ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
「toio」の中でもプログラミング学習に最適なプログラミングおもちゃが「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」です。
ですが、BGMが流れ続けたり、応用的な内容が少なかったりと不満点も少しありました。
そんな不満点をすべて解消しつつ、教育現場の意見を取り入れて高度な内容を盛り込んだ新作が「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」です。
遊び方は簡単です。絵本のストーリーに沿ってカードを並べながらプログラムを作り、ロボットに読み取らせて実行するだけです。
というわけで本記事では「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」の遊び方から、前作「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」との比較、ネット上の口コミ、toioシリーズの比較までエンジニア目線でレビューしていきます!
- 絵本を順番に読めば理解できる
- プログラムの基本処理(順次/分岐/反復)が全部できる
- 並列処理、割り込み処理ができる
- 問題数が74問で多い(やりごたえがある)
- 前作の不満点が全部解決されている
- カードを入れるケースに仕切りが欲しい
- 前作をクリアした人向け
toio GoGoロボットプログラミングの基本情報
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」はパソコンやタブレットなどのデバイスを使わずに、カードを並べてキューブ型のロボットをプログラミングする画期的なおもちゃです。
商品名 | GoGo ロボットプログラミング アドバンス |
メーカー | Sony Interactive Entertainment Inc. |
ブランド | toio |
希望小売価格(税込) | 7,678円 |
対象年齢 | 6歳以上 |
使用電池 | 不要 |
必要な工具 | 不要 |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | 問題集(74問) |
マイコン | なし(本体を参照) |
入力装置 | なし(本体を参照) |
出力装置 | なし(本体を参照) |
音量調整 | なし(本体を参照) |
マップ/コース | 絵本に付属+自由に作成 |
デバイス | 不要 |
プログラミング方法 | アンプラグドプログラミング(カードを並べる) |
命令の種類 | 15種類 (前進、停止、右回転、左回転、関数×2、アクション、分岐×3、反復×5) |
最大可能命令数 | 記載なし |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「プログラムの基礎を学べるプログラミング」です。
- デバイスを使わずにカードを並べてプログラミング
- ロボットをスタートからゴールまで進めるプログラミング
- プログラムの基本処理の「順次、分岐、反復」を使用するプログラミング
- プログラムに必要な関数や並列処理を使用するプログラミング
デバイスを使わないでプログラムの基本処理である「順次、分岐、反復」処理を全部できるだけでなく、関数や並列処理ができるのは凄いですよ!
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスの発売日
toio GoGo ロボットプログラミング アドバンスの発売日は2023年7月13日(木)です。
toio本体と前作の「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」は2019年3月19日(水)発売だったので、約4年半ぶりですね~。
それもあってか、前作の不満点を全て解消し、高度なプログラミング学習ができるように改良されています。
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスの内容物
まずは、パッケージから。思ってたより重たかったです。
内容物一覧です。絵本と命令カードがメインです。
主要なパーツを説明しますね。
まずは、大事なソフト(タイトル)です。これにデータが入っています。
キャラクターパーツです。
前作(ロジーボのひみつ)と比べるとちょっとだけ違います。
これをキューブにくっつけて遊びます。腕は動かせますよ。
命令カードはたくさんあります。これを並べながらどういうプログラムを作ればいいか考えます。前作より枚数が増えています。
目ではわからないくらい細かい模様があるので汚さないように気をつけましょう。
そして絵本です。基本的にはこの絵本のストーリーに沿って進めていけば楽しくプログラミングを学べるようにできています。
あと、自由にマップを作って遊べるプレイマットが付属します。560mm×560mmです。
裏面はパソコンでプログラミングするときに使います。
遊び方を見ていきましょう!
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスの遊び方・レビュー
遊び方は次のとおりです。
- コンソールにリングとキューブをセットし、充電する
- コンソールにカートリッジをセットする
- コンソールの電源をONにする
- キューブの電源をONにする
- 絵本のストーリー通りにプログラミングする
上記のとおりです。
1.コンソールにリングとキューブをセットし、充電する
まずはキューブをコンソールに接続して充電します。
2.コンソールにカートリッジをセットする
ソフトのカートリッジを接続します。
3.コンソールの電源をONにする
そして電源をONにするとこんな感じで、ディスプレイにロゴが表示されます。
4.キューブの電源をONにする
次にキューブの電源をONにして、コンソールとBluetoothで接続します。
5.絵本のストーリー通りにプログラミングする
あとは、絵本を読みながらプログラミングするだけです。
このプログラミング方法がけっこう面白いので詳しく紹介します!具体的には次のとおりです。
- 問題を読んでスタートとゴールを確認する
- スタートからゴールまで進むように命令カードでプログラムを作る
- ロボットにプログラムを読み取らせる
- ロボットを絵本の上においてプログラムを実行する
上記のとおりです。
1.問題を読んでスタートとゴールを確認する
問題を読んでスタートとゴールの位置を確認し、どんなルートで進めばいいか考えましょう。
2.スタートからゴールまで進むように命令カードでプログラムを作る
1.で考えたルートを通るように命令カードを並べてプログラムを作ります。
3.ロボットにプログラムを読み取らせる
2.で作ったプログラムの上にロボットを置いてプログラムを読み取らせます。
4.ロボットを絵本の上においてプログラムを実行する
あとは、絵本の上にロボットを置いてプログラムを実行するだけです。
動画にするとこんな感じです。
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスの口コミ・デメリット
ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでした。発売して間もないからでしょう。
なので、私が感じたデメリットを詳しく解説します。
- カードを入れるケースに仕切りが欲しい
- 前作「ロジーボのひみつ」をクリアした人向け
それぞれ解説します。
カードを入れるケースに仕切りが欲しい
切り取ったカードを収納する箱があるのですが、仕切りがないので箱の中でぐちゃぐちゃに動いてしまいます。
前作には一応、簡単な仕切りがあったので、そこだけちょっと残念です。
前作「ロジーボのひみつ」をクリアした人向け
基本的には前作の「ロジーボのひみつ」をクリアした人向けです。
一応、前作の内容も少し含んではいるのですが、「もう少し丁寧に進めてほしい!」と感じるかもです。
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスのメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。メッチャあります!!
- 命令カードの読み取り精度が高い
- BGMと音声が流れるので楽しい
- 絵本を順番に読めば理解できるように作られている
- プログラムの基本処理(順次/分岐/反復)が全部できる
- ロボットの動きがコミカルで楽しい
- 進捗状況が記録される
- 並列処理、割り込み処理ができる
- 問題数が74問で多い(やりごたえがある)
- 設定・履歴の確認が簡単
- 前作の不満点が全部解決されている
上から6つは前作からのメリットです。なので、それ以外を解説しますね。
並列処理、割り込み処理ができる
パソコンやタブレットを使わないタイプのおもちゃで並列処理や割り込み処理ができるのは凄いです!
詳しくは後述しているので、とりあえず、このおもちゃでは本格的なプログラミングに触れられると思ってもらえればいいかなと。
問題数が74問で多い(やりごたえがある)
前作は48問でしたが、今作は74問もあります!
それにオリジナルのマップを作って遊べるので飽きずに楽しくプログラミング学習ができるでしょう!
設定・履歴の確認が簡単
絵本の裏に各種設定や履歴を確認できるマークがあります。これをキューブで読み取るだけでコンソールに表示されます。
前作の不満点が全部解決されている
前作のレビューのときに次のデメリットを挙げました。これらが全部解決されています。
- BGMが流れ続ける
- 2台のうち1台しかプログラミングできない
- 関数が作れない
BGMのみのON/OFFが選べるようになっていますし、キャラクターボイスのON/OFFも選べます。
また、2台のキューブをプログラミングできるようになりましたし、オリジナルの関数が作れます!
toioシリーズの比較
toioシリーズは「本体」と「タイトル」が別売りされていて、わかりにくいので整理しました。
toio本体のみ | 基本的には別売りのタイトルが必要。(キューブをPCでプログラミングすることは可能。) |
GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~ | カードを読み込んでプログラミング |
GoGo ロボットプログラミング アドバンス |
ロジーボのひみつの上位版 |
トイオ・コレクション | ミニゲーム集 |
工作生物 ゲズンロイド | 紙でオリジナルのロボットを作る |
トイオ・ドライブ | 車を操縦する |
おんがくであそぼう ピコトンズ | 音楽を作る |
大魔王の美術館と怪盗団 | ボードゲーム |
トイオ・プレイグラウンド ベーシック/アドバンス | キューブとカードだけでプログラミングする |
”GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~”同梱版 | 別々に購入するより3,278円(希望小売価格)お得! |
”トイオ・コレクション”同梱版 | |
”おんがくであそぼう ピコトンズ”同梱版 |
タイトル2本入り(Goロボ&ゲズンロイド)\NEW/ | バリューパックと同じ価格でタイトルが1本多い |
タイトル2本入り(トイコレ&ゲズンロイド)\NEW/ |
プログラミングをやりたいのであれば「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」か「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」ですね~。
ゲームを遊びたいのであれば「大魔王の美術館と怪盗団」が面白そうです。
toio「ロジーボのひみつ」と「アドバンス」の比較
前作の「ロジーボのひみつ」と今作「アドバンス」を詳しく比較します。
結論から言うと、向いている人は次のとおりです。
比較の概要は次のとおりです。
商品名 | GoGo ロボットプログラミング アドバンス(本記事) |
GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~ |
希望小売価格(税込) | 7,678円 | 6,578円 |
対象年齢 | 6歳以上 | 6歳以上 |
問題 | 74問 | 48問 |
命令カードの種類 | 15種類 (前進、停止、 右回転、左回転、 関数×2、アクション、 分岐×3、反復×5) |
15種類 (前進、停止、 右回転、左回転、 関数×2、アクション、 分岐×3、反復×5) |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 | 順次/分岐/反復 |
その他の処理 | 並列処理、メッセージ通信、 乱数、割り込み、変数 |
– |
マップ作成 | 可 | 不可 |
内容 | 応用内容が多め | 基礎を重視 |
上記の通り、「アドバンス」の方ができることが多いです。
そして「アドバンス」にしかできないことは次のとおりです。
① 並列処理
並列処理とは2台のキューブを同時にプログラミングすることです。前作は1台のキューブしかプログラミングできませんでした。
② メッセージ通信
メッセージ通信は1台のキューブがもう一台のキューブに指示を出すプログラミングです。それをなんとなく体験できます。(厳密にはメッセージ通信とは異なります。)
③ 乱数
乱数はランダムな数を発生させることです。これを体験できる簡単なゲームがあります。
④ 割り込み
割り込みはプログラムを実行中に他の優先度が高い処理を「割り込ませる」という技術です。
⑤ 変数
変数はデータを保存する箱のようなものです。持っているアイテムの数(箱の中身)によって動作が変わることで、変数の概念を勉強します。
⑥ マップ作成
今作は自由にマップを作成することができます。
結論:向いている人
再度、向いている人を載せておきます。
toio GoGoロボットプログラミングアドバンスをおすすめできる人
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」は前作の「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」を気に入って、もっと深い内容を学習したいお子さんにおすすめです。
前作の内容もちょっとは含んでいるのですが、基本的には前作の内容を理解していて、それに加えて深い内容を学習したいお子さん向けです。
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結論:デバイスを使わず高度な学習ができるプログラミングおもちゃ
本記事は「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」をエンジニア目線でレビューをしました。
自信を持ってオススメできます!
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- 絵本を順番に読めば理解できる
- プログラムの基本処理(順次/分岐/反復)が全部できる
- 並列処理、割り込み処理ができる
- 問題数が74問で多い(やりごたえがある)
- 前作の不満点が全部解決されている
- カードを入れるケースに仕切りが欲しい
- 前作をクリアした人向け
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