない)なので、長時間の学習にも安心です。
そんな中、スクリーンレスのMOCHIならお子さんが小さい頃からプログラミング学習に使えるのでいいですね。
木製のロボット
ロボットが木製なのも珍しいです。
木製なので自由に色を塗ることができますよ。
ただロボットを組み立てるだけでなく、自由な発想でロボットを創れるので創造力も鍛えられますね。
LEGOブロックと組み合わせることが可能
公式でLEGOブロックと組み合わせることができると書いてあります。
LEGOブロックを組み合わせるとこんな感じです。付属の黒いピンを木の板に挿してLEGOブロックを取り付ける感じです。
マップが布製なので破れにくい
マップが布製なので破れる心配が少ないのはいいですね。
同じくPCやタブレットを使わない「カードでピピッとはじめてのプログラミングカー」や「アンパンマン はじめてプログラミング!どの道とおる?アンパンマンドライブカー」に付属するマップは紙製です。
マップが布製のMOCHIなら、せっかく購入したおもちゃを長く遊べるので経済的でいいですね。
MOCHI プログラミングと類似品の比較
最後に、同じくPCやタブレットを使用せずにロボットカーをプログラミングするタイプのおもちゃ比較です。
正直、MOCHIを買うなら「カードでピピッとはじめてのプログラミングカー」や「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」の方がおすすめです。
なぜなら、組立不要で遊びやすく、プログラミングの機能が多いからです。
商品名 | MOCHIスターターキット | カードでピピッと はじめてのプログラミングカー |
ボットリー コーディングロボット アクティビティセット |
メーカー | My Creativity Box Inc. | ㈱学研ステイフル | LearningResources Ltd. |
価格(税込) | 9,800円 (参考価格) |
6,578円 (希望小売価格) |
13,200円 (希望小売価格) |
対象年齢 | 3歳以上 | 3歳以上 | 5歳以上 |
使用電池 | 単3電池×6本(別売) | 単3電池×3本(別売) | 単4電池×5本(別売) |
必要な工具 | ドライバー(付属) | なし (組み立て不要) |
なし (組み立て不要) |
搭載センサー | なし | なし | 距離センサー |
プログラミング方法 | 木のブロックを並べる | 付属のICタグを使用 | リモコンのボタン操作 |
命令の種類 | 7種類 (前進、右回転、左回転、 子守唄、絵本、 サウンド、関数) |
10種類 (前進、後退、 右回転、左回転、停止、 ハザード、ヘッドライト、 クラクション、 ゴール、ループ) |
4種類 (前進、後退、 右回転、左回転) |
最大可能命令数 | 12 | 50 | 80(120まで拡大可) |
可能な基本処理 | 順次/ |
順次/ |
順次/分岐/反復 |
教材 | 絵本に沿って学習を進める | 問題集:12問+α | 問題集:10問 |
マップ | 布製 | 紙製 | 紙の板製 |
関連「カードでピピッとはじめてのプログラミングカー」の詳細レビューはこちら
関連「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」の詳細レビューはこちら
MOCHI プログラミングをおすすめできる人
「MOCHI スターターキット」はプログラミングと英語を同時に勉強したいお子さんにおすすめです。
良くも悪くも絵本や音声が全て英語なので、プログラミングと同時に英語の勉強ができます。
結論:ぬいぐるみが気に入ればあり
本記事は「MOCHI スターターキット」をエンジニア目線で紹介しました。
絵本のストーリーに沿ってプログラミング学習する方法だったり、木製のコーディングブロックを並べてプログラミングする点はいいコンセプトです。
あと、絵本を追加すれば遊び方を増やせるのですが、通販サイトが見つかりませんでした。。。
ぬいぐるみのMOCHIが気に入った方はどうぞ。
- パソコン・ダブレット不要
- 木製のロボット
- LEGOブロックと組み合わせることが可能
- マップが布製なので破れにくい
- 電池交換がしにくい
- 組み立てにコツが必要
- 説明書がわかりにくい
- コーディングブロックが少ない
- 音声、絵本は英語のみ
- プログラミングボードの穴が小さい
▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)