ロボットマウスコーディングアクティビティセットの口コミ・レビュー

4.0
ロボットマウス コーディングアクティビティセット

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

パソコンやタブレットを使わないタイプのプログラミングおもちゃは多数ありますが、どれも似たりよったりで面白みにかけます。

ですが、「ロボットマウス コーディングアクティビティセット」は迷路を自分で作ってそれを解くようにプログラミングする点が特徴です。

問題集も20問ありますし、迷路も組み立てやすいようになってるので、4歳のお子さんから楽しめます。

というわけで本記事では、「ロボットマウス コーディングアクティビティセット」の基本的な使い方から類似品との比較、ネット上の口コミについて、エンジニア目線でレビューしていきます!

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メリット
  • デバイス不要(スクリーンレス)
  • プログラミング的思考力を養いやすい
  • プログラムを考える作業と作る作業が別
  • 電池を取り出しやすい
デメリット
  • 飽きやすそう
  • 分岐処理、反復処理ができない
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ロボットマウス コーディングアクティビティセットの基本情報

ロボットマウス コーディングアクティビティセット」は背中の矢印ボタンを操作して、スタートからゴールまで進むようにプログラミングするネズミ型のロボットカーです。コースを自由に作れるのが特徴です。

商品名 ロボットマウス コーディングアクティビティセット
メーカー LearningResources Ltd.
ブランド -
希望小売価格(税込) 11,880円
対象年齢 4歳以上
使用電池 単4電池×3本(別売)
必要な工具 ドライバー(電池ボックス開閉用)
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 問題集(20問)
マイコン オリジナル(付属)
入力装置 磁気センサー
出力装置 スピーカー、モーター、LED
音量調整 不可
マップ/コース 付属品で自由に作成
デバイス 不要
プログラミング方法 アンプラグドプログラミング(本体のボタン操作)
命令の種類 4種類(前進、後退、右回転、左回転)
最大可能命令数 40

このおもちゃでできること

できることは下記のような「ネズミを移動させるプログラミング」です。

  • スタートからゴールまで進むためのプログラミング
  • 問題集に沿ってプログラミング
  • ボタンを押してネズミのアクションを楽しむ

まだ文字が読めないお子さんでも、簡単なボタン操作でプログラミングができますよ。

ロボットマウス コーディングアクティビティセットの内容物

まずは、パッケージから。かなり大きいです!

中身はこんな感じ。

内容物一覧の1枚目です。本体とコーディングカード、説明書です。

これはロボットマウス単体版と同じ内容です。たさし、マウスの色は異なります。

内容物一覧の最後は迷路パーツとアクティビティカードです。これらは本キットのみに付属します。

アクティビティカードは問題集です。

主要なパーツを説明しますね。

本体のコルビーです。このネズミをプログラミングします。

目は光ります。ロボットマウス コーディングアクティビティセット

後ろから。尻尾があります。

正面から。通常は目が暗いのがイマイチ…。

上から。操作ボタンとスピーカーがあります。ボタンはシンプルなので4歳のお子さんから遊べます。

底面から。実は走るスピードを2段階で変えられるはずなんですが、全く変わりませんでした。

遊ぶには単4電池×3本(別売)が必要です。また、電池蓋を開けるにはプラスドライバーが別途必要です。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

結構小さいです。

迷路パーツです。ゴールに置いたチーズを取りに行くように迷路を作ります。

ネズミの鼻には磁石が入っており、チーズに近づくとくっつきます。チーズにくっつくとゴールです。

迷路盤は12.5cm×12.5cmです。

全パーツを使って遊ぶには広めの机が必要です。

コーディングカードです。ロボットをプログラミングする前にどういうプログラムを作るか考える際に使います。

これがあるとプログラミング的思考力を養いやすいです。これが付属するおもちゃは少ないので、このおもちゃは優秀です!

アクティビティカードです。いわゆる問題集です。図のとおりにコースを作り、スタートからゴールまで移動するためにプログラミングします。

10枚20問あります。

説明書は図が多くてわかりやすいです。ただし、ルビはありません。

ロボットマウス コーディングアクティビティセットの遊び方・レビュー

このおもちゃでは、プログラミングの概念である

  • ① 人間が事前に命令を考える
  • ② 人間がコンピュータに命令をする
  • ③ コンピュータが命令を実行する

を体験することができます。

プログラミングはリモコンカーやビデオゲームと違い、ロボットを自分で操縦するわけではありません。ロボットに事前に命令をしておけば、ゴールまで勝手に進んでくれるというものです。

どこにプログラミング要素があるのか解説しながら、遊び方を説明しますね。

基本的な遊び方

1.スタート位置とゴール位置を決める

まずはアクティビティカードを参考にスタート位置とゴール位置を決めます。

2.通り道を決める

どのように進むか考えます。通り道が複数考えられる場合はどの通り道が最適か考えるとプログラミング的思考力が養えますよ。

バックしてもいいですし、180度向きを変えてもいいですよ。

3.ロボットに出す命令を考える

コーディングカードを並べながらプログラムを考えます。これがプログラミングの「①人間が事前に命令を考える」作業です。

これができない(それをするための物が付属していない)プログラミングおもちゃが結構あることを考えるとこのおもちゃは優秀です。

4.ボタンを押してプログラミングする

3.で考えたコーディングカードの順番通りに本体のボタンを押しましょう。これがプログラミングの「②人間がコンピュータに命令をする」作業です。

プログラムを考える作業とプログラムを入力する作業を分けるとプログラミング的思考力を養いやすいです。

5.コースを走らせる

いよいよ、決定ボタンを押したらプログラムが動き出します。これがプログラミングの「③コンピュータが命令を実行する」作業です。

シンプルなおもちゃですが、プログラミングに必要な考え方を学べるようになってるので、プログラミングの導入としてバッチリです。
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ロボットマウス コーディングアクティビティセットの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを見ていると次のようなデメリットが目立ちました。

  • 飽きやすそう
  • 分岐処理、反復処理ができない
  • 精度が低い?

それぞれ検証したので詳しく解説します。

飽きやすそう

「移動と少しのアクションしかないのですぐに飽きそう」という口コミがありました。

これは私も感じました。思ってたより、移動以外のアクションが少なかったですし、音声もネズミの鳴き声だけでちょっと物足りないですね~。

分岐処理、反復処理ができない

このおもちゃは分岐処理と反復処理ができません

分岐処理とは、条件によって動作を変える処理です。反復処理とは、同じ命令を何回も繰り返す処理です。

このおもちゃはプログラミングに初めて触れるお子さん向けなので、複雑にならないように分岐処理と反復処理ができないようになっています。

なので、プログラミングに慣れているお子さんはすぐに飽きてしまうかもですが、プログラミング初心者のお子さんにはちょうどいいかなと。

精度が低い?

「命令が長いと徐々にズレていく」という口コミがありました。

これは確かにそうでした。とはいえ、これくらいは許容範囲です。類似のおもちゃとそんなに変わらない精度ですし、遊んでいてそんなに困りません。

ロボットマウス コーディングアクティビティセットのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • デバイス不要(スクリーンレス)
  • プログラミング的思考力を養いやすい
  • プログラムを考える作業と作る作業が別
  • 電池を取り出しやすい

いくつか解説します。

デバイス不要(スクリーンレス)

パソコンやタブレットを使わないでプログラミングできるので、小さなお子さんでも安心してプログラミング学習に使えますね。

口コミでも、大人と一緒なら4歳からでも遊べるという声が多かったです。

プログラミング的思考力を養いやすい

事前に考えた動きと実際の動きが一致するとプログラミング的思考力を養いやすいです。

このおもちゃは迷路がマス目になっており、マウスは直角に曲がることができるので、どのコースを通るか考えやすいです。

マイプログラミングペット いぬ」のように前輪があるタイプだとカーブしないといけないので、どれくらい進み、曲がるのかわかりにくです。

そういう意味では類似のおもちゃよりプログラミング的思考力を養いやすいです。

プログラムを考える作業と作る作業が別

プログラムを考える作業とプログラムを入力する作業を分けてあるのは、「わかってるな」という感じです。

コーディングカードを並べながらプログラムを考える作業というのは、頭の中を言語化する能力が鍛えられるので、お子さんとの会話も楽しくなりますよ。

電池を取り出しやすい

電池を取り出しやすいように紐が付けてあります。

先日レビューした「Apitor Robot J」はめっちゃ取り出しにくかったんですよね。だから、ものすごくありがたい仕様です。
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ロボットマウス コーディングアクティビティセットと類似品の比較

最後に同じメーカーのデバイスを使用せず、車をプログラミングするタイプのおもちゃ比較です。

ロボットマウス」は問題数が多く、コースを自由にアレンジしやすい点が特徴です。

ただ、総合すると「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」の方が良いですね~。障害物を検知すると向きを変える分岐処理や命令を繰り返す反復処理ができるので、同じくらいのお金を払うなら「ボットリー」が良いですよ。

商品名 ロボットマウス
コーディング
アクティビティセット
マイプログラミングペット
いぬ
ボットリー
コーディングロボット
アクティビティセット
メーカー LearningResources Ltd. LearningResources Ltd. LearningResources Ltd.
希望小売価格(税込) 11,880円 6,578円 13,200円
対象年齢 4歳以上 4歳以上 5歳以上
使用電池 単4電池×3本(別売) 単4電池×3本(別売) 単4電池×5本(別売)
プログラミング方法 本体のボタン操作 本体のボタン操作 リモコンのボタン操作
教材 問題集(20問) 問題集(8問) 問題集(10問)
マップ/コース 付属品で自由に作成 情景パーツで作成 付属品で自由に作成
音量調整 不可 不可 可能(OFF/小/大)
命令の種類 4種類
(前進、後退、
右回転、左回転)
4種類
(前進、後退、
右折、左折)
4種類
(前進、後退、
右回転、左回転)
最大可能命令数 40 30 80(120まで拡大可)
可能な基本処理 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復 順次/分岐/反復
特徴 コースを作りやすい アクションが面白い 物体検出が可能

関連「マイプログラミングペット いぬ」の詳細レビューはこちら

関連「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」の詳細レビューはこちら

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ロボットマウス コーディングアクティビティセットをおすすめできる人

ロボットマウス コーディングアクティビティセット」は迷路を自由に作りながらプログラミング的思考力を養いたい幼児から小学校低学年のお子さんにおすすめです。

問題数が多いですし、迷路をアレンジしやすいキットなので、迷路を組み換えて何度も遊びたいお子さんに向いてます。

結論:プログラミングの基本を体験できるおもちゃ

本記事は「ロボットマウス コーディングアクティビティセット」をエンジニア目線でレビューしました。

プログラムの基本処理である分岐処理と反復処理はできないものの、順次処理という一番の基本を体験できるのは良かったです。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • プログラミング的思考力を養いやすい
  • プログラムを考える作業と作る作業が別
  • 電池を取り出しやすい
デメリット
  • 飽きやすそう
  • 分岐処理、反復処理ができない
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