キューブロイドをスクラッチ2.0でプログラミングする方法を解説

キューブロイドをスクラッチ2.0でプログラミングする方法を解説

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以前レビューしたCUBROIDキューブロイドはタブレット/スマホのアプリでプログラミングする以外にパソコン(PC)のScratchスクラッチでプログラミングする方法があります。

しかし、手順通りにやっても全然できなかったので、色々調べてみたところCUBROIDキューブロイドをPCのScratchスクラッチ2.0オフラインエディターでプログラミングできるようになりました!

本記事の内容
  • CUBROIDキューブロイドをPCのScratchスクラッチ2.0オフラインエディターでプログラミングする方法

ずっと、ScratchにCUBROID用の拡張機能のブロックが追加できなくて行き詰まっていたのですが、見事解決できました。

結論から言うと、Adobe AIRのWebKit同梱版をインストールすれば拡張機能のブロックが追加できました!

画像付きで詳しく解説します。

ちなみに、Scratch3.0でプログラミングする方法もあります。
 キューブロイドをスクラッチ3.0でプログラミングする方法を解説
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キューブロイドをPCのスクラッチ2.0でプログラミングする方法

具体的な説明の前に全体像の把握からです。下記のような環境でプログラミングします。

パソコン(PC)とマスターキューブを付属のUSBケーブルで接続し、マスターキューブと各キューブは無線(Bluetooth)で接続します。

プログラミングソフトをダウンロードする際にインターネット接続が必要です。その後はインターネットに接続する必要はありません。

また、導入手順の概要は次のとおりです。

  1. 必要ファイルのダウンロード
  2. 各ソフトウェアのインストール
  3. ソフトウェアとキューブの接続

では、順番にみていきましょう!

1.必要ファイルのダウンロード

必要なファイルは次の3つです。

  • Adobe AIRアドビ エアー
  • Scratchスクラッチ2.0オフラインエディター
  • CUBROIDキューブロイドScratchスクラッチファイル

Adobe AIRとScratch2.0オフラインエディター

まずは、Scratch関連をダウンロードします。

公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

 Scratch2.0オフラインのダウンロードサイトはこちら

下の方に行くと[Scratch 2.0 オフラインエディター]があるので、それをクリックします。

すると、ダウンロードできる3種類のファイルがあります。

拡大するとこんな感じです。まずは[Adobe AIR]をクリックします。

Adobe AIRのダウンロード画面が表示されるのでページの下の方までスクロールします。

上の方に表示されている最新版ではなくWebKit同梱版をダウンロードしないと拡張機能のブロックが表示されませんでした。

下の方までスクロールすると「AIR runtime including WebKit」があるので、Windows版をダウンロードします。

拡大した画面です。

実際のバージョンは画像(33.1.1.743)と異なる場合があります。大事なのはWebKit同梱版をダウンロードすることです。

ダウンロードが完了しました。

ダウンロードが完了すると次のファイルが取得できます。

次は、前のページに戻ってオフラインエディターをダウンロードします。[ダウンロード]をクリックします。

ダウンロードが完了しました。

ダウンロードが完了すると次のファイルが取得できます。

最新のバージョンは画像(461)と異なる場合があります。

CUBROID用Scratchファイル

次はCUBROIDキューブロイド用のScratchファイルをダウンロードします。

公式サイトにアクセスし、[Support]をクリックします。

 Cubroidの公式サイトはこちら

サポートページが表示されたら、下の方にある[Coding Blocks & Curo AI]をクリックします。

[How to set the Scratch 2.0 program]をクリックします。

必要なファイルが置いてあるグーグルドライブのリンクがあるのでクリックします。

その中の[0 Scratch Guide.zip]をクリックしてダウンロードします。

カーソルをあわせるとダウンロードボタンが表示されるのでクリックしてダウンロードします。

クリックするとこのような表示がされますが、[エラーを無視してダウンロード]をクリックします。

少し不安に思われるかもですが、メーカーの公式サイトのリンクからダウンロードしているので問題なさそうと私は判断しました。

ダウンロードが完了するまでしばらく待ちます。

ダウンロードが完了すると次のファイルが取得できます。

必要なファイルはダウンロードできたので、次は各ソフトをインストールしていきましょう。

2.各ソフトウェアのインストール

ソフトは次の順番でインストールします。

  1. Adobe AIRアドビ エアー
    ・・・Scratchスクラッチ2.0オフラインエディターを動作させるためのソフト
  2. Scratchスクラッチ2.0オフラインエディター
    ・・・Scratchスクラッチ2.0を使ってプログラミングするためのソフト
  3. CUBROIDキューブロイドScratchスクラッチファイル
    ・・・CUBROIDキューブロイド用の拡張機能ブロックが含まれるファイル

順番にみていきましょう。

1.Adobe AIR

まずは、Adobe AIRをインストールします。
AdobeAIR.exeをダブルクリックして実行します。

使用許諾契約書に同意したら、[同意する]をクリックします。

警告画面が出ますが、[はい]をクリックします。

インストールが完了したら[完了]をクリックします。

これで「Adobe AIR」のインストール完了です。

2.Scratch2.0オフラインエディター

次は、Scratch2.0オフラインエディターをインストールします。
Scratch-xxx.exeをダブルクリックして実行します。

[インストール後にアプリケーションを起動]のチェックを外し、[続行]をクリックします。

後でCUBROID用のScratchを起動するのでチェックを外します。

警告画面が出ますが、[はい]をクリックします。

しばらく待ちます。

インストールが完了したら[完了]をクリックします。

これで「Scratch2.0オフラインエディター」のインストール完了です。

3.CUBROID用Scratchファイル

最後はいよいよCUBROID用のScratchファイルを準備します。
0 Scratch Guide.zipを解凍します。

ファイルを右クリックし、[プログラムから開く→エクスプローラー]をクリックします。

[すべて展開]をクリックします。

そうすると展開先が表示されるので好きな場所に選び、[展開]をクリックします。

そうすると展開が完了します。

ここまでで、必要なソフトのインストールと準備は完了です。

3つのソフトがインストールできたら、次はキューブとScratch2.0オフラインエディターを接続してプログラミングしてみましょう。

3.ソフトウェアとキューブの接続

キューブとScratch2.0オフラインエディターを接続する手順は次のとおりです。

  1. マスターキューブの電源ON
  2. マスターキューブとパソコン(PC)をUSBケーブルで接続
  3. Cubroid Linkの起動とマスターキューブ用のポートを開放
  4. Scratchの起動

まず、マスターキューブの電源をONにします。するとLEDが白で点滅します。

次にPCとマスターキューブをUSBケーブルで接続します。するとLEDが緑に点灯します。

このとき接続する端子は中央のデータ通信用の端子を使用してください。キューブロイドのUSBケーブル

そしてマスターキューブとPCの通信ができるようにするために「Cubroid Link」を起動します。

「0 Scratch Guide」の中に「Cubroid Link.exe」があるのでダブルクリックして起動します。

すると、この画面が表示されるので[詳細情報]をクリックします。

そして[実行]をクリックします。

すると「Cubroid Link」が立ち上がります。画面に「press Start Button」が表示されたら、[Start]ボタンをクリックします。

「press Start Button」が表示されない場合は[Search]をクリックして表示されるまで試しましょう。

初めて起動するとファイアウォールの画面が出ますので、[アクセスを許可する]をクリックします。

基本的にそのままの設定で問題なさそうと私は判断しました。

接続に成功すると「comPort Open Success」が表示されます。

これができればPCとマスターキューブの接続は成功です。

最後に「cubroid scratch_eng.sb2」を使って、Scratch2.0オフラインエディターを起動します。

「0 Scratch Guide」の中に「cubroid scratch_eng.sb2」があるのでダブルクリックして起動します。

「cubroid scratch_eng.sb2」を開くソフトが関連付けられていないと次のような画面が開きます。

なので、[Scratch 2.exe]を選択して[OK]をクリックします。

これでScratch2.0オフラインエディターが起動します。

初めて起動すると使用情報を自動送信するかどうか選択する画面が出ますのでどちらか選びます。

私は[No, Thanks]にしました。

プログラミング画面が起動したら[More Blocks]をクリックします。

「Scratch for Cubroid」の○が緑で点灯していれば接続成功です。

接続に失敗しているときは○が赤で点灯しています。
言語を日本語にすることができますが、CUBROID用の拡張機能ブロックだけは英語のままでした。

以上でPCとマスターキューブの接続は完了です。

簡単なプログラミング例

では、実際にプログラミングしていきましょう!
プログラミングする手順は次のとおりです。

  1. プログラミングしたいキューブをScratchに追加する
  2. プログラミングしたいキューブとマスターキューブを無線で接続する

上記のとおりです。

今回はLEDキューブに絵を表示するプログラムを例に説明します。

1.プログラミングしたいキューブをScratchに追加する

まず、プログラミングしたいキューブをScratchに追加します。
追加するキューブの命令ブロックに[]を入れます。

命令ブロックは見切れていてどれがどのキューブかわかりません。。。なので、全部✓しておいてもいいです。使用しないキューブは電源を入れなければいいので。

2.プログラミングしたいキューブとマスターキューブを無線で接続する

次は追加するキューブの電源をONにします。

電源をONにしたらキューブの「白いボタン」を押します。

しばらくすると自動で接続され、命令ブロックの数字が0→1へ変化します。

この数字は接続している台数です。

接続が確認できたら試しにLEDを表示する命令ブロックを編集画面に置き、クリックします。

するとLEDが[スマイル]になりました!

また、命令を[泣き顔]に変更して実行すると、[泣き顔]になりました!

おおっ!ちゃんとプログラミングできますね。

まとめ:スクラッチを使ってプログラミングを楽しもう!

ずっと、CUBROIDキューブロイド用の拡張機能ブロックが表示できなくて行き詰まっていたのですが、なんとか解決できました。これでScratchスクラッチ2.0オフラインエディターでもプログラミングができます。

また、Scratchスクラッチ3.0でプログラミングする方法もあるので環境に応じて使い分けてください。パソコンにBluetoothがあればScratchスクラッチ3.0で、無ければScratchスクラッチ2.0という感じですね。
 キューブロイドをスクラッチ3.0でプログラミングする方法を解説

あと、無料の会員登録をすればCUBROIDキューブロイドScratchスクラッチで遊ぶための教材もあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

では、CUBROIDキューブロイドを楽しんでください(^_^)/~

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