【物足りない】Apitor Robot Bearの口コミ・レビュー

3.5
Apitor Robot Bearの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

幼児向けのプログラミングおもちゃで大事なのはロボットがどういう風に動くのかイメージできることですが、中にはロボットの進む方向が曖昧で予想しにくいものがあります。

これだと「事前に命令したことを自動で実行してくれる」というプログラミングの概念を理解しにくいです。

ですが、「Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」は6×5マスのマップを直進したり、直角に曲がったりするので、しっかりプログラミングの概念を理解できます。

しかも、類似品に比べて安く、アルファベットを学べるマップが付属するので3歳のお子さんからしっかり学べます。

というわけで本記事では、「Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」の基本的な使い方から類似品との比較Apitor Robotシリーズの比較、ネット上の口コミについて、エンジニア目線でレビューしていきます!

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Apitor
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メリット
  • デバイス不要(スクリーンレス)
  • マップを追加可能
  • 類似品より低価格
デメリット
  • 分岐処理・反復処理ができない
  • 問題・命令カードが付属しない

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Apitor Robot Bearの基本情報

Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」は背中の矢印ボタンを操作して、スタートからゴールまで進むようにプログラミングするロボットカーです。

商品名 Apitor Robot Bear
メーカー Apitor Technology Co., Ltd.
ブランド Apitor
参考価格(税込) 5,999円
対象年齢 3歳以上
使用電池 単3電池×3本(別売)
必要な工具 ドライバー(電池ボックス開閉用)
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 なし
マイコン オリジナル(付属)
入力装置 なし
出力装置 モーター×2、スピーカー、LED×2
音量調整 不可
マップ/コース 6×5マス
デバイス 不要
プログラミング方法 アンプラグドプログラミング(本体のボタン操作)
命令の種類 5種類(前進、後退、右回転、左回転、アクション)
最大可能命令数 64

このおもちゃでできること

できることは下記のような「ロボットカーを移動させるプログラミング」です。

  • スタートからゴールまで進むためのプログラミング
  • アルファベット表を見ながらプログラミング

プログラミングだけでなくアルファベットや英単語も同時に覚えられますよ。

Apitor Robot Bearの内容物

まずは、パッケージから。コンパクトです。

内容物一覧です。本体とマップ、説明書です。シンプルです。

主要なパーツを説明しますね。

本体のロボットカーです。かわいいクマです。

リラックマではありません笑

ちなみに、目はカラフルに光ります。

後ろから。

上から。操作ボタンとスピーカーがあります。ボタンはシンプルなので3歳のお子さんから遊べます。

必要最小限の内容ですね。

遊ぶには単3電池×3本(別売)が必要です。また、電池蓋を開けるにはプラスドライバーが別途必要です。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

結構小さいですが、大人の私が片手で持つとちょっと大きく感じます。なので、小さなお子さんにはけっこう大きく感じると思います。

マップです。この上でプログラミングします。78cm×65cmです。また、裏面は枠線だけあるので自由にマップを作れます。

ダイニングテーブルのような大きなテーブルが必要です。基本は床で遊ぶことになりそうですね。

説明書は詳しく書いてあってわかりやすいです。それに図も多いです。

Apitor Robot Bearの遊び方・レビュー

このおもちゃでは、プログラミングの概念である

  • ① 人間が事前に命令を考える
  • ② 人間がコンピュータに命令をする
  • ③ コンピュータが命令を実行する

を体験することができます。

プログラミングはリモコンカーやビデオゲームと違い、ロボットを自分で操縦するわけではありません。ロボットに事前に命令をしておけば、ゴールまで勝手に進んでくれるというものです。

どこにプログラミング要素があるのか解説しながら、遊び方を説明しますね。

基本的な遊び方

1.スタート位置とゴール位置を決める

まずはスタート位置とゴール位置を決めます。

ZebraからPandaまで行ってみよう!みたいな感じです。

2.通り道を決める

どのように進むか考えます。通り道が複数考えられる場合はどの通り道が最適か考えるとプログラミング的思考力が養えますよ。

遠回りしてもいいですよ。

3.ロボットに出す命令を考える

頭の中で車に出す命令を考えます。これがプログラミングの「①人間が事前に命令を考える」作業です。

同時期に発売されたApitor Robot PandaApitor Robot Wheelsは命令カードが付属したので、それを並べながらプログラムを考えられたんですけどね。こちらにも付属してほしかったです。

4.ボタンを押してプログラミングする

3.で考えた通りに本体のボタンを押しましょう。これがプログラミングの「②人間がコンピュータに命令をする」作業です。

5.コースを走らせる

いよいよ、決定ボタンを押したらプログラムが動き出します。これがプログラミングの「③コンピュータが命令を実行する」作業です。

シンプルなおもちゃですが、プログラミングに必要な最低限の考え方を学べるようになっています。

応用的な遊び方

もう少し、他の機能も紹介します。

  • マップを変更
  • アクション機能

それぞれ解説します。

マップを変更

実はアプリから他のマップをダウンロードできるようになっています。

分割して印刷して貼り合わせて使用します。ちょっと大変ですが、無いよりはいいでしょう。

アクション機能

アクションボタンを押すとあらかじめ設定された動作を行います。

この動きは普通のプログラムの中に組み込むことができます。たまにこの命令を織り交ぜると少し楽しいかも。
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Apitor Robot Bearの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。発売して間もないからでしょう。なので、私が感じたデメリットを詳しく解説します。

  • 分岐処理、反復処理ができない
  • 問題・命令カードが付属しない

それぞれ解説します。

分岐処理、反復処理ができない

このおもちゃは分岐処理と反復処理ができません

分岐処理とは、条件によって動作を変える処理です。反復処理とは、同じ命令を何回も繰り返す処理です。

対象年齢が高いプログラミングおもちゃなら分岐処理や反復処理ができますが、このおもちゃはプログラミングに初めて触れるお子さん向けなので、複雑にならないように分岐処理と反復処理ができないようになっていると思います。

なので、プログラミングに慣れているお子さんはすぐに飽きてしまうかもですが、プログラミング初心者のお子さんにはちょうどいいかなと。

問題・命令カードが付属しない

類似のおもちゃには問題カードが付属するので、それを解くようにプログラミング学習ができます。

ですが、本キットは自分で問題を考えないといけないのでそれがちょっと手間です。

あと、命令カードが付属しないのも残念です。命令カードとは下記のようなもので、カードを並べながらプログラムを考えるためのものです。

同時期に発売されたApitor Robot PandaApitor Robot Wheelsはこれらが付属します。良く言えば、本キットはその分安くして差別化されているということです。

Apitor Robot Bearのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • デバイス不要(スクリーンレス)
  • プログラミング的思考力を養いやすい
  • マップが追加可能

それぞれ解説します。

デバイス不要(スクリーンレス)

パソコンやタブレットを使わないでプログラミングできるので、小さなお子さんでも安心してプログラミング学習に使えますね。

知育玩具を買うならプログラミングできるものが一石二鳥ですよ。

プログラミング的思考力を養いやすい

事前に考えた動きと実際の動きが一致するとプログラミング的思考力を養いやすいです。

このおもちゃは迷路がマス目になっており、ロボットは直角に曲がることができるので、どのコースを通るか考えやすいです。

マイプログラミングペット いぬ」のように前輪があるタイプだとカーブしないといけないので、どれくらい進み、曲がるのかわかりにくです。

そういう意味では類似のおもちゃよりプログラミング的思考力を養いやすいです。

マップが追加可能

前述しましたが、アプリからマップをダウンロードして使えます。

数字とか野菜とかのマップがあるので、3歳のお子さん向けの知育玩具としては相性が良いです。
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Apitor Robot Bearと類似品の比較

デバイスを使用せず、車をプログラミングするタイプのおもちゃ比較です。

Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」が勝ってる点は価格だけですね~。

機能的にはボットリーが良いですし、問題集やコースを自分で作れて楽しいのはロボットマウスです。

商品名 Apitor Robot Bear ボットリー
コーディングロボット
アクティビティセット
ロボットマウス
コーディング
アクティビティセット
メーカー Apitor Technology Co., Ltd. LearningResources Ltd. LearningResources Ltd.
参考価格(税込) 5,999円 13,200円 11,880円
対象年齢 3歳以上 5歳以上 4歳以上
プログラミング方法 本体のボタン操作 リモコンのボタン操作 本体のボタン操作
教材 なし 問題集(10問) 問題集(20問)
マップ/コース 6×5マス
付属品で自由に作成 付属品で自由に作成
音量調整 不可 可能(OFF/小/大) 不可
命令の種類 5種類
(前進、後退、
右回転、左回転、
アクション)
6種類
(前進、後退、
右回転、左回転、
物体検知反復)
5種類
(前進、後退、
右回転、左回転、
アクション)
最大可能命令数 64 80(120まで拡大可) 40
可能な基本処理 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復
特徴 アルファベット表が付属 物体検出が可能 コースを作りやすい

関連「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」の詳細レビューはこちら

関連「 ロボットマウス コーディングアクティビティセット」の詳細レビューはこちら

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Apitor Robotシリーズの比較

Apitor Robotシリーズは全11種類あります。全種類まとめは下記の記事をご覧ください。

ここでは、その中でも同時期に発売された未就学児向け商品を比較します。概要は下記のとおりです。

商品名 Apitor Robot Bear Apitor Robot Panda Apitor Robot Wheels
参考価格(税込) 5,999円 7,999円 9,999円
対象年齢 3歳以上 4歳以上 5歳以上
可能な基本処理 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復
教材 なし 問題カード12枚 問題カード12枚
センサー類 なし 距離センサー 距離センサー
命令カード なし あり あり
タブレット/スマホ 不要 不要 不要
(ただし、利用可能)
プログラミング方法 本体のボタン操作 本体のボタン操作 ・本体のボタン操作
・Scratch Jr.
リモコン操縦 不可 不可 可能
ニーズにあわせて3段階になってます。価格差は2,000円ずつです。

Bearは最低限の内容で問題カードすら付属しません。なので、自分でスタートとゴールを決めて遊ぶ必要があります。

Pandaは問題カードも付属しますし、障害物を検知できる距離センサーもあります。パソコンやタブレットを使わないタイプでセンサーがあるのはかなり珍しいです。

WheelsはPandaにタブレットでプログラミングできる機能を加えた最上位モデルといった感じ。なので、未就学児のお子さんから小学校中学年くらいのお子さんまで長く遊べます。

上記を簡単にまとめると下記の通り。

  • プログラミングの概念を体験できればいい・・・Bear
  • 高機能だけどタブレットはまだ使わせたくない・・・Panda
  • 小学校中学年まで長く遊べる物がいい・・・Wheels

買うならPandaWheelsかなと。

Apitor Robot Bearをおすすめできる人

Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」は必要最小限の機能でいいから少しでも安い物がいい未就学児のお子さんにおすすめです。

結論:問題カードは欲しかった

本記事は「Apitor Robot Bearアピター ロボット ベアー」をエンジニア目線でレビューしました。

問題カードさえあれば、必要最低限の条件を満たしたんですけどね。他のおもちゃで問題カードが付属しないものは基本的にないので、そこが最低ラインな気がします。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • 類似品より低価格
デメリット
  • 分岐処理・反復処理ができない
  • 問題・命令カードが付属しない

▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)

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