「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」はパソコンやタブレットを使わないにも関わらず分岐処理と反復処理ができる優れたプログラミングおもちゃです。
ですが、そのやり方がわかりにくいのが残念ポイント。
なので、本記事ではボットリーの分岐処理と反復処理の遊び方を詳しく解説します。
▼本記事の内容
- ボットリー コーディングロボットの分岐処理と反復処理の使い方
使い方だけではなく、分岐処理・反復処理の意味もあわせて、プログラミング歴19年の私が解説します。
分岐処理
分岐処理とは?
分岐処理とは、条件によって命令を分岐する処理です。
例えば、「車の前に障害物があれば後退し、障害物がなければ前進する」とかです。
このおもちゃでできる分岐処理は「ボットリーの前に障害物がある場合とない場合の分岐」です。
もしカラーセンサーを搭載しているおもちゃであれば「青色を検出したら右に曲がって、黄色を検出したら左に曲がる」のような分岐処理ができます。
具体的な使い方
では具体的に「ボットリーの前に障害物がなければ3回前進し、障害物があれば1回後退する」をやってみましょう。
分岐処理の手順は次のとおりです。
- 障害物が無いときの処理を入力する
「前進 → 前進 → 前進」の順でボタンを押す - 物体検出ボタンを押し、障害物があるときの処理を入力する
物体検出ボタンを押すとリモコンのLEDが点灯する
「後退」を押す
※LEDが点灯している間は物体検出したときの処理を入力できる - 発信ボタンを押して、プログラムを実行する
これで実現できます。コーディングカードで表現すると次のとおりです。
反復処理
反復処理とは?
反復処理とは、同じ命令を指定する回数だけ繰り返す処理です。
例えば、
とすると命令が多くなって大変ですが、
とすると少ない命令で済みます。
具体的な使い方
では具体的に「前進→前進→右回転を3回繰り返す」をやってみましょう。
反復処理の手順は次のとおりです。
- ループボタンを押す
リモコンのLEDが点灯する
※LEDが点灯している間は繰り返したい処理を入力できる - 繰り返したい命令を入力する
「前進 → 前進 → 右回転」の順でボタンを押す - ループボタンを「繰り返したい回数-1回」押す
ループボタンを2回押す
(-1回なのは2.で既に1回分の命令を押しているから) - 発信ボタンを押して、プログラムを実行する
これで実現できます。 コーディングカードで表現すると次のとおりです。
どうでしょうか?少しはわかりやすくなったでしょうか?
まとめ:分岐処理と反復処理を使いこなそう!
繰り返しですが、パソコンやタブレットを使わないにも関わらず分岐処理と反復処理ができる「ボットリー コーディングロボット アクティビティセット」は優れたプログラミングおもちゃです。
ぜひ、有効活用してください。
それでは、ボットリーを楽しんでください(^_^)/~