Scratchでプログラミングを勉強することは意味ないのかな?プログラミングを勉強すれば将来のためになるかな?Scratchからステップアップできるのかな?
こんな疑問にお答えします。
- Scratchでプログラミングを勉強することは意味ないのか解説【結論:意味あります】
- プログラミングを勉強すると将来のためになる3つの理由
- Scratchからステップアップするための教材【mBot2】
そんな私は高専、大学、大学院でロボットの制御プログラムを作り、その後は大手メーカーでソフトウェアエンジニアとして6年以上バリバリプログラムを書いていました。
この私がScratchを使って思ったことは「将来、プログラミングで活躍する人が飛躍的に増えるな…」ということです。
「Scratchなんて意味ないよ」と言って否定ばかりしていると、いつの間にか挑戦した人との差が広がり、将来苦労するかもです。
そうならないために、本記事を書きました。
Scratchでプログラミングを勉強することは意味ないのか解説【結論:意味あります】
Scratchのようなビジュアルタイプのプログラミングを勉強することは意味ないのか?と聞かれると、自信を持って「意味はある」と答えます。
理由は次の3点です。
- ① プログラミング的思考力を身に着けられるため
- ② プログラミングの考え方は十分に学べるため
- ③ プログラミングを始めるハードルが低いため
それぞれ解説しますね。
理由①:プログラミング的思考力を身に着けられるため
Scratchでも「プログラミング的思考力」を身につけられます。
プログラミング的思考力とは「自分が意図する動作を実現するために1つ1つの命令をどのように組合せたらいいのか論理的に考えられる力」のことです。
Scratchはビジュアルタイプのプログラミング言語とはいえ、一つ一つの命令がわりと細かいので「1つ1つの命令をどのように組合せたらいいのか論理的に考える」ことを実践しやすいです。
なので、Scratchでも十分にプログラミング的思考力を身につけられます。
理由②:プログラミングの考え方は十分に学べるため
Scratchでもプログラミングの考え方は十分に学べます。
なぜなら、プログラムの3つの基本処理をすべてできるからです。
世の中のプログラムはすべて
- 順次処理・・・決められた順番に命令を実行する
- 分岐処理・・・条件によって命令を分岐する
- 反復処理・・・同じ命令を指定する回数だけ繰り返す
の組み合わせでできています。実は3つだけなんです。
Scratchではこの3つの基本処理ができるので、プログラミングの考え方は十分に学べます。
理由③:プログラミングを始めるハードルが低いため
Scratchはプログラミングを始めるハードルが低いです。
具体的には
- 日本語に対応している
- キーボードの操作に慣れていなくてもプログラミング可能
などです。
プログラムの多くは英単語を入力して作るので、英単語の意味がわからないとプログラムを理解するのが難しいです。
その点、Scratchは日本語に対応しているのでプログラムを理解しやすいです。
また、マウスやタップでブロックを組み立てるようにプログラムを作るので、キーボードの操作に慣れていなくても始められるのはいいです。
結論:Scratchは意味ある
以上の理由から、Scratchでプログラミングを勉強するというのはScratchの使い方を勉強するということではなく、Scratchを通してプログラミング的思考力を身につけるということがおわかりいただけたかなと。
なので、Scratchでプログラミングを勉強する意味はあります。
プログラミングを勉強すると将来のためになる話
とはいえ、「Scratchでプログラミングを勉強してもプログラマーを目指すわけじゃないしなー」と思われるかもです。
なので、プログラミング的思考力を身につけると将来のどんなところで役に立つのかエンジニアの私が解説します。
プログラミングを勉強するメリットは主に次の3点です。
- ① パソコンの使い方に慣れる
- ② 自動化の癖がつく
- ③ 世の中の製品やサービスの仕組みがなんとなくわかる
それぞれ解説しますね。
メリット①:パソコンの使い方に慣れる
プログラミングを勉強するとパソコンの使い方に慣れます。
もちろん今はパソコンを使わない仕事もたくさんあります。
ですが、今後はあらゆる業種でデジタルトランスフォーメーション(IT化)を進める流れになっています。
そのときにパソコンの使い方に慣れておくと就職先の選択肢が増えるので、高い年収の仕事につける可能性が高まります。
メリット②:自動化の癖がつく
プログラミング経験があると身の回りの出来事を自動化する癖がつきます。
なぜなら、プログラムの作りや仕組みを知っていると「このいつもやってる作業はこうしてこうやったら自動化できるな。」と考える事ができるようになるからです。
「そんな自動化するような作業なんてないよ」と思われるかもですが、例えば、
なんてこともできます。
なので、身の回りの作業を自動化できると仕事の効率が上がってライバルに差をつけることができます。
メリット③:世の中の製品やサービスの仕組みがなんとなくわかる
プログラミング経験があると世の中のITを使う製品やサービスの仕組みがなんとなくわかります。
なので、新しい製品やサービスを利用するときにすぐに使い方がわかります。
また、新しいサービスが出てきたときに危険性を理解した上でサービスを利用してもいいか判断できるようになります。
危険性を回避する意味でも子供の頃からプログラミングを経験しておくのはいいです。
つまり、プログラミングを子供の頃に勉強しておくと将来の役に立つ
このように、プログラミングを子供の頃から勉強しておくと、視野が広がって将来のためになりますよ。
Scratchからステップアップするための教材【mBot2】
では最後に、Scratchからステップアップするための教材を紹介します。
その教材はずばり「mBot2」です!
mBot2はビジュアルもしくはテキストプログラミングができる組み立て式のロボットカーです。
このmBot2をおすすめするポイントは次のとおりです。
- ScratchとPythonでプログラミングできる
- ロボット自体が高機能なので色々なプログラムを作れる
詳しく解説します。
ポイント①:ScratchとPythonでプログラミングできる
mBot2はScratchでもプログラミングできますし、エンジニアが使うプログラミング言語のPythonでもプログラミングできます。
また、Scratchで作ったプログラムをリアルタイムでPythonに変換できます。
mBot2なら、今まで勉強したScratchを活かしつつ、本格的なPythonへ移行しやすいです。
ポイント②:ロボット自体が高機能なので色々なプログラムを作れる
mBot2は高機能で、できることが多いのでプログラミング教材として長く使えます。
主な機能は次のとおりです。
- ライントレース
- 液晶画面を使ったゲーム
- クラウドを使った音声認識機能
それぞれ解説しますね。
ライントレース
mBot2の主な使い方はライントレースです。ライントレースとは黒い線にそって自動で走る機能です。
これは、高専の講義や大手メーカーの研修でも使われるほど基礎的なものです。
液晶画面を使ったゲーム
mBot2には液晶画面とジョイスティック、ボタンが付属しています。
これを使えばビデオゲームを作ることもできます。
そんなプログラミングおもちゃは他に見たことがありません!
クラウドを使った音声認識機能
mBot2はWiFiでインターネットに接続すれば、クラウドの情報を活用したプログラムも作れます。
世の中で活躍しているようなプログラムを体験できるとお子さんの将来が楽しみになりますね。
結論:Scratchの先を見据えてScratchでプログラミングをしよう!
以上の3ポイントにより、mBot2はScratchからステップアップする教材としておすすめです。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【高機能】mBot2の使い方やプログラミング方法をレビュー
Scratchは本当に優秀で、mBot2以外にもScratchでプログラミングできるプログラミング教材がたくさんあります。
そういった観点で考えても、Scratchでプログラミングを勉強することの意味はあります。
それでは、Scratchを楽しんでください(^_^)/~