【大盛況】embot大展覧会2024をレポート【自己実現の機会】

【大盛況】embot大展覧会2024をレポート【自己実現の機会】

※当サイトには広告が掲載されています。ご了承くださいm(_ _)m

本記事では2024年8月24日にお台場で開催された「embot大展覧会」の様子をレポートします。

本記事の内容
  • 【レポート】embot大展覧会2024に行ってきました!

「embot大展覧会」はプログラミングおもちゃ「embotエムボット」と「embot+エムボットプラス」を使った小中学生による作品コンテストで、2023年に第1回が開催され、今年は第2回目の開催です。

結論から言うと、大人には思いつかない発想で作られた作品やお子さんのこだわりが感じられる作品に驚かされました!

今回は全21点の展示で、見学者も含めると100名以上が参加する大盛況のイベントでした!

というわけで、本記事ではイベントの概要から作品紹介、お子さんたちにインタビューした内容まで詳しく紹介します!

スポンサーリンク

【レポート】embot大展覧会2024に行ってきました!

そもそもembot(エムボット)とは?

embotエムボットはロボットのボティをダンボールで作るプログラミングおもちゃです。embot+スターターキットの概要

ダンボールで作った腕をタブレットでプログラミングして動かします。

今までは工作で作ったものを動かすことはできませんでしたが、embotを使えばプログラミングして動かせるということです!

なので、他のプログラミングおもちゃと違って小学校低学年のお子さんでも気軽に取り組める点が人気です。

関連embot+エムボットプラス スターターキット」の詳細レビューはこちら

イベントの概要

プログラミングおもちゃのembotエムボットを使った作品コンテストは今年で6回目です。
 前回のコンテストはこちら(公式サイト)

前々回までは一次審査があり、審査を通過した制作者のみがイベントに参加できる形式でしたが、前回からイベント当日に参加者同士で投票する形式に変わりました。

理由は「embot製作のハードルを下げるため」とのこと。

毎年、審査する方がプレッシャーを受けるほど、ギミックのすごい作品ばかりがコンテストに登場していたので、もっと気軽に参加してもらうという狙いがあったみたいです。

それもあってか、ギミックは通常のembotとそんなに変わらないけど、ロボットの見た目や装飾をこだわっている作品がたくさんありましたよ。

見学の経緯

昨年は応募者の家族しか見学できなかったのですが、今年は誰でも見学できるようになったので見学してきました!

ちなみに、昨年のレポート記事に書いたのですが、昨年はイベントを主催する㈱e-Craft CEOの額田様より招待いただきました。

開催概要

開催概要は次のとおりです。

  • 応募期間:2024年7月12日(金) ~ 8月18日(日)
  • 応募資格:小学1年生 ~ 中学3年生
  • 応募方法:公式サイトより応募
  • 展覧会日:2024年8月24日(土)13時 ~ 17時
  • 会  場:東京都港区台場2-3-2 台場フロンティアビル12F docomo R&D OPEN LAB ODAIBA
  • 発表形式:個別展示
  • 投票形式:来場者による投票

司会者の紹介

今回の司会者は下記の2名でした。

  • 額田一利さん・・・e-Craft社CEOでembotの生みの親
  • 佐藤蕗さん・・・手作りおもちゃ作家

この2人はembotの公式YouTube番組「embotでお題に答えまShow!」で司会を務められていたお二人です。

番組は終了してしまいましたが、番組の延長線上で今回のイベントの司会をすることになったとのこと。

ちなみに、私もこの番組に作品を応募しているので良かったらご覧ください!

応募数

応募数は31点で、当日は21点の作品が展示されていました。(当日、都合が悪くなった方がいたようです。)

なので、応募者全員がイベントに参加できたということですね。

展示作品

展示されていた作品をいくつか紹介します。(全部の作品を紹介できなくてすみませんm(_ _)m)

※画像クリックで拡大します。

どれもオリジナリティあふれる作品ばかりでした。

また、すべての作品は公式サイト(embot図鑑)に掲載されているので、ぜひご覧ください。
公式サイト(embot図鑑)

特別作品の展示

今回はおもちゃ作家の佐藤蕗さんと額田さんのドコモ時代の師匠の作品が展示してありました!

▼佐藤蕗さんの作品

どれも動きがかわいかったです!

▼額田さんの師匠の作品

カプセルトイのカプセルサイズにしたembotです。小さいボディにいろんな技術が詰め込まれてます。

賞の一覧

今回は参加者による投票で賞が決まります。その賞は次のとおりです。

  • 最優秀賞(総合)
  • Good!アイデア賞:独創的なアイデアがGood!
  • Good!デザイン賞:ハイレベルなプログラミングやギミックがGood!
  • Good!テクニック賞:ロボットの見た目がGood!
  • 審査員特別賞:各審査員による選出

大之助の投票先

僭越せんえつながら、私も投票させていただいたので、その作品と私が評価したポイントを紹介します。

▼Good!アイデア賞:テッポウウオ@あおばさん

魚のテッポウウオをモチーフにした作品です。口から本物の水を発射します!

スポイトで水を吸っておき、サーボモーターの力でスポイトを押して水を飛ばします。

段ボール作品にもかかかわらず、水を使うアイデアに驚きました。また、水を飛ばす仕組みがシンプルながら面白かったです!

▼Good!テクニック賞:コインゲーム@翔さん

ゲームセンターにあるコインゲームを高精度に再現した作品で、コインをたくさん獲得することを目指すゲームです。

中段の台が前後に動いているので、ボールをうまいこと落とすようにコイン投入口(上部の緑色部分)をジョイスティックで左右に動かします。

コイン投入口を左右に動かす機構や台を前後に動かす機構(クランク機構)が凄いテクニックでした!

▼Good!デザイン賞:恐竜ジャケット@ゆきさん

すみません。時間的に写真は撮れませんでしたm(_ _)m

子供向けの空調服を作った作品です。気温に応じて右胸のメーターが動き、左胸のファンが回転します。ちゃんと温湿度計で気温を計測してますよ。

また、恐竜をモチーフにしたデザインです。

恐竜の背びれを模したデザインもさることながら、気温に応じてファンが回転する仕組みも空調服の機能を再現できていて素晴らしかったです!

賞の受賞者

そして、それぞれ受賞した作品は次のとおりです。

  • 最優秀賞(総合):コインゲーム@翔さん
  • Good!アイデア賞:魚釣りゲーム@みすたーあーるさん
  • Good!デザイン賞:恐竜ジャケット@ゆき
  • Good!テクニック賞:音楽プレイヤー@コウテイペンギンさん
  • 審査員特別賞(安藤様):ねこロボ キラキラぼし@そうへいさん
  • 審査員特別賞(齋藤様):テッポウウオ@あおばさん
  • 審査員特別賞(笹原様):エリーちゃん@のぞみさん
  • 審査員特別賞(土肥様):ケロック@ゆいさん

▼最優秀賞:コインゲーム@翔さん

アイデア、デザイン、テクニックが総合的に評価されました。

▼Good!アイデア賞:魚釣りゲーム@みすたーあーるさん

タブレットを前に傾けると釣り竿を下げ、後ろに傾けると釣り竿を上げる釣りゲームです。

段ボール作品にもかかかわらず水を使うアイデアが凄いです。

▼Good!デザイン賞:恐竜ジャケット@ゆきさん

大人向けのクーラージャケットはあるけど、子供向けのクーラージャケットは無いから作ったそうです。無ければ作る!のマインドが素晴らしいです。

▼Good!テクニック賞:音楽プレイヤー@コウテイペンギンさん

6つの曲を演奏するロボットです。有名曲を6曲も再現しています。

弟さんのために弟さんが好きな曲を6曲収録しています。1曲作成するのに1時間ほどかかったそうです。

▼審査員特別賞(安藤様):ねこロボ キラキラぼし@そうへいさん

キラキラ星を演奏しながら、両手を動かすロボットです。

サーボモーターを動かすには角度を調整しないといけないですが、学校で角度を習う前に自分で調べて作った点が評価されました。

▼審査員特別賞(齋藤様):テッポウウオ@あおばさん

シンプルな仕組みながら、モーターでスポイトを押すアイデアが評価されました。

▼審査員特別賞(笹原様):エリーちゃん@のぞみさん

曲の「ちょうちょう」を奏でるロボットです。タブレットにも写っている通り、音を一音ずつ入力して曲を作っています。

パット見のデザインと作り込みの細かさが評価されました。

▼審査員特別賞(土肥様):ケロック@ゆいさん

テレビゲームで遊びすぎないように、終了時間の5分前と終了時間にお知らせしてくれるロボットです。

テレビゲームで遊びすぎないでほしいというお母様の立場と、ずっと遊んでいたいご自身の関係性を表現している点が評価されました。

お子さんたちにインタビューしてみた!

取材する中でお子さんたちに色々インタビューしてみると、次のようなことがわかりましたよ。

  • 年長の参加者もいた!(昨年の最年少は小学2年生)
  • 小学校でプログラミングをしたことがある子とない子に分かれる
  • クラブ活動でプログラミングをしている子がいた
  • プログラミング教室に通っている子が何名かいた

昨年インタビューしたときは、学校の授業でプログラミングをしたことがある子はほとんどなかったのですが、今年はほんの少し増えてました

とはいえ、まだまだ、小学校でのプログラミング教育は普及していないようです。

そういえば、小学校で教師をしている私の友人も教えるのはなかなか難しいと言っていました。

そんな中、「プログラミングという共通の興味」で集まることができたのは子さんたちにとっていい成長の機会になったんじゃないかと思います。

それに、お子さん一人ひとりがこだわりを持って作品を作り上げて、それをプレゼンしている様子はとても誇らしげでした!

まとめ:プログラミングを通して自己実現できるいい機会

今回のコンテストは、大人では思いつかないような発想の作品が沢山ありました。

中には自分が作った曲をみんなに聞かせたい!というお子さんもいて、自己実現のいい機会になっていると感じました。

embotは自宅で手軽に始められるプログラミングおもちゃです。他のプログラミングおもちゃと違って段ボールでロボットを作るので、ロボットプログラミングのハードルが低いです。

なので、お子さんが想像したことを創造できますよ。

詳しくは下記の記事でレビューしているので、興味があればご覧ください。

夏休みも残りわずかです。これを期にプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました