ハロー・ワールド!おもちゃ大好きエンジニアの大之助( @daivoy_x)です!
複数のモニターをつなぐと便利な反面、配線がゴチャつくのが悩ましいところ。
しかも、在宅勤務でノートPCを使う時に別のモニターを用意したり、マウスを用意するのは大変です。
そんなデスク周りのごちゃつきを全て解決してくれるのが「Dell U4924DW-A」です。
「Dell U4924DW-A」は49インチのDQHDモニターにドッキングステーション機能を搭載したモニターで、モニターにUSB機器を接続すれば複数のPCで共有することができます。
というわけで本記事では、「Dell U4924DW-A」の開封からデメリット・メリットまで、約3ヶ月使用した段階でレビューしていきます!
- ドッキングステーション機能が便利
- 配線スッキリ
- PBPが便利
- 前面に隠しUSBポートあり
- 高額
- PIPはアスペクト比がイマイチ
- 端は遠く感じる
Dell U4924DW-Aのレビュー
基本情報
「Dell U4924DW-A」は49インチのDQHDモニターにドッキングステーション機能を搭載したモニターで、モニターに接続したUSB機器をPC間で共有できたり、複数機器を同時に表示(PBP・PIP)できたりするモニターです。
製品名 | Dell U4924DW-A |
画面サイズ | 49インチ |
最大解像度 | 5120×1440(DQHD) |
アスペクト比 | 32:9 |
コントラスト比 | 2000:1 |
接続端子 | DP 1.4×1 HDMI(HDCP2.2)x2 USB 3.2 Gen2 Type-C(up)(PD 90W)x1 USB 3.2 Gen2 Type-C(up)(dataのみ)x1 USB 3.2 Gen2 Type-A(down)x4 USB 3.2 Gen2 Type-C(down)(15W給電)x2 USB 3.2 Gen2 Type-A(down)(BC1.2)x1 LANポート(RJ45,2.5GbE)x1 オーディオラインアウト |
寸法 | 高さ:400.57mm-520.57mm 幅:1214.9mm 奥行:269.14mm |
重量 | 16.3kg |
付属品 | ・電源ケーブル(1.8m) ・HDMIケーブル(1.8m) ・DPケーブル(1.8m) ・USB-C toCケーブル(1m) ・USB-C toAケーブル(1m) |
開封・組み立て
まずは、開封していきます。何と言っても箱がでかいし、重いです!
この箱がそのまま送られてきたので、箱の表面は傷だらけです。ですが、中身に問題はなかったので良しとします。
中身は厳重に梱包されてます。
組み立ては簡単で、箱に入れた状態でできるように工夫されてます。組立自体は一人で15分もあればできます。
付属の接続ケーブルは下記の4本です。
- DPケーブル(1.8m)
- HDMIケーブル(1.8m)
- USB-C to Cケーブル(1m)
- USB-C to Aケーブル(1m)
そして、設置するとこんな感じです。
外観
けっこう湾曲しているのですが、やっぱり、端っこの方は遠く感じます。
モニターは上下、左右、前後に可動します。
そして、端子はこんな感じで、かなり多いです。
LANポートまであり、必要なものは全てモニターに接続できるので、配線がかなりスッキリします。
また、正面には収納式のUSB端子があるので、見た目もスッキリな上に、使い勝手抜群です。
メニュー操作
背面に電源ボタンとジョイスティックがあり、手を裏に入れて操作する感じです。
各機器との接続
購入前はイマイチわかってなかったので、接続パターンとできることを解説します。
1.映像出力のみ
モニターに映像と音を出力するだけなら付属のHDMIケーブルやDisplayケーブルで接続するだけです。
2.USB機器とLANをモニターに接続する場合
キーボードやマウス、LANをモニターに接続してPCで使うには、追加で付属のUSB-C to CケーブルかUSB-C to Aケーブルを接続する必要があります。
PCとモニター間は2本のケーブルで接続するだけで、マウスやキーボードなども使えるようになり、かなりスッキリします。
3.ノートPCを接続する場合
USB-C対応のノートPCなら、USB-Cケーブル1本で接続するだけです。
なので、会社のPCを持ち帰って在宅勤務するときもケーブル1本でプライベートと仕事を瞬時に切り替えられるので、忙しい朝でもゆっくりできますよ。
4.PCを2台接続して、マウスなどを共有する場合
2と3を同時におこなえば、PCを2台接続してキーボードやマウス、LANを共有できます。
最初はPC1でキーボード、マウス、LANを使っていて、切り替え操作でPC2で使えるようになるということです。
画質
画素数は5120×1440でDQHDです。
なので、Nintendo Switchのゲーム画面を表示するとちょっと引き伸ばされて若干画質が悪く感じます。
ちなみに、1:1で表示するとこのサイズ感です。だいぶ引き伸ばされてることがわかるかなと。
PIP:ピクチャーインピクチャー
PIPは画面の中に別機器の画面を表示できる機能です。
PC画面の中にゲーム画面を表示するとこんな感じです。
また、小窓の位置は4種類、大きさ2種類、計8種類から選べます。
PBP:ピクチャーバイピクチャー
PBPは2つの画面を同時に表示する機能です。これはめちゃくちゃ使えます。
写真はPC画面とゲーム画面を表示している状態です。
また、左右は入れ替え可能ですし、どちらの音を出すか選択可能です。
ウインドウ位置の記憶
1画面表示から2画面表示、再び1画面表示にしたときのウインドウ位置が記憶されるか実験しました。
▼1画面表示→2画面表示(PBP)→1画面表示
▼2画面表示(PBP)→1画面表示→2画面表示(PBP)
KVMスイッチ:キーボード・ビデオ・マウス スイッチ
少し前述しましたが、KVMスイッチはモニターに接続している1組のキーボードやマウスなどのUSB機器を複数のPCで共有し、切り替える機能です。
例えば、PC1でキーボード、マウス、プリンター、LANを使っておき、切り替えるとそれらがPC2で使えるようになります。
あと、プリンター接続は便利です。ノートPCの資料を印刷したい時にモニターに接続するだけでプリンターにつながりますからね。
LAN設定
LANは設定によって、次の3パターンがあります。
- 連動して切り替える
- 切替時に選択する
- 手動で切り替える
これはPC1で作業していてPC2に切り替える時にLANを連動して切り替えるか、切り替えるかどうか確認されて選択するか、手動で切り替えるかを事前に設定できるという意味です。
例えば、PC1でゲームをダウンロードしている時にPC2でマウスやキーボードを使いたいときは手動で切り替えるようにすれば、ダウンロードが途中で途切れる心配がありません。
画面分割
専用の管理ソフトを使えば画面分割を設定することができ、ウインドウを動かすとその位置に配置することができます。
ただ、この画面配置機能を使うと、ウインドウが微妙に重なります。
そして、画面配置はかなり細かく用意されており、12分割までできます。
また、画面分割と表示するウインドウを登録しておくことができ、ワンクリックでその画面配置を再現する機能もあります。
スピーカー
スピーカーは9Wのものが左右に1つずつあり、内蔵スピーカーとしては可もなく不可もなくといったところ。
低音が弱いので、私は外付けのスピーカを接続しています。音声ライン出力ポートがあるので、接続は簡単です。
Dell U4924DW-AとDell U4924DWの違い
Dell U4924DW-AとDell U4924DWの違いは保証期間のみです。通常版は3年保証ですが、Amazon限定版は5年保証です。
Dell U4924DW-Aをおすすめできる人
Dell U4924DW-Aは下記に当てはまるの人におすすめできます。
- 配線のごちゃつきをスッキリさせたい人
- 普段はデスクトップPCだけど、在宅勤務でノートPCを使って仕事する人
- マルチディスプレイの分割線が気になる人
- プリンターやマウスを複数のPCで共有したい人
- 攻略サイトを見ながらゲームで遊びたい人
上記のとおりです。
結論:高いけど高機能で便利
本記事は「Dell U4924DW-A」をレビューをしました。
記事執筆時点で、私が購入したときの価格より2万円くらい値上がりしていますし、物価高の影響で今後も値上がりしそうなので、欲しいと思った時に買っといたほうがいいですよ。
それでは(^_^)/~
- ドッキングステーション機能が便利
- 配線スッキリ
- PBPが便利
- 前面に隠しUSBポートあり
- 高額
- PIPはアスペクト比がイマイチ
- 端は遠く感じる