本記事では、micro:bitを使う上で必要な考え方の「入力と出力」について解説します。
- micro:bitを使う上で必要な考え方【入力と出力】を解説
micro:bitを使う上で必要な考え方に「入力と出力」があります。
これを理解しているのとしていないのではプログラミングの理解力が変わってくるので、ぜひ覚えておきましょう。
これは「高専→大学→大学院→大手メーカー」でプログラミングをやってきて、つくづく思うことです。
micro:bitを使う上で必要な考え方【入力と出力】を解説
まず、「入力と出力」という考え方を図にするとこんな感じです。
もう少し言葉で解説します
これはmicro:bitを中心に考えると次のような意味です。
- micro:bitに入ってくる情報(信号)を「micro:bitへの入力」
- micro:bitから出る情報(信号)を「micro:bitからの出力」
つまり、「micro:bitさんに色々教えてあげるよ」というのが入力で、「micro:bitさんが色々教えてくれるよ」というのが出力です。
この「色々な処理」がプログラム部分です。そのプログラムを自由に作るということがmicro:bitをプログラミングするということです。
情報(信号)の具体例
では、ここで言う「情報(信号)」とはなにか具体的に説明します。
入力情報(信号)
例えば、「micro:bitのボタンAが押された」という情報(信号)がそうです。
ボタンAを押すということは「ボタンAが押されたという情報をmicro:bitへ伝える(入力する)」ということなんです。
「えっ、micro:bitのボタンを押すことがmicro:bitへ入力するってどういうこと?」となるかもですが、次のように考えるとわかりやすいです。
実はmicro:bit本体とは、あくまで計算する部分(CPU)のことで、それにボタンやLEDが一緒になっているものが「micro:bit」という基盤です。
ちなみに、CPUに情報を伝えるボタンなどの装置を「入力装置」と言います。
micro:bitには次の入力装置を搭載しています。
- ボタン×2
- 加速度センサー
- 地磁気センサー
- 明るさセンサー
- タッチセンサー(V2基盤のみ)
- マイク(V2基盤のみ)
各入力装置の使い方はそれぞれの解説記事をご覧ください。(編集中です。)
出力情報(信号)
一方、正面にあるLEDディスプレイは出力装置の1つです。
LEDを点灯させるということは、micro:bitが処理した情報を人間に分かる形で「出力」しているということです。
他にはスピーカーも出力装置です。micro:bitが処理した音のデジタルデータを人間がわかる「音」として出力してくれます。
その他の入力装置と出力装置
micro:bitには最初から搭載されている入出力装置だけでなく、別売りの入出力装置を使うことができます。
具体的に言うと、モーターや超音波センサーなどで、この端子につないで使います。
詳しい使い方は割愛しますが、この端子に超音波センサーをつなぐと、センサーが取得した障害物との距離情報をmicro:bitへ入力することができます。
また、この端子にモーターをつなぐことでモータに信号を出力し、モーターを動かすことができます。
他にも色々な入出力装置を接続できるので、オリジナルの装置を作れますよ。
まとめ
もう一度、入力と出力の関係を整理すると図のとおりです。
つまり、micro:bitをプログラミングするとは「micro:bitの外の世界の情報をmicro:bitへ入力し、それをもとに処理(計算)し、その結果を人間に分かる形で出力する」ということです。
入力と出力を意識して勉強しよう!
以上のように、入力と出力を意識しながらプログラミングを勉強するとかなり理解しやすいはずです。
今はまだピンとこないかもですが、プログラミングを勉強するときに「これは入力かな?出力かな?」と考えながら勉強するといいですよ。
それでは、micro:bitを楽しんでください(^_^)/~