以前レビューした「embot+ スターターキット」にはセンサー類を3つまで接続することができます。
今回はその中の一つ「環境センサー」の詳しい使い方を解説します。
▼本記事の内容
- 【embot+】環境センサーの使い方
環境センサーは温度、湿度、気圧を計測するセンサーです。
温度がわかれば、部屋の温度が高くなるとブザーを鳴らすプログラムを作ることができますよ。
【embot+】環境センサーの使い方
embot+コアと環境センサーの接続
まずはembot+コアに環境センサーを接続してembotアプリで使用できるように設定します。
詳しい設定方法は「embot+に別売りのセンサー類を接続する方法と簡単な使い方解説」をご覧ください。
環境センサーの仕様
環境センサーは温度・湿度・気圧を計測します。センサーの仕様は次のとおりです。
- 温度:-40℃~120℃
- 湿度:10%~90%
- 気圧:300hPa~1100hPa
出典:スイッチサイエンス
環境センサーで得られる値
それでは簡単なプログラムを作って環境センサーで得られる値を確認しましょう。
下記は環境センサーで取得した温度、湿度、気圧の値を表示するプログラムです。
ログの区切りとして「———-」を表示すると見やすいですよ。
プログラムの実行結果は次のとおりです。
センサーを温めたりして実際の値を確認してみてください。
環境センサーを活用したプログラム例
最後に部屋の温度が30℃以上になると赤いLEDを点灯させ、35℃以上になるとブザーで音を鳴らすプログラムを作ります。
つまり、部屋の温度とLED、ブザーの関係をまとめると次のとおりです。
部屋の温度 | 29℃以下 | 30°~34° | 35°以上 |
LED(赤) | 消灯 | 点灯 | 点灯 |
ブザー | 鳴らない | 鳴らない | 鳴る |
これをプログラムにするとこんな感じです。
実際に動作している様子は割愛します。温度を変えるのが難しいので…
以上が環境センサーの活用方法でした。
今回は紹介しませんでしたが、湿度センサーの値を使うプログラムにも挑戦してみてください!(気圧を使うことはあんまりないかもですね…)
他のセンサー類の使い方
また、他のセンサー類の使い方は下記をご覧ください。
それでは embot+を楽しんでください(^^)/~~~