micro:bitのプログラムを作るソフトはいくつかあります。
本記事では、その中でも一番オーソドックスな「Microsoft MakeCode for micro:bit」の概要や簡単な使い方を紹介します。
- microbitをMakeCodeでプログラミングする方法
「MakeCode」はブロックを組み立てるようにプログラムを作る方法だけでなく、本格的な方法でもプログラミングできるソフトです。
そんな教材を「高専→大学→大学院→大手メーカー」でプログラムを作ってきた私がわかりやすく解説します。
microbitをMakeCodeでプログラミングする方法
概要
「Microsoft MakeCode for micro:bit」とは教育向けマイクロコンピューター(マイコン)の「micro:bit」をプログラミングするための統合開発環境です。
Microsoft MakeCode for micro:bitの公式サイトはこちら
プログラミング環境
MakeCodeはデバイスにアプリをインストールしてオフラインでプログラミングする方法とWEBブラウザを使ってオンラインでプログラミングする方法があります。
▼オフライン:アプリをダウンロードして遊ぶ場合
▼オンライン:公式サイトにアクセスして遊ぶ場合
画面構成 ~画面の見方を知ろう!~
画面構成はこんな感じでして、3つのエリアに分かれています。
中央にはプログラムを作るための「命令ブロック」があります。この命令ブロックをつなげてプログラムを作ります。
右側が「編集」エリアです。ここにブロックを置いてプログラムを作ります。
左側には「シミュレーション」エリアがあります。作ったプログラムの動作を確認することができます。
micro:bitについているボタンもシミュレーションで再現できます。
テキストプログラミング
MakeCodeはブロックを組み立てるビジュアルプログラミングだけでなく、JavaScriptやPythonといったプログラミング言語を使うテキストプログラミングもできます。
プログラミング方法を切り替えるには上部中央の切り替えボタンをクリックします。
拡大するとこんな感じです。[JavaScript]をクリックすると、
JavaScriptに切り替わります!
そして、[Python]をクリックすると、
Pythonに切り替わります!
デバッグ方法
MakeCodeはデバッグに必要な変数のリアルタイム表示やステップ実行ができて便利です!
デバッグをするには[デバッグモードの切り替え]をクリックします。
すると中央に[→Step]と書かれたボタンや変数が表示されます。
この[→Step]ボタンはプログラムを1行ずつ実行するボタンです。そして、変数欄には実行しているプログラムの変数の変化がリアルタイムで表示されます。
[→Step]をクリックする度にプログラムを1行ずつ実行(ステップ実行)できるので、どこまでは想定通りの動作で、どこからは想定とは違う動作なのか確認できます。
変数もステップ実行する度に変わるので、不具合が見つけやすいです。
チュートリアル
MakeCodeには「チュートリアル」が少しだけあります。
ほとんどのチュートリアルは動画が用意されています。また、基本のチュートリアルは「ブロック」、「Python」、「JavaScript」の3種類があります。
チュートリアルを開始すると「目的(作るもの)」が表示されます。
ですが残念ながら、説明はすべて英語です。
拡大するとこんな感じです。
ただ、「ヒントマーク」をクリックすると図による説明があります。
あと、使用しない命令ブロックは表示されないので、迷う心配がありません。
まとめ:MakeCodeを使ってmicro:bitをプログラミングしよう!
本記事では「Microsoft MakeCode for micro:bit」の概要や簡単な使い方を紹介しました。
概要がわかった上で具体的な使い方を勉強していくと理解しやすいはずです。
それでは、micro:bitを楽しんでください(^_^)/~