ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
パソコンやタブレットを使わずにカードを並べてプログラムを作るタイプのプログラミングおもちゃは色々ありますが、その中でも直感的でわかりやすいのが「Qobo」です。
「Qobo」は布製のマップ上にプログラムを作るための命令カードを並べるので、どの方向に進むのかわかりやすいです。
遊び方は簡単です。マップ上のスタートからゴールまで進むように命令カードを並べて、カタツムリ型ロボットにその上を走らせるだけです。
というわけで本記事では「Qobo」の遊び方から、ネット上の口コミ、類似品との比較までエンジニア目線でレビューしていきます!
- パソコン・ダブレット不要
- 命令の種類が豊富(19種類)
- 放置すると自動で動き出してかわいい
- 英語も一緒に勉強できる
- 市販のブロックを取り付け可能
- 説明書が英語のみ
- 卓上で遊ぶには大きすぎる
- カードの使い方がイマイチ
Qobo(キューボ)の基本情報
「Qobo」はデバイス不要で、マップ上にカードを並べてプログラムを作り、スタートからゴールまで進むようにプログラミングするカタツムリ型のプログラミングおもちゃです。
商品名 | Qobo |
メーカー | Robobloq Co., Ltd. |
ブランド | - |
参考価格(税込) | 13,200円 |
対象年齢 | 3歳~8歳 |
使用電池 | 内蔵バッテリー |
必要な工具 | 不要 |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 |
教材 | 問題集(16問) |
マイコン | オリジナル(付属) |
入力装置 | タッチセンサー |
出力装置 | LED、スピーカー、モーター×2 |
音量調整 | 不可 |
マップ/コース | 6×6マス |
デバイス | 不要 |
プログラミング方法 | アンプラグドプログラミング(カードを並べる) |
命令の種類 | 19種類 (前進、右折、左折、音×4、LED×7、分岐、反復、乱数、タッチ検出、スキップ) |
最大可能命令数 | 記載なし |
このおもちゃでできること
できることは下記のような「プログラムの基礎を学べるプログラミング」です。
- デバイスを使わずにカードを並べてプログラミング
- ロボットをスタートからゴールまで進めるプログラミング
- プログラムの基本処理の「順次、分岐、反復」を使用するプログラミング
- カタツムリの殻をカラフルに光らせるプログラミング
カタツムリがおしゃべりしながら移動するので、小さなお子さんでも興味を持って取り組めるでしょう!
Qobo(キューボ)の内容物
まずは、パッケージから。
中身は説明書と各パーツが入っています。
では、内容物を見ていきましょう!
内容物一覧です。本体の他に命令カードやマップ、説明書(プレイブック)があります。
主要なパーツを説明しますね。
まずは、カタツムリ型のロボットです。シンプルな構造です。
顔の部分はシリコンでできており、柔らかいです。
後ろから。スピーカーの音はちょうどいい大きさです。
底面から。命令カードを識別するための読み取りセンサーがあります。
そして、ペットボトルと比べるとこんな感じです。
命令カードです。全30枚、裏表印刷で27種類あります。これを並べてプログラムを作ります。
表面には目には見えないくらいの小さな模様があり、これをロボットのセンサーが読み取ることで、命令を識別します。
マップです。795mm×795mmです。卓上で遊ぶには結構大きめのテーブルじゃないと厳しいです。
本体を充電するためのUSBケーブルです。パソコン(PC)や市販の充電器に接続して充電します。
最後に説明書です。問題集が16問あります。このタイプのおもちゃだと普通の量です。
あと、中はすべて英語で書かれています。説明書には公式サイトに日本語のガイドがあると書かれていたのですが、ありませんでした。。。
Qobo(キューボ)の遊び方・レビュー
基本的な遊び方
基本的には教材の問題通りにロボットをプログラミングします。
- 問題を読んでスタートとゴールを確認する
- スタートからゴールまで進むように命令カードでプログラムを作る
- ロボットをマップの上においてプログラムを実行する
上記のとおりです。
1.問題を読んでスタートとゴールを確認する
問題を読んでスタートとゴールの位置を確認し、どんなルートで進めばいいか考えましょう。
2.スタートからゴールまで進むように命令カードでプログラムを作る
1.で考えたルートを通るように命令カードを並べてプログラムを作ります。
3.ロボットをマップの上においてプログラムを実行する
あとは、マップの上にロボットを置いてプログラムを実行するだけです。
動作している様子を動画にしたのでご覧ください。
Qobo(キューボ)の口コミ・デメリット
ネット上の口コミを探しましたが見つかりませんでしたので、私が感じたデメリットを解説します。デメリットは次のとおりです。
- 説明書が英語のみ
- 卓上で遊ぶには大きすぎる
- マップの上にカードを並べる点がイマイチ
それぞれ解説します。
説明書が英語のみ
付属の説明書には、日本語のクイックガイドをダウンロードできると書いてあったのですが、公式サイトにはありませんでした。。。
なので、英語のプレイブックを読みながら学習を進めていかなければなりません。
卓上で遊ぶには大きすぎる
マップのサイズが大きく、卓上で遊ぶのは難しいです。
付属のマップは795mm×795mmです。
カードの使い方がイマイチ
このおもちゃはプログラムを作るときにマップの上に命令カードを並べるんですが、これはちょっとイマイチですね~。
プログラミング学習で大事なのは、頭の中でプログラムの動きをシミュレーションすることなんですが、上記のやり方だと、それを省いてしまっています。
この点は「カードプログラミングトイ プローボ」や「toio」の方がいいですね。
カードを並べてプログラムを作る作業と、実際にロボットが動作する作業が別れています。
▼カードプログラミングトイ プローボ
▼toio
Qobo(キューボ)のメリット
私がエンジニア目線でいいなと思ったところは次のとおりです。
- パソコン・ダブレット不要(スクリーンレス)
- 命令の種類が豊富(19種類)
- 放置すると自動で動き出してかわいい
- 英語も一緒に勉強できる
- 市販のブロックを取り付け可能
いくつか解説しますね。
パソコン・ダブレット不要(スクリーンレス)
パソコンやタブレットを使わないでプログラミングできるので、小さなお子さんでも安心してプログラミング学習に使えますね。
なので、「子供が小さい頃からプログラミングに触れさせたいけど、パソコンやタブレットを与えるのはちょっと…」という場合にぴったりです!
命令の種類が豊富(19種類)
音や光に関する命令が多く、全部で19種類あります。
なので、にぎやかなおもちゃが好きな小さなお子さんなら、積極的にプログラミング学習ができますよ。
英語も一緒に勉強できる
説明書や音声が全部英語なので、遊びながら自然と英語に触れることができます。
無理なく英語学習をさせたい場合は、他のプログラミングおもちゃよりも役に立つでしょう。
市販のブロックを取り付け可能
市販のブロックを取り付けできると書いてあったので、LEGOブロックを取り付けてみたら、ちゃんと取り付けられました!
Qobo(キューボ)と類似品の比較
最後に、カードを並べてプログラムを作るタイプのおもちゃを3種類比較しました。
結論は次のとおりです。
- 小さい子でも遊べる簡単な物がいい
Qobo - 卓上で遊べて問題集が多いものがいい
toioバリューパック“GoGo ロボットプログラミング~ロジーボのひみつ~”同梱版 - ロボットを組み立てながら順番に勉強したい
カードプログラミングトイ プローボ
概要は次のとおりです。主な違いはロボットをブロックで組み立てるか、既に完成しているかです。
商品名 | Qobo | toioバリューパック “GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~”同梱版 |
カードプログラミングトイ プローボ |
メーカー | Robobloq Co., Ltd. | Sony Interactive Entertainment Inc. |
Genius Toy Taiwan Co., Ltd. |
価格(税込) | 13,200円 (参考価格) |
21,978円 (希望小売価格) |
15,000円 (希望小売価格) |
対象年齢 | 3歳~8歳 |
6歳以上 | 4歳以上 |
教材 | 問題集(16問) | 問題集(48問) | 問題集(30問) |
命令の種類 | 19種類 (前進、 右折、左折、 音×4、LED×7、 分岐、反復、乱数、 タッチ待ち、スキップ) |
15種類 (前進、停止、 右回転、左回転、 関数×2、アクション、 分岐×3、反復×5) |
42種類 (前進、後退、 右折、左折、停止、 ギア右回転、ギア左回転、 ギア停止、サウンド×10、 LED×18、関数、条件、 反復、AND、OR、イベント) |
可能な基本処理 | 順次/分岐/反復 | 順次/分岐/反復 | 順次/分岐/反復 |
組み換え | 不可 | 不可 | 可能 |
特徴 | 英語学習にもなる | 卓上で遊べる | ロボット同士の連動がある |
それぞれ簡単に紹介しますね。
toioバリューパック “GoGo ロボットプログラミング~ロジーボのひみつ~”同梱版
「toioバリューパック “GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~”同梱版」はパソコンやタブレットなどのデバイスを使わずに、カードを並べてキューブ型のロボットをプログラミングする画期的なおもちゃです。
toioは小型のキューブをプログラミングするおもちゃで、卓上で遊べるサイズです。
問題集も48問ありますし、続編の「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」はなんと74問もあります。
命令カードの種類はちょっと少ないものの、プログラミングの構造がよくできており、パソコンやタブレットを使わないながら高度なプログラミング学習ができます。
関連「toioバリューパック"GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~"同梱版」の詳細レビューはこちら
カードプログラミングトイ プローボ
「カードプログラミングトイ プローボ」はデバイス不要で、カードを並べてプログラムを作り、マップ上で動作するブロックタイプのプログラミングおもちゃです。
プローボの特徴はロボットをブロックで自由に組み立てることができる点です。作例として34種類のキャラクターが載っています。
そして、マップは正方形のカードを組み合わせて自由に作ります。サイズは卓上で遊ぶにはちょっと大きく、Qoboと同じくらいです。
関連「カードプログラミングトイ プローボ」の詳細レビューはこちら
まとめ
もう一度まとめを載せておきます。
- 小さい子でも遊べる簡単な物がいい
Qobo - 卓上で遊べて問題集が多いものがいい
toioバリューパック“GoGo ロボットプログラミング~ロジーボのひみつ~”同梱版 - ロボットを組み立てながら順番に勉強したい
カードプログラミングトイ プローボ
Qobo(キューボ)をおすすめできる人
「Qobo」はまだパソコンやタブレットを使えないけど、直感的にわかりやすいプログラミングおもちゃで英語とプログラミングを学習したいお子さんにおすすめです。
マップの上に命令カードを並べるので、他のプログラミングおもちゃに比べてロボットの動きがわかりやすいです。
なので、「プログラミングを理解できるか不安だなぁ…」という方に向いています。
また、説明書も音声も命令カードも全部英語なので、小さな頃から英語に触れさせたい場合にピッタリです。
結論:ちょっと特殊だけど直感的にわかりやすいおもちゃ
本記事は「Qobo」をエンジニア目線でレビューをしました。
カタツムリの動きや音声がかわいいので、それが気に入った方はぜひ。
これからの時代、プログラミングは必須スキルです。ぜひ、お子さんが子供の頃からプログラミングを体験させてあげてくださいね。
- パソコン・ダブレット不要
- 命令の種類が豊富(19種類)
- 放置すると自動で動き出してかわいい
- 英語も一緒に勉強できる
- 市販のブロックを取り付け可能
- 説明書が英語のみ
- 卓上で遊ぶには大きすぎる
- カードの使い方がイマイチ
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