ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
あなたはルービックキューブを6面揃えたことがありますか?
私はありません。。。1面が限界です。
そんなルービックキューブを自動で揃えることができるプログラミングおもちゃ「ルービックキューブソルバーロボ」が登場しました!
ロボットにルービックキューブを解かせてみたのですが、ギュインギュインと動いてだんだん揃っていく様子は感動ものです!
遊び方は簡単です。説明書通りに組み立てて、専用アプリを動かすだけです。
というわけで本記事では「ルービックキューブソルバーロボ」の遊び方から、ネット上の口コミまでエンジニア目線でレビューしていきます!
ルービックキューブソルバーロボの基本情報
「ルービックキューブソルバーロボ」はルービックキューブを自動で解いてくれるブロックで組み立てるタイプのロボットです。
また、好きなようにブロックを組み立てればオリジナルのロボットをプログラミングすることもできますよ。
商品名 | ルービックキューブソルバーロボ |
メーカー | ㈱アーテック |
ブランド | ArTecRobo |
希望小売価格(税込) | 14,999円 |
対象年齢 | 8歳~11歳 |
使用電池 | 単3電池×3本(別売) |
必要な工具 | なし |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | プログラミングソフトの詳しい説明あり |
マイコン | 種類(付属/別売) | オリジナル(付属)(Studuino) |
プログラム書込み | 可能 | |
入力装置 | ハード | 赤外線フォトリフレクタ、ボタン×4 |
デバイス | なし | |
出力装置 | ハード | DCモーター、サーボモーター |
デバイス | なし | |
デバイスとの接続方法 | USB-TypeA ⇔ Mini USB-TypeBケーブル(付属) | |
パーツ数 | 72 |
デバイス | パソコン | 【オフライン】Windows/macOS/Chrome OS 【オンライン】Windows/macOS/Chrome OS |
タブレット | 不可 | |
スマホ | 不可 | |
ブラウザ | Google Chrome | |
インターネット接続 | 初回のみ必須。以降はオンライン/オフライン可 | |
プログラミング方法 | ビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てるタイプ) | |
プログラミングソフト | Studuino | |
プログラミング言語 | Scratch(Arduino言語に変換可能) |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「ルービックキューブを解くこととブロックでロボットを作ること」です。
- ルービックキューブ解析アプリでルービックキューブを解く
- サーボモーターを使ったしゃく取り虫ロボット
- 2種類のモーターを使ったロボット自動車
- サーボモーターを使ったブロック運びロボット
- DCモーターを使った紙飛行機発射ロボット
- 自由にオリジナルロボットを作ってプログラミング
ルービックキューブ解析アプリは既に用意されているものを使うだけなので、自分でプログラミングするわけではありません。
このおもちゃで遊ぶ時の環境
遊ぶ内容によって環境が異なります。
ルービックキューブを解く場合
ルービックキューブを解くときはWEBブラウザを使って遊びます。
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合:不可
▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合
ブロックでロボットを作る場合
ブロックでロボットを作るときはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングする方法とWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法があります。
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合
▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合
では、内容物を見ていきましょう!
ルービックキューブソルバーロボの内容物
まずは、パッケージから。
説明書と各パーツが入っています。
内容物一覧です。パーツ数はそんなに多くないので組み立てに慣れていない方でも大丈夫でしょう。
主要なパーツを説明しますね。
まずは、マイクロコンピューター(マイコン)です。このメーカーオリジナルマイコンで「Studuino」といいます。モーターやセンサーなどを色々接続してプログラミングすることができます。
裏はブロックを取り付ける穴があります。
側面はPCとUSBケーブルで接続するための端子があります。
そして、DCモーターです。ブロックに接続するための四角い突起があります。
サーボモーターと番号シールです。DCモーターと違って回転する角度を細かく制御できます。
赤外線フォトリフレクタと接続ケーブルです。これは物体が近くにあるかどうかを検知できます。
電池ボックスです。
PCとロボットを接続するためのUSBケーブルも付属します。
最後は説明書です。ルービックキューブを解くソフトを開発した方のインタビューが載ってました。
さっそく組み立てていきましょう!
ルービックキューブソルバーロボの遊び方・レビュー
組み立てる前に、ロボットが動くときの環境を図にして紹介します。こんな感じです。
つまり、こういうことです。
- WEBアプリ上で問題を解き、どのように回転させるか計算する
- 計算通りに回転するように、ロボットのモーターに指示を出す
決してロボットが問題を解くわけではなく、ロボットはWEBアプリから指示されたとおりに動いてるだけということですね。
そして、動かすための具体的な手順は次のとおりです。
- PCにデバイスドライバーをインストール
- ロボットの組み立て
- ロボットの調整
- ルービックキューブの準備
- ルービックキューブ解析アプリへ問題の入力
- ルービックキューブ解析アプリの実行
1.がちょっとだけ手間がかかります。また、3.はけっこう大変でした。
1つずつ見ていきましょう!
1.PCにデバイスドライバーをインストール
初回のみ、パソコン(PC)とマイコン(Studio)を接続してデバイスドライバーをインストールします。
ちょっとだけ手間がかかりますが、手順書通りにやれば数分です。
2.ロボットの組み立て
組み立ては簡単です。工作に慣れている私ですが、ゆっくり作っても30分かかりませんでした。
また、別途用意が必要な工具はありません。
組み立ては公式サイトからダウンロードした組み立て説明書を見ながら行います。組み立て説明書は写真多めでわかりやすいです。
電池は単3電池×3本(別売)が必要です。
そして、出来上がったものがこちら!思ってたよりシンプルな構造です。
そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。まあまあ大きいです。
ちなみに、他のロボットの作例はこんな感じです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください(編集中です。)
3.ロボットの調整
ロボットができたら、ルービックキューブを正確に操作するためにロボットの調整が必要です。
これがけっこう大変で、2時間くらいかかりました。。。
コツを掴むのに時間がかかりました。素直に説明書通りにやればよかったのですが、勝手な解釈をしてしまいどんどんずれていく方向に調整してました。。。
4.ルービックキューブの準備
次はルービックキューブをぐちゃぐちゃにします。
ルービックキューブはこちらの正規品を使いました。
〇〇キューブとか似たようなものがあるのでお間違いないように。
正規品の「ルービックキューブ」の商品ページはこちら
5.ルービックキューブ解析アプリへ問題の入力
次はぐちゃぐちゃにした通りに解析アプリへ入力します。
こんな感じのアプリでして、それぞれのマスに色を塗っていきます。
6.ルービックキューブ解析アプリの実行
あとは、アプリの[そろえる]をクリックするとロボットが動き出します。
この後も5回くらいやったのですが、ちゃんと全部キレイに揃いました。
「3.ロボットの調整」さえ上手くできれば、ちゃんと動いてくれますよ。
ルービックキューブソルバーロボの口コミ・デメリット
ネット上の口コミを見ていると次のようなデメリットが目立ちました。
- デバイスドライバーのインストールが大変
- ロボットの調整が大変
- ロボットが正しく動かない?
それぞれ検証したので詳しく解説します。
デバイスドライバーのインストールが大変
これはちょっとだけ大変でした。
とはいえ、手順が少し多いだけで難しくはありません。説明書もわかりやすいです。
ロボットの調整が大変
これはかなり大変でした。
ルービックキューブを回転させるテーブルの調整を「設定をちょっと変えて動かす→ちょっと変えて動かす→・・・」と繰り返さないといけません。
ただ、コツを掴めば20分くらいでできました。この作業は大人の方がやってあげたほうがいいかもです。
ロボットが正しく動かない?
ロボットの調整さえ上手くいけばロボットは正しく動作するはずです。
調整がうまくいっていないときにロボットを動かしたら正しく動作しませんでしたが、調整がうまくいった後は5回連続でルービックキューブを揃えることができました。
ルービックキューブソルバーロボのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。
- ルービックキューブを自動で揃えられる
- 他に4種類のロボットも作れる
- 説明書が丁寧
それぞれ解説しますね。
ルービックキューブを自動で揃えられる
やっぱりこれが一番のメリットですね。ルービックキューブが自動で揃うところを見るとけっこう感動します!
なので、色々な物事を自動化するにはどうすればいいか?とか、ロボットにやらせるにはどうすればいいのか?という思考になります。
これは、これからの時代に必要なプログラミング的思考力そのものなので、お子さんが小さいうちにこの感動体験ができると、将来のためにいいんじゃないでしょうか!
他に4種類のロボットも作れる
ルービックキューブを解くだけでなく、4種類のロボットを作ってプログラミングすることができます。
こちらはサーボモーターの動かし方からプログラミングソフトの使い方まで丁寧に解説してあります。
なので、プログラミング初心者のお子さんでも楽しめるでしょう。
説明書が丁寧
ルービックキューブソルバーロボの仕組みも解説してあり、「なるほどな~」と勉強になります。
また、他の4種類のロボットプログラミングも「センサーの値を確認して、値が○のときは□の処理にしよう」のように順序立てて説明してあり、わかりやすいです。
無料で閲覧できるので、事前に見てから購入するのはありですよ。
公式サイトはこちら
ルービックキューブソルバーロボをおすすめできる人
「ルービックキューブソルバーロボ」はルービックキューブを自動で揃える感動体験を味わいたい!というお子さんにおすすめです。
手軽に購入できるルービックキューブを揃えるロボットはなかなかありませんし、自分で組み立てながらロボットの構造を学習できるのもGoodです。
小さい頃にこのおもちゃを体験しておけば「プログラミングをできるようになれば、こんなすごいものを作れるんだ!」となり、お子さんの未来の選択肢が増えますよ。
結論:調整は大変だけど感動できるロボット!
本記事は「ルービックキューブソルバーロボ」をエンジニア目線でレビューをしました。
ロボットの調整だけが大変ですが、それを乗り越えると感動体験が待っています!
ぜひ、この感動体験を味わってください!
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- ルービックキューブを自動で揃えられる
- 他に4種類のロボットも作れる
- 説明書が丁寧
- Arduino言語に変換可能
- デバイスドライバーのインストールが大変
- ロボットの調整がかなり大変
▼おすすめプログラミングおもちゃまとめ(年齢別)