本記事では2023年8月19日にお台場で開催された「embot大展覧会」の様子をレポートします。
- 【レポート】embot大展覧会に行ってきました!
「embot大展覧会」はプログラミングおもちゃ「embot」を使った小中学生による作品コンテストです。
今回は28名の参加者で、斬新なアイデアで作られた作品やデザインを凝ったすごい作品がたくさんありました!
さらに、一般公開されていないembotの最新情報も入手したので、最後までご覧くださいm(_ _)m
【レポート】embot大展覧会に行ってきました!
そもそもembot(エムボット)とは?
embotはロボットのボティをダンボールで作るプログラミングおもちゃです。
ダンボールで作った腕をパソコンやタブレットでプログラミングして動かします。
なので、他のプログラミングおもちゃと違って小学校低学年のお子さんでも気軽に取り組める点が人気です。
イベントの概要
プログラミングおもちゃのembotを使った作品コンテストは今年で5回目です。
前回のコンテストはこちら(公式サイト)
前回までは一次審査があり、審査を通過した制作者のみがイベントに参加できる形式でしたが、今年はイベント当日に参加者同士で投票する形式に変わりました。
理由を伺ったところ、「embot製作のハードルを下げるため」とのこと。
それもあってか、ギミックは通常のembotとそんなに変わらないけど、ロボットの見た目や装飾をこだわっている作品がたくさんありましたよ。
見学の経緯
今回の「embot大展覧会」は参加者とその家族しか参加できないのですが、私は見学させていただくことができました。
というのも、イベントを主催する㈱e-Craft CEOの額田様より招待いただいたんです!
理由としては、当ブログのembotのレビュー記事に感銘を受けたからとのこと。また、他の社員の方にも「ファンです!いつも見てます!」と言っていただきました。
というわけで、参加者ではないにもかかわらず、見学+投票させていただきました!
開催概要
開催概要は次のとおりです。
- 応募期間:2023年6月8日(木) ~ 8月16日(水)
- 応募資格:小学1年生 ~ 中学3年生
- 応募方法:公式サイトより応募
- 展覧会日:2023年8月19日(土)13時 ~ 17時
- 会 場:東京都港区台場2-3-2 台場フロンティアビル12F docomo R&D OPEN LAB ODAIBA
- 発表形式:個別展示
- 投票形式:来場者による投票
会場までの道のり
最寄り駅から会場まで案内してくださる方が看板を持って立ってらっしゃったので、初めて行く場所でしたが迷わずに行けました。
タイムスケジュール
タイムスケジュールは次のような感じでした。
- 12:30・・・受付開始
- 13:00・・・開会式
- 13:15・・・展示・投票開始
- 16:30・・・表彰式、閉会式、記念撮影
概ね時間通りに進みましたよ。
応募数
応募数は32点だったそうです。
当日は28点の作品が展示されていました。(当日、都合が悪くなった方がいたようです。)
展示作品
展示されていた作品をいくつか紹介します。(全部の作品を紹介できなくてすみませんm(_ _)m)
※画像クリックで拡大します。
また、すべての作品は公式サイト(embot図鑑)に掲載されているので、ぜひご覧ください。
公式サイト(embot図鑑)
賞の一覧
今回は参加者による投票で賞が決まります。その賞は次のとおりです。
- 最優秀賞(総合)
- Good!アイデア賞:独創的なアイデアがGood!
- Good!デザイン賞:ハイレベルなプログラミングやギミックがGood!
- Good!テクニック賞:ロボットの見た目がGood!
- 審査員特別賞(4名):各審査員による選出
大之助の投票先
僭越ながら、私も投票させていただいたので、その作品と私が評価したポイントを紹介します。
▼Good!アイデア賞:パンダっぽく、バケモン@ゆうりさん
ボトルマンで発射するボトルキャップをゴールにシュートする対戦型のゲームです。
まず、青い台の上にあるしずく型の光センサーを後ろの穴に落とします。そうすることで手前の黒いアームをタブレットを傾けて操作できるようになります。
ボトルキャップをシュートする攻撃側と黒いアームで阻止する防御側による対戦ゲームの始まりです。
▼Good!テクニック賞:カラドキピエロ@ひぐちさん
黒ひげ危機一発のような対戦型のゲームです。
剣を刺す場所はルーレットで交互に決定します。ピエロが入った樽に剣を刺し、ピエロを飛ばしてしまったら罰ゲームがあります。
▼Good!デザイン賞:LifeBeat Rescue@そうさん
青いボディーがかっこいいレスキュー車です。
後輪は左右のタイヤが回転し、前輪はハンドルを切ることができます。また、天面に取り付けられたクレーンは上下に可動します。
賞の受賞者
そして、それぞれ受賞した作品は次のとおりです。
- 最優秀賞(総合):カラドキピエロ@ひぐちさん
- Good!アイデア賞:パンダっぽく、バケモン@ゆうりさん
- Good!デザイン賞:夏祭りアクセサリー@ふうさん
- Good!テクニック賞:ハムスターロボット ホワちゃん@翔さん
- 審査員特別賞(安藤様):クイズはんていロボット@はにーさん
- 審査員特別賞(齋藤様):LifeBeat Rescue@そうさん
- 審査員特別賞(笹原様):駐車に挑戦中@ミスターアールさん
- 審査員特別賞(土肥様):筋肉増加マシーン@ひろとさん
▼最優秀賞:カラドキピエロ@ひぐちさん
▼Good!アイデア賞:パンダっぽく、バケモン@ゆうりさん
▼Good!デザイン賞:夏祭りアクセサリー@ふうさん
▼Good!テクニック賞:ハムスターロボット ホワちゃん@翔さん
▼審査員特別賞(安藤様):クイズはんていロボット@はにーさん
▼審査員特別賞(齋藤様):LifeBeat Rescue@そうさん
▼審査員特別賞(笹原様):駐車に挑戦中@ミスターアールさん
▼審査員特別賞(土肥様):筋肉増加マシーン@ひろとさん
スマートフォンを取り付けたベルトを腰に巻いて腕立て伏せをすると、ロボットが腕を動かして応援してくれます。
お子さんたちにインタビューしてみた!
取材する中でお子さんたちに色々インタビューしてみると、次のようなことがわかりましたよ。
- 小学2年生の参加者もいた
- 小学校ではまだプログラミングをしていない
- まわりにプログラミングをしている子はほとんどいない
- プログラミング教室に通っている子が結構いた
- 今回のコンテストのためにプログラミングをやってみた
- プログラミングはやってみると楽しい
う~ん。小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、なかなか普及していないようです。
そんな中、「プログラミングという共通の興味」で集まることができたのは子さんたちにとっていい成長の機会になったんじゃないかと思います。
もし、次回もコンテストが開催されるのであれば、プログラミングをやったことがないお子さんも積極的に参加してみてはいかがでしょうか?
embot最新情報
最後に、まだ一般には公開されていないembotの最新情報を取材しました。
なんと、今年の11月に後継機種の「embot+ スターターキット」を発売予定とのこと!
コアがパワーアップし、取り付けられるセンサー類が増えています。(こちらのレビュー記事で指摘していた点が改良されていますよ!)
もう少し詳しい情報はこちらの記事にまとめたので、あわせてご覧ください。
まとめ:プログラミングを通して成長できるいい機会
これまでのembotコンテストと違い、今回は展示会形式だったので、より多くの参加者の作品を観ることができました。
また、お客さんが来るたびにお子さんたちはプレゼンしなくちゃいけなかったので、いいプレゼンの機会になったと思います。
embotは自宅で手軽に始められるプログラミングおもちゃです。詳しくは下記の記事でレビューしているので、興味があればご覧ください。
夏休みも残りわずかです。これを期にプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか?