【改良して新登場】embot+スターターキットの口コミ・レビュー

4.0
embot+スターターキットの箱

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ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!

ダンボールでロボットを作ってプログラミングできるプログラミングおもちゃといえば「embotエムボット スターターキット」ですが、センサーを搭載していなかったり、すぐに電池が切れたりと惜しい点がいくつかありました。

そんなembotの不満点を改善し、パワーアップして新登場したのが「embot+エムボットプラス スターターキット」です。

センサー類を3つまで追加でき、取り付けられるサーボモーターが2→3個に増えているだけでなく、新たにスピーカーも付属するのでロボットにおしゃべりさせることもできます!

また、付属のダンボールキットだけでなく、身の回りにあるダンボールや空き箱で自由にロボットを作れる点はそのままなので、遊び方は無限大です!

というわけで本記事では、「embot+エムボットプラス スターターキット」を遊ぶのに必要なものからネット上の口コミ旧embotとの比較までエンジニア目線でレビューしていきます!

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ノーブランド品
¥9,680 (2024/12/22 13:02:51時点 Amazon調べ-詳細)
メリット
  • プログラミングのハードルが低い
  • アプリでシミュレーションが可能
  • タブレットのセンサー類を使用可能
  • 自動電源OFF機能
  • 拡張機能が充実
  • 旧embotとembot+を同時に使用可能
デメリット
  • 汎用性がないプログラミングソフト
  • プログラムをロボットに書き込めない
  • 新機能の使い方説明が無い
  • スピーカーの処理が遅延する
  • パソコンでプログラミング不可
  • センサー類は別売り

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  1. embot+(エムボットプラス) スターターキットの基本情報
    1. このおもちゃでできること
    2. このおもちゃで遊ぶ時の環境
  2. embot+(エムボットプラス) スターターキットの対象年齢は?
  3. embot+(エムボットプラス) スターターキットの価格は?
  4. embot+(エムボットプラス) スターターキットの内容物
  5. embot+(エムボットプラス) スターターキットの作り方・組み立て方・レビュー
    1. 必要な工具
    2. 作り方・組み立て方
    3. 組み立て完了!
    4. プログラミング方法
    5. デバイスとロボットの接続方法
    6. プログラムの実行方法
  6. embot+(エムボットプラス) スターターキットの口コミ・デメリット
    1. 説明書のダウンロードが必要
    2. 新機能の使い方説明が無い
    3. スピーカーの処理が遅延する
    4. パソコンでプログラミング不可
  7. embot+(エムボットプラス) スターターキットのメリット
    1. プログラミングのハードルが低い
    2. 定期的にコンテストが開催される
    3. アプリでシミュレーションが可能
    4. タブレットのセンサー類を使用可能
    5. 自動電源OFF機能
    6. スピーカーが追加
    7. センサーを3つ接続可能
    8. サーボモーターを3つまで接続可能
    9. 旧embotとembot+を同時にプログラミング可能
  8. embot(エムボット)とembot+(エムボットプラス)の違い
  9. embot+(エムボットプラス) スターターキットをおすすめできる人
  10. 結論:地味に改良された遊び方無限大のプログラミングおもちゃ

embot+(エムボットプラス) スターターキットの基本情報

embot+エムボットプラス スターターキット」はサーボモーターで関節を自由に動かせるダンボール製の組み立て式ロボット「embot」の後継モデルです。色々パワーアップしています!

商品名 embot+エムボットプラス スターターキット
メーカー ㈱タカラトミー
ブランド -
希望小売価格(税込) 9,680円
対象年齢 6歳以上
使用電池 単4電池×4本(別売)、ACアダプター(別売)
必要な工具 のり
可能な基本処理 順次/分岐/反復
教材 チュートリアルあり(有料教材もあり)
マイコン 種類(付属/別売) オリジナル(付属)
プログラム書込み 不可
入力装置 ハード 超音波センサー(別売)、温湿度気圧センサー(別売)、ジョイスティック(別売)
デバイス ジャイロセンサー、位置情報、時刻、方位、
出力装置 ハード サーボモーター×3(2個付属)、LED(赤、緑)、ブザー、スピーカー
デバイス ログ(画面表示)、シミュレーション
デバイスとの接続方法 Bluetooth
デバイス パソコン 不可
タブレット 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
スマホ 【オフライン】Android/iOS
【オンライン】不可
ブラウザ 不可
インターネット接続 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可
プログラミング方法 ビジュアルプログラミング(アイコンをつなげるタイプ)
プログラミングソフト embotアプリ
プログラミング言語 オリジナル

このおもちゃでできること

できることは下記のような「ダンボール製のロボットを自由に動かすプログラミング」です。

  • ダンボールで自由にロボットを作る
  • 腕を左右に動かすプログラミング
  • タブレットの傾きと連動して腕を動かすプログラミング
  • 超音波センサー(別売)で物体を検知するプログラミング
  • ジョイスティック(別売)で操作するプログラミング
  • 温湿度センサー(別売)で温度や湿度を使うプログラミング

ただ、このロボットはダンボール製なので、改造すれば腕だけでなく色々な箇所を動かせますよ。

このおもちゃで遊ぶ時の環境

このおもちゃで遊ぶときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングします。

▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合

旧embotはPC(パソコン)でもプログラミングできたのですが、embot+はできません。

▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合:不可

アプリで遊ぶには無料の会員登録が必要です。
オフラインで使えるので、安心してお子さんの勉強に使えますね。

embot+(エムボットプラス) スターターキットの対象年齢は?

対象年齢は6歳以上です。

今年開催されたembot大展覧会では小学2年生のお子さんが賞を受賞されていたので、小学生のお子さんなら十分楽しめますよ。

embot+(エムボットプラス) スターターキットの価格は?

希望小売価格は9,680円(税込)です。

旧embotから3,000円ほどの値上げですが、色々パワーアップしています。

embot+(エムボットプラス) スターターキットの内容物

今回は公式オンラインストアの「e-Craft shop」で買ってみたので輸送箱の開封からお見せします。(現在はAmazonでも販売されてます)

梱包は必要最低限です。

中身に問題はありません。

というわけで、新型embotの「embot+」です!!

中身は旧embotと同じ感じですね~

というわけで中身を紹介します。

内容物はロボットパーツ一式と説明書です。

説明書は裏表一枚の紙で、組み立て方やプログラミング方法は公式サイトにある説明書をダウンロードしなければなりません。

主要なパーツを説明しますね。

まずは、マイクロコンピュータ(マイコン)が搭載されているコアです。これにLEDやモーターを接続してプログラミングします。

旧embotに加えてサーボモーター×1、スピーカー×1、センサー×3が取り付けられます。かなりパワーアップしていますよ!

旧embotと同じ部品はこちらです。

そして、新しく追加されたスピーカーです。

これでembotに「こんにちは」とかしゃべらせることができます。製作の幅が広がりますね~。

最後にロボット本体用のダンボールです。組み立てにはのりが必要です。

こちらは組み立てやすいように改良されています。

embot+(エムボットプラス) スターターキットの作り方・組み立て方・レビュー

必要な工具

別途用意が必要な工具は次のとおりです。

  • のり

作り方・組み立て方

作り方は簡単です。説明書もわかりやすく、工程も少ないです。工作に慣れている私ですが、ゆっくり作っても30分くらいでした。

なので、プログラミングを楽しむことに集中できます。

説明書は公式サイトからダウンロードします。それを見ながら組み立てます。

プログラムを作るアプリと各種説明書が別々になっている点が地味に面倒です。アプリの中に各種説明書を搭載してくれたら便利なんですけどね。

コアには単4電池×4本(別売)が必要です。今回からエネループに対応しています。(前回はアルカリ乾電池しか使えませんでした。)

embot大展覧会を取材したときに「すぐに電池が切れるという声が多かったので充電式電池に対応した」と話してくださいました。

あと、専用ACアダプターにも対応しました!

これで、遊んでる途中で電池切れを起こす心配がありません。なので、一日中動作するプログラムを作って実験することもできますよ。

また、パーツに書かれている文字は大きく、Rの文字も色を変えてあるので間違えないようになってます。

なので、工作キットが初めてのお子さんでも問題なく組み立てられるでしょう。

組み立て完了!

そして、出来上がったものがこちら!かわいいロボットです。

頭を取ると中身が見えます。配線は固定されていません。

そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。

意外と大きかったです。

プログラミング方法

プログラミングは専用アプリでおこないます。タブレットとスマホのみ対応です。(旧embotはパソコンでも使えたのですが…)

専用アプリはアイコンをつないでフローチャートを作るタイプのプログラミングソフトです。

フローチャートとはプログラムの流れを表す図です。エンジニアもよく書く図なので、子供の頃から勉強できていいですね。

このアプリにはプログラミングのレベルが1~5まであり、それぞれ使用できる命令に制限があります

最初から使用できる命令が多いとどれを使っていいのかわからなくなってしまうので、よく考えられてますね。

レベル1から順番にプログラムを作っていけば、順調にステップアップできるようになっているのは素晴らしいです。

デバイスとロボットの接続方法

デバイスとロボットはBluetoothで接続します。

デバイスとロボットの接続はすんなりできました。ストレス無しです。

プログラムの実行方法

作ったプログラムを動かすにはデバイスから実行します。つまり、ロボットを動かすには常にタブレットと接続しておく必要があります。

そして、実際にロボットを動かした様子がこちらです。(カメラのマイクの性能が悪くてブザーの音が小さいですが、実際は大きいです。)

プログラムの実行はエラーが出ることもなく、全くストレスなくロボットを動かせました。なので、挫折せずにプログラミングに取り組めますよ。

embot+(エムボットプラス) スターターキットの口コミ・デメリット

ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。発売して間もないからでしょう。なので、私が感じたデメリットを詳しく解説します。

  • 説明書のダウンロードが必要
  • 命令ブロックを途中に挿入できない
  • 新機能の使い方説明が無い
  • スピーカーの処理が遅延する
  • パソコンでプログラミング不可
  • センサー類は別売り

いくつか解説します。

説明書のダウンロードが必要

プログラミングするためのアプリとは別に組み立て説明書や使い方説明書をダウンロードしないといけません

アプリと説明書を同時に見れないので、いちいち切り替えないといけません。これは地味に面倒です。

Apitor Robot Xなんかだとプログラミングアプリの中に組み立て説明や使い方説明が入ってるので便利です。

アプリ1つダウンロードすればOK!という状態になればわかりやすいんですが…

新機能の使い方説明が無い

まだ、新機能の使い方説明が無いようです。

LEDは下記のように改良されているのですが、使い方の解説が無かったので最初は気づきませんでした。

  • 旧:ONとOFFだけ
  • 新:ONとOFFに加えて10段階で明るさを変更可能

随時、説明が更新されることに期待します。

スピーカーの処理が遅延する

新機能のスピーカーですが、動きが変です。スピーカーの処理が終わる前に次の処理が動き出してるようです。

スピーカーから音を鳴らしたあとにサーボモーターを動かすプログラムを作ったのですが、サーボモーターが動いてから音が鳴りました。

これも改善に期待です。

パソコンでプログラミング不可

旧embotはパソコンでもプログラミングできたのですが、embot+はタブレットかスマホでしかプログラミングできません

やっぱり、子供の頃からパソコンの使い方に慣れておくのがいいと思うので、パソコンでプログラミングできると良かったです。

embot+(エムボットプラス) スターターキットのメリット

私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。

  • プログラミングのハードルが低い
  • 定期的にコンテストが開催される
  • アプリでシミュレーションが可能
  • タブレットのセンサー類を使用可能
  • 自動電源OFF機能
  • スピーカーが追加
  • LEDの明るさを変更可能
  • センサーを3つ接続可能
  • サーボモーターを3つまで接続可能
  • 旧embotとembot+を同時に使用可能

めっちゃありますが、順番に説明しますね。

プログラミングのハードルが低い

今年開催されたembot大展覧会で参加者のお子さんたちにインタビューしたら、「今までプログラミングをしたことなかったけど、今回のコンテストのために作品を作ってみたら楽しかった」という声が意外と多かったです。

やっぱり、ダンボールでロボットを作れるので、とっつきやすいんでしょうね。

それに、作ったプログラムをしっかり説明してくれたので、ちゃんと勉強になってるんだなぁと感じました。

定期的にコンテストが開催される

毎年、作品コンテストが開催されているので、お子さんたちのモチベーションアップになりますよ。

他のプログラミングおもちゃだと、買ったらそれで終わりですからね。

それに、今年から多くの方が参加できるような開催形式に変わったので、ぜひ出場を狙ってみては?

アプリでシミュレーションが可能

embotアプリはembot本体がなくてもアプリだけで遊べるんです!

こんな感じで、embotアプリ上でロボットの動きをシミュレーションできます!これは便利です。しかも無料で。

なので、アプリだけで遊んでみて、気に入れば購入したらいいですよ。

embot

embot

e-Craft Inc.無料posted withアプリーチ

タブレットのセンサー類を使用可能

タブレットに搭載されているセンサー類を使用してプログラムを作ることができるのも特徴です。

例えば、タブレットの傾きを検知してロボットを動かすプログラムを作れます。

自動電源OFF機能

約10分すると自動で電源が切れます。なので、電池の消耗を抑えることができます。

乾電池を何回も買わなくていいので経済的で助かりますね。

スピーカーが追加

スピーカーが追加されたのでおしゃべりすることができるようになりました。

おしゃべりの内容は「こんにちは」などの用意されている11個のワードだけですが、有料機能を使えば好きな言葉をしゃべらせることができます。

なので、お子さんの自由な発想に驚かせられるかもですね♪

センサーを3つ接続可能

旧embotはロボットにセンサーを取り付けることができませんでしたが、embot+は3つまでセンサー類を取り付けることができます。embot+コア

超音波センサーを使えば物体を検知できますし、温湿度気圧センサーを使えば部屋の温度が高くなるとブザーを鳴らしてお知らせすることができます。(別売りです)

お子さんの自由研究にもってこいです!

使い方例はこちらから

サーボモーターを3つまで接続可能

旧embotは2つしかサーボモーターを取り付けることができませんでしたが、embot+は3つまで取り付けることができます。

例えば、旧embotに付属するサーボモーターをembot+に取り付けることができます。

かなり製作の幅が広がるので、飽きずに長く遊べますよ。

旧embotとembot+を同時にプログラミング可能

1つのプログラムで旧embotとembot+を同時に動かすことができます。下記の通り。

なので、embot+を追加購入しても旧embotは無駄にならないですよ。ちなみに、embot大展覧会では旧コアを3つ使った作品もありました!
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embot(エムボット)とembot+(エムボットプラス)の違い

旧embotとの違いをまとめました。概ねいい変更ばかりです。

embot+ embot
価格 9,680円 6,600円
電源(別売) ・アルカリ乾電池
・エネループ
・充電式エボルタ
・専用ACアダプター
アルカリ乾電池
自動電源OFF あり なし
入力装置 ・超音波センサー(別売)
・温湿度気圧センサー(別売)
・ジョイスティック(別売)
追加不可
出力装置 サーボモーター×3、LED×2、ブザー、
スピーカー
サーボモーター×2、LED×2、ブザー
LED ON/OFF、明るさ変更 ON/OFF
対応デバイス タブレット、スマホ タブレット、スマホ、パソコン

いろいろ改良されてますね。

ただ、センサー類は全て別売りなのがイマイチ。スピーカーは新しく付属しますが、約3,000円の値上げは割高に感じてしまいますね。

とはいえ、拡張性に優れているので、センサー類を追加すれば簡単なロボットから複雑なロボットにステップアップできる点はGoodです!

なので、これから買うなら新型のembot+がいいですよ。

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embot+(エムボットプラス) スターターキットをおすすめできる人

embot+エムボットプラス スターターキット」はタブレットを使うプログラミングは初めてで、工作好きなお子さんにおすすめです。

このおもちゃは身近にあるダンボールや空き箱などで自由にロボットを作ることができます。そして、サーボモーターで細かい動きをプログラミングできるので、いくらでもロボットを改造して楽しめます

なので、お子さんが前のめりでプログラミング学習に取り組めますよ。

また、アプリではエンジニアが使っているプログラミングの概念(関数やwhileなど)をわりとそのまま使うので今後のステップアップにはもってこいです。

結論:地味に改良された遊び方無限大のプログラミングおもちゃ

本記事は「embot+エムボットプラス スターターキット」をエンジニア目線でレビューしました。

やっぱり、ダンボールでロボットを作れるというのはロボットプログラミングのハードルを下げるのでいいです。

「想像していたものが創造できる!」というコンセプトどおりのおもちゃでした。

これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。

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  • アプリでシミュレーションが可能
  • タブレットのセンサー類を使用可能
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デメリット
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  • プログラムをロボットに書き込めない
  • 新機能の使い方説明が無い
  • スピーカーの処理が遅延する
  • パソコンでプログラミング不可
  • センサー類は別売り
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